せっかくの300回記念なのにこの体たらくぶり。まあまとめてなら…。
ひな「先生…、続きまだですか?」
じゅん先生「わかってたのね。」

3年生になった彼女たちと、美人で背も高い転校生。これは黒坂なぎさが転校して間もない頃の話…

176cmもの身長はコンプレックスでしかなかった転校生の黒坂なぎさ。
そんな転校生の友人関係に迫る鶴岡まきだったが、いい思い出がないのかただ離れようとしたなぎさ。そして転校生はカッとなってしまい、まきを突き放してしまう。
そして誰もいなくなるのだが、それはなぎさにとって慣れてしまっていたことであった…。
ただでさえ話しかける勇気がなかっためぐみ、自分は違うと言いつつ密かに利用しようとしていたももか、あくまで話がしたいだけだったまき。
しかしなぎさも後悔していた。突き放すつもりはなかったのに…。
気付けば避けられるようになったなぎさ。話すことすらままならないなぎさにとって、友達付き合いなど夢のような話。現実ではできないとあきらめすらついていた。なぎさは塞ぎ込むようになっていた。
そんな中、めぐみは幼馴染である涼子の前で、なぎさの身を案じたのか泣き出してしまった。めぐみの扱いに長けている涼子にとっても、様子がいつもと違うことは明らかだった。そして、その一部始終はなぎさに聞こえていた。私が彼女を泣かせた…、なぎさはそう感じた。
そして連休前のこと…。
ももか「連休どうなのよ?」
めぐみ「どっか…」
ももか「行きゃいいんでしょう一緒に。もうわかってきたの、何言うか。」
どうせまた見知らぬ地に連れられる。ももか自身はそれでよかったのだが、同義的に問題があるように思っていた。そこで転校生に怒ってもらおうと考え付いた。

なぎさ「何だよ…?」
ももか「アンタにちょっと手伝って欲しいの。」
なぎさ「……。」
ももか「ついて来なさい!」
そして…

めぐみ「え…、黒坂さん…?」
ももか「言っとくけど、この人はどっか行きたいからってね、私を連れ回すの。」
めぐみ「いや…、そうじゃなくって…、私が出かけるからせっかくならと。」
ももか「この前なんて身延線とか加古川線とかわけのわからない…」
しかし、転校生の反応は誰もが予想しないものだった。何せ転校生のことで泣いていためぐみがここにいるのだ。

なぎさ「…、私も…」
めぐみ「え…?」
ももか「何、はっきり言いなさいよ。」
なぎさ「一緒…、いい…?」
めぐみ「一緒って…?」
ももか「まさか…」
そして転校生は意を決して言い放った。
なぎさ「私も…、一緒に…、行かせてくれないか!」

めぐみ「へ?」
ももか「まさか…」
もう引き下がるわけにはいかない。
なぎさ「私も…、その旅に…、一緒に…、行かせて欲しいんだ!」
そして、彼女の何かが壊れた

ももか「…何、何言ってるの?いいの?どうなっても知らないわよ?」
なぎさ「……。」
そして、彼女の目から…
めぐみ「あれ…?」
なぎさ「うっ…、うう…」
ももか「…何したのよ?」
めぐみ「いや…、あの…」
ももか「…謝りなさい。」
めぐみ「ああごめん。」
ももか「私じゃなくて、黒坂さん…」
なぎさ「私なんか…」
ももか「どうしたのよ?」
なぎさ「私なんか嫌われればいいんだ!!」
まき「……。」
めぐみ「……、グスッ…、うっ…、うう…、うあああ…!!!」
彼女に話しかける勇気もなく、気を遣いつつ、彼女を助けてあげたかっためぐみが、一番聞きたくない言葉だった。めぐみは彼女に対し、泣くことしかできなくなってしまった。
そんな光景を目の当たりにしたももかは転校生に詰め寄った。そして、彼女を一発平手打ち…

ももか「バカ言わないでよ!!私がアンタのこと嫌うとでも言うの!?上等じゃない!バカ!クズ!」
涼子「ちょっと!そこまで言わなくても…」
まき「私のせいです…。私がしつこかったからです…。」
涼子「しつこかったって…?」
まき「黒坂さんと話したかっただけなのに…」
彼女と友達になるため、話しかけたまき。彼女が答えたくないにもかかわらず迫り続けて突き放され、結局彼女を避けていた。しかしどう反省しても謝れない。

涼子「あのね…」
なぎさ「私なんだ!私が…」
涼子「めぐみ…、あんまり自分からっていうのないし、何かされると泣いちゃって…」
なぎさ「……。」
涼子「でも何も悪いことしてないんでしょ?」
なぎさ「悪いこと…、私の…」
涼子「何か言っちゃいけないこととか…、それじゃない?」
なぎさ「…したかもしれない。」
黒坂さんと友達になるため、せっかく話しかけたまきを突き放してしまった。その結果クラスメイトから避けられてしまった。そしてそれを見ためぐみは何も出来なくなってしまった。

涼子「めぐみも鶴岡さんも一緒。友達になりたかっただけ。」
なぎさ「……。」
涼子「2人ともそうよね?」
まき「そうですけど…」
もちろんめぐみもそうであった。
涼子「姫ちゃんは…?」
ももか「な、何言うの…?私は別に…」
ももかは素直になれないでいた。

涼子「黒坂さん聞いてくれる?」
なぎさ「……?」
涼子「私から言うのも変だけど、めぐみの友達になってほしいの。私もちょっと心配になっちゃうし…」
めぐみと涼子は幼馴染で、めぐみは涼子に頼ってばかりだった。しかし、めぐみは孤立する転校生を心配していた。
涼子「それと…、私も黒坂さんの友達になりたいな…。」
なぎさ「私…、なんかで…?」
涼子「みんなそう思ってるんじゃない?」
素直になれないももかは素っ気ない態度をとる。

ももか「…アンタなんて知らないから。」
まき「あ、ちょっと…」
涼子「……。」
わかっている。わかっているのに…

ユジン「…これで終わりですか?」
じゅん先生「いやいや、実はまだあるの。続きはまた別の機会でいいかしら?」
ひな「はい…、では失礼しました。」

達彦「あの…、お取り込み中すみませんが、オレは?」
そして終わらないと言うオチ。構成酷過ぎ。