イメージ 32

名古屋近郊以外の方、国道302号というのをご存じだろうか?これは『名古屋環状2号線』の一般道路部分が国道指定されているもので、起終点は国道1号と交差する名古屋市中川区にあるかの里東交差点。

イメージ 34

それに興味を持ち始めたのはとっくの昔、まだほとんどが暫定2車線だった頃のこと…。

イメージ 33

環状道路ではあった国道302号も、全線開通までにかなりの時間を要していた。昔の写真をネット上で見つけては無性に気になって仕方なかった。何よりも開放感ある中で2車線対面通行…。

イメージ 35

時は流れ整備が進み、2011年3月に一般部が全線開通。これは高速部分の名古屋南から高針(内回り基準)までの開通と並行したものであったが、同時にJR中央西線の高架化が完了したことで実現した。

イメージ 36

だが現在に至るまで港区の一部と、中川区から春日井市までの区間(外回り基準)しか恒常的な縁がなかった。そこで衝動的になってしまったのが2012年11月24日。あま市甚目寺から外回りで名東区上社まで自転車で走破してしまった。その後も2013年4月25日に名東区上社から天白区平針、6月27日には飛島村からあま市甚目寺までを走破。

イメージ 37

そして10月28日にはGoogleストリートビューで公開されていない、天白区平針から緑区有松までを走破した。緑区南大高から東海インターの間はGoogleストリートビューで間に合わせることができるので、それを除いた残りは約2km程度。考えればここまでよくもやってしまったと思う。

イメージ 38

奇しくもそのきっかけは、衝動的になる1か月前の大高緑地公園だった…。

2013年11月15日(金)午後1時50分 愛知県・有松駅
イメージ 1

今回はこれまでのシリーズと違い、有松駅までは名鉄電車を利用。有松からJR南大高までを徒歩で踏破しよう。雨は大丈夫そう。

イメージ 2

有松の町並みはパス。静岡までは167kmと遠い。

イメージ 3

左手には住宅地が広がる。ところでこのあたりが"宅地造成工事規制区域"となっていたのだが…。

イメージ 4

1年前も同じ道路情報案内を見たが、やはりフォントが違っている。今日は国道302号を左に進こう。

イメージ 5

いきなり上る。奥には高層マンションが立ち並ぶ。

イメージ 6

側道はすぐなくなり、歩道も窪んだ形状となる。そもそも1年前は工事中で通ることもできなかった。

イメージ 7

さらに側道となるであろう部分が工事中。歩道も舗装しきれていない。

イメージ 8

マンション群を抜けると左手に公園があり、立ち並ぶ家々を望める。

イメージ 9

そこから側道が"復活"し、左手は住宅地となるが見るからに新しい。

イメージ 10

見る限り上りはまだ続くようだ。

イメージ 11

だが歩道は通行止のため、迂回を強いられることとなった。左手は住宅地帯だが…。

イメージ 12

新しく開発されたというイメージが強かったがすべての家が(環状2号開通時点で)新しいというわけではないようだ。程なく側道に復帰。

イメージ 13

まだまだ上り坂だが"頂点"が見えてきた。左手には農地も見られ、正面奥には対面通行の標識が…。

イメージ 14

しかしセンターラインも何もなかった。"頂点"からは一気に下りとなる。本道は掘割構造でいいのだろうか?勾配が緩く設定されており、側道から見下ろせる。

イメージ 15

下りきると側道が本道の下となり、くぐる道もある。中央部分は高速のはず…。

イメージ 16

高速部分は見事に塞がれ、その上に太陽光パネルが置かれている。

イメージ 17

再び歩を進めるも、大規模工事でまた迂回する羽目となる。

イメージ 18

迂回路は細かな起伏のある住宅街だが、戸建だけではなくアパートもある。

イメージ 19

側道に戻ればまた上り坂だが、名古屋南ジャンクションまで1kmを切った。

イメージ 20

右手は本道と高速部分を挟んで緑地帯が広がり、開発の手は及んでいない。

イメージ 21

登りきれば当然下りとなる。左は何度見ても理由なく気になってしまう新しい家々だが、入口がこちら側を向いていない。

イメージ 22

その先で開けたかと思えば、そこからは本道横にある歩道を通ることになる。名古屋南ジャンクションはすぐ近くにあり、高速部分にある案内板が歩道からでもはっきり見られる。

イメージ 23

一般部分は橋をまたいで下っており、有松インター以来の上下関係が逆転する。

イメージ 24

橋から見れば、新幹線と東海道在来線がほぼ並走している。国道はその上をまたいでいる。

イメージ 25

その横は水主ヶ池と、奥に伊勢湾岸自動車道。2014年度に新東名高速とつながり、四日市から御殿場まで1本で結ぶ予定。

イメージ 26

一方で国道302号の歩道は、階段を降りた先がまた工事中で通れない。

イメージ 27

今日は先に進むわけでもないのだが、高架下をくぐろう。反対側の階段はまだ工事中だ。

イメージ 28

名古屋南ジャンクションに到着、…としておこう。この先はGoogleストリートビューがあるので、無理してまで見に行く必要もない。基本的には側道のある片側2車線で、西区から春日井市に似た雰囲気。東海インターに近づくと登りになり、片側3車線ながら庄内川大橋に近い印象を持つ(またぐのは川ではなく名鉄常滑線)。程なく内側から東海インターの出口が合流し、国道247号と交差。東海インターから高速に入るが、飛島インターを出るまでの『名港トリトン』は"国道の自動車専用道路"となる。

イメージ 29

イオンの駐車場を通って、南大高駅に向かう。

イメージ 30

南大高に着けば普通列車が発車していた。通路からはまた家並みを望む。

イメージ 31

下をキヤ95が通過。

残りの南大高から東海インターの間はGoogleストリートビューで間に合わせることができるので、あえて出向く必要はないかと思っております。
(環状2号完全踏破 終)