お待たせしました。リニューアル完成披露は今回がメインです。

~南側の住民が乗り遅れる駅~
涼子「説明もういらないから早くして。」

あま市公式サイトによると、国の『まちづくり交付金』事業を活用して木田駅周辺の整備を進めることを計画していました。今回の南口がこれにあたり、都市計画道路木田駅前線と合わせて3月31日より全面供用が開始されたようです。
※以下、Googleストリートビューでは計画段階だった2008年の姿を見ることができました。現在は更新されて2012年11月当時の姿になりましたのでそちらもご参照ください。
涼子「ビフォーアフターじゃないじゃん。」
めぐみ「ここからなの。」

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(Googleストリートビューより引用、現在は差替済)
南口広場のある場所には、もともと駐車場とアパートが並んでいました。
めぐみ「昔からここ不思議と来なくて…、用事もないし。」
涼子「そりゃ駅も北側しかなかったし、用もないのにね?」
めぐみ「あ…、私のとこならあったかも。」

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南口完成に伴ってアパートは取り壊され、ロータリーが設けられました。
涼子「これで使う用事もできたってことよね。」
めぐみ「…そうしようか。」
涼子「いや、そうしようかじゃないよ。」

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2年後になるとそれが見事に一変。大規模なロータリーへと生まれ変わりました。これで南側の住民も家族の送迎に困りません。
めぐみ「こういうときauのCメール使うんだけど。」
涼子「…それさ、どうなの?」
めぐみ「え、ダメ?」
涼子「そうじゃなくって、その携帯の裏よ裏。」
めぐみ「もうこれ6年目…、だもん。」

携帯の話はさておき、道路の境目にはフェンスも追加で取り付けられています。

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駐車場のあった部分は南口完成前からしばらく、自転車置き場として機能していました。
めぐみ「これ結構便利だったのに。」
涼子「結局自転車の意味なさそうだから、今までと同じ北側のとこ使ってるわけね?…別にダメなんて言わないよ?」
めぐみ「歩きなら近いしいいよ。」

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仮のロータリーを経て、完成後には雨除けとなる屋根が張り巡らされました。これでもう迎えを待つ間に雨に濡れることもないでしょう。
めぐみ「…そうでもないかも。」
涼子「何を今さら、横殴りじゃ意味なくなるとかって言いたいの?」

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中央はタクシー用の待合場所となり、オレンジ色の段差によって明確化してあります。時計も立ち、時間も一目でわかります。
めぐみ「…私そこまではちょっとわかんなかった。」
涼子「見ただけじゃわかんないよね。」

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(Googleストリートビューより引用、現在は差替済)
アパートの隣には、自転車置き場を挟んでこれまた2軒の古びたアパートがありましたが…
めぐみ「そうそう、来てないイメージはこっちのほうが強かったの。」
涼子「…わかった。」
めぐみ「ここから見ててよ…」

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なんということでしょう…!アパートなどまるで最初からなかったかのように、面影すらなくなったではありませんか。
涼子「…壊しちゃえば何もなくなるもんだし。」
めぐみ「そうかな?」
涼子「普通そうゆうもんでしょ?」

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駅前広場の完成によって、これまで中途半端だった外観も統一感ある機能的なものへと大変身。照明もあるので、夜間でも安心して利用できます。
涼子「でも桜といい感じにマッチできたんじゃない?」

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駅前に完成したのはこれだけではありません。駅前に続くように2車線の道路が完成し、南北格差は完全に解消。"あま市の代表駅"としての風格も確固たるものとなりました。
涼子「だから格差だなんて言いすぎだって。」
めぐみ「本当、そうだったの。」

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2車線の道路は南側に伸び、南側の住民もこれで時間を気にすることなく駅に向かうことができます。
涼子「いや、時間は気にしてよ。乗り遅れたらどうしてくれるの?」
めぐみ「わかってます…。」

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(Googleマップより引用、現在は差替済)
地図を見ると、ロータリーに位置するところにまだまだ建物がありました。※しかしながらGoogleマップも更新されますので、これはその前のものです。
めぐみ「ここから完全じゃないの入ってて、それごちゃごちゃしてるから参考までに。」

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(Googleストリートビューより引用)
ここから目の前を少し進んだ右側にも新しめのアパートがありましたが、"移転"したようです。
めぐみ「…しかも建物ごと。」
涼子「そういう、長いこと住んでなきゃわかんないことここで言うかな?」

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そしてできたのがアプローチとなる2車線道路。新しい道路に対しこちらが一旦停止を強いられることとなりました。しかしこれも将来、南側へさらに道路が延びる時のため。
めぐみ「本当、延びるといいけど。」
涼子「そういえばさ、昔よく"いかにも未来"っての考えてたんじゃない?」
めぐみ「…それ面倒臭くなってやめちゃった。」

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マンションを過ぎると、さらに歩行者専用の通路まで設けられています。もはや今度は北側の住民から要望が起きるのではないかという、充実ぶりを見せてくれました。
涼子「また?いい加減やめたら?」
めぐみ「できちゃったもんはしょうがないよ。」
涼子「言い方よ。」
めぐみ「終わったらもう差別だなんか言わないしいいじゃん。」

こうして3月31日に完成記念式典が執り行われ、供用開始となりました。果たして駅南側の住民は、喜んでくれるのでしょうか?
めぐみ「あ、お金とかそういうのわかんないからなしで。」

…一応終わりました。
涼子「これで終わり?」
めぐみ「終わり。」
涼子「そうならこれでもう思い残すことなんかないんだし。」
めぐみ「…正月のまだ終わってない。」
涼子「じゃあ早く仕上げちゃってよ。」