間が開きましたがもうすぐ一応300回。その記念に何を流すか…。あった。とりあえず作っていたのがあった。よって構成は相変わらず滅茶苦茶で、また焼き直しかと思われますが見ていただければと思います。今回からの数回は完全フィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません。

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ひな「皆さんお久しぶりです。後輩の斉藤ひなと、ユンちゃんです。」
ユジン「こんにちは。」
ひな「今回だけど…、一応ここ300回記念なんだよね?」
ユジン「どうしました?」
ひな「300回記念なのに何もしていない私たちでいいのかなって…」
ユジン「そう…、じゃあ先生に聞いてみる?」

じゅん先生「よく来たわね。」
ひな「先生…、何かあるんですか?」
じゅん先生「実は2人に話したっけ…、私ののなんだけど…」
ユジン「ぜひお願いします。」
春は出会いの季節、彼女たちは3年生になった。
男子A「おい聞いたか、転校生来るんだって。」
男子B「ああ知ってる、何でも凄い美人らしいってさ。」

周りは転校生が誰なのか、その話題で持ちきりだ。

そして、そのときが訪れた。
現れたのは、噂どおり美人で、背も高い

転校生「黒坂なぎさです。」
それは、運命の始まりに過ぎなかった―

転校して間もない頃…

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まき「私、鶴岡まきって言います!」
なぎさ「あ…、ああ。」
まき「黒坂さんってどうしてそんなに大きくなったんですか?」
なぎさ「……。」
まき「教えてください!」
なぎさ「…別にいいだろ。」
176cmもの身長はコンプレックスでしかなかった。

まき「黒坂さんの前の学校ってどうだったんですか?彼氏とかいないんですか?」
なぎさ「…別にいいって。」
まき「絶対もてるのに、モテないんですか?」
なぎさ「……。」
友人関係にも迫るまき、ただ離れたい転校生。

女子A「まきばっかりずるい!私だって黒坂さんと話したいんですよ?」
まき「まだ何も話してくれないのよ!?」
女子B「私だって、話したいのに…」
女子C「わたしも…」
そして…
まき「どうして何も答えてくれないんですか!?みんなもっと黒坂さんと話したいんですよ!?」
女子A「私なんかまだ…」
女子B「教えてくれたっていいじゃないですか!」
なぎさ「うるさい!話しかけるな!!!」
ついカッとなってしまった…。
女子C「…、ご…、ごめんなさい!」
女子A「あ…。どこ行くの!?」
まき「…もういいです!」
そして誰もいなくなる。だがそれは転校生にとって慣れてしまっていたことであった…。

まき「黒坂さんってひどい!話したいだけなのに話しかけるなって…」
めぐみ「え…、そんな…」
達彦「オレもさ、告ろうと思ったのにさ…」
ももか「悪いけど、私はアンタと違って余計なことしないの。」
まき「余計じゃないです!話したいだけなんです!」
ももか「アンタ…、しつこいのよ。」
達彦「オレは?」
ももか「アンタは黙ってなさい。」
ただでさえ話しかける勇気がなかっためぐみ、自分は違うと言いつつ密かに利用しようとしていたももか、あくまで話がしたいだけだったまき、そして無謀にも告白しようとした達彦。しかし転校生も後悔していた。突き放すつもりはなかったのに…。でもまだ間に合うかもしれない。

なぎさ「あ…、あの…。」
まき「…ごめんなさい、私やっぱりいいです!」
そして避けられるようになった転校生。話すことすらままならない転校生にとって、友達付き合いなど夢のような話。現実ではできないとあきらめすらついていた。

涼子「あれ…、転校してきた黒坂さん?」
なぎさ「……。」
涼子「黒坂さん…?」
転校生は塞ぎ込むようになっていた。

涼子「あ、めぐみ、さっき黒坂さんと話そうとしたんだけど…」
めぐみ「……、グスッ…」
涼子「めぐみ…、どうかしたの?」
めぐみ「……、黒坂…、さん…、グスッ…、かわい…、そう…」
涼子「黒坂さんが…?ねえ、どうしたの?」
めぐみ「…、涼子…、ちゃん、うう…、助…、けて…」
涼子「ああわかったから。泣かなくていいから…」
その一部始終は転校生に聞こえていた。私が彼女を泣かせた…、転校生はそう感じた。

そして物事は進展しないまま、連休前まで過ぎていた。

じゅん先生「まだ続くよ。」
ユジン「続くって…、次300回目ですよ?」

背景画像:異教徒たちの踊り
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