瀬戸内海に面した広島県竹原市を後にして、一夜を過ごすべく向かうのは廿日市市のネットカフェ…。

九州リベンジ~Remix4~
2013年9月3日(火)午後9時50分 広島県・広島駅に到着
まあ今日はお目当てがあと1つ残ってはいるものの、大したものではなくネットカフェに向かうだけ。予定より早まったところで実害はあまりないはずだ…。

018.広島22:08発→五日市22:17着 普通375M・岩国行き モハ114-320
8両で後ろは黄色、中間車はリニューアルも何もない。しかしながら長時間乗るわけでもない。新井口の読みが"しんいのくち"であることなどすっかり忘れていた。

広島から11分で本日のJRは終了。そもそもJRだけなら単なる移動で終わっている。しかし阪神なんば線,京阪と御堂筋線と好きに乗って、そこから"竹原の町並み"を見てその仕上げに広島電鉄(広電)とあればどう言えばいいものやら…。

"狙いどおりの混沌"はともかく、橋上駅のJRに対して広電は地上駅だが直結している。無人駅だが整理券発行機があり、整理券をもって電車に乗ることとなる。本数も多めで、ホーム上の発車票によるとすぐ来るようだ。ここでは近鉄などと違って名鉄のICカードは使えないので、これにより現金以外の選択肢はないことが示される。

019.広電五日市22:28発→JA広島病院前22:39着 普通263・広電宮島口行き 3902B
しかし新車、少なくとも"グリーンムーバー"は来ず。3連接車体で後方に車掌もおり、運賃箱も"車掌の前"にある。やはりJRと比べても線路規格はよくなく、よく揺れて速度も遅い。その上駅間距離も短く、その数も多いため時間も長く感じてしまう。その分JRと比べれば、"細やかさ"と運賃の安さでこちらが勝る。

降りる駅は『JA広島病院前』。広電での11分が結構な長さに思えてから、運賃が140円なのは結構得した気分だろう。駅名のとおり、病院がすぐ横にある。国道に出れば『快活CLUB廿日市店』はすぐ目の先にあった。というわけで入店し、初日は終了。そして小作業をしつつ夜を明かした…。

9月4日(水)
快活CLUBはフードメニューも充実しており、朝専用(6時から)のお値打ち品も用意されている。これはひょっとすれば延長料込でも、コンビニより安上がりになるかもしれない。ついでに外は雨模様のようだ。

G06.朝カレー 190円
イチロー選手によって広まったとされる"朝食としてのカレーライス"。ルーそのものは全時間帯で注文できる物と同じ"ビーフカレー"だが、朝専用なので値段も手ごろながら量も控えめなのだろう。…コンビニで朝食を買うよりよっぽどコストパフォーマンスがいい。

そしてこの選択によって、当初立てた計画から遅れることとなったが…。

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外は結構な雨模様。料金は深夜8時間パックの1500円に、時間延長分と朝カレーの430円を加えることとなった。気温は高くないが、この雨で当然湿度は高い。

そして足元も悪い。しかし駅まで近いので大きな"被害"もなく『JA広島病院前』に着くことができた。昨夜と同様にホーム上の整理券発行機で、整理券を受け取ろう。

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そして"グリーンムーバー"が入ってきた。だが、この後に"想定外の混沌"が待ち受けようとは―

020.JA広島病院前7:34発→広島駅(8:41)着 広電2号線・広島駅行き 5009E
"ドイツからの輸入品"であることもそうだが、何よりも"近未来型の路面電車"として登場時よりその外観に魅せられていた。そして12年になろうかという今、ついに乗車を果たす。しかしせっかくの輸入車だが冷房の風当たりが悪いなど、日本ではさすがにヨーロッパ設計がしっくりこなかったようだ。席数も少なめで、乗車時点で全て埋まっていて座れない。

広電廿日市でも座席は空かず。JRと並走を続ける。降車客がいないわけではないが、それ以上に乗る客ばかり。五日市でも座れない。

外が大雨ながらここまで座れずとも順調ではあったが、動きが悪い。どうも先行列車が遅いようで詰まっている様子らしいが、それでもどうにか広電西広島に到着。

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路面電車となる市内区間に入り、ここまで対距離制だった運賃が均一制に。JA広島病院前からの場合どこで降りても運賃が250円となる。前後して無事に座れたが、新たにトイレ問題が浮上。

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観音町,天満町とかなり狭い電停が続くが、見る限り安全地帯があるかどうかすら怪しい。

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続く小網町は安全地帯がないようで、かつて岐阜市内線にあったような"グリーンベルト"しかない。

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土橋からは系統が複雑になるのか、乗り場上の発車票がフルカラーLEDに。車両も"単車","連接車","低床"が一目でわかる。雨は相変わらず、それは旅行班の熱意を奪うように降りしきる。元々過密ダイヤなのか、今日に限って各所がおかしいのか。制限範囲内のスピードすら全く出ず、胃腸も一進一退の攻防が続く。

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原爆ドーム前に到着するも、この状態での下車は望ましいものではない。外から旧市民球場跡を見るも、とっくに解体が終わっている。相変わらずペースは上がらない。

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乗客はといえば、途中の停留所で段々と降りて行っている。混雑が和らぎながら的場町まで来たが、ここまでが長ければあと少しの距離も長い。

こうして時刻表上で通常67分のところを、100分前後かかってなんとか広島駅にたどり着いた。行きと同じく車両後方の運賃箱に整理券と現金を入れて出るも、ホーム上にも係員と運賃箱がありタイムロス。そしてトイレへ駆け込む…。

めぐみ「…セーフ。」

(つづく)