春の超大型プロジェクトも遂に最終日を迎えます。初日は名古屋から博多への単純移動だけ、2日目は門司港、佐賀、西唐津と回ってヤフードームでのオープン戦。そして3日目は熊本から由布院を回り、大分から広島へとたどり着きました。迎えた最終日はもう九州ではありませんが一続きですので『九州篇』とさせていただきます。最終日も何か起きそうな予感です。


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第11夜

2009年3月26日(木)午前0時 広島県・広島駅南口のネットカフェ
さくら「ここ会員制…?」
このネットカフェを事前に調べてあったのだが、会員制であることを見落としていた。
さくら「でもよかったよ、入会無料で。」
ももか「そんな重要なこと見落とすなんてね…」
ともあれ新規会員となり、結局夜間コースでの『宿泊』となった。しかしこのとき、この後起こる出来事を象徴するかのようなミスを犯していた。

午前5時34分 広島県・広島駅南口
そして迎えた最後の朝…。
ももか「あのさ…、自分で買っておいてティッシュ入口に忘れないでよね。」
なぎさ「そうなのか…」
めぐみ「入ったらないなって…。」
ももか「ティッシュ持ってきたのに忘れるなんて…。まあそんなのいいわよ。」
めぐみ「ああ、今日?宮島だよ。」
ももか「宮島ってあの有名な?」
なぎさ「そこ以外に何が?」
ももか「あ…、そう?」
めぐみ「昨日期待していいって言ったよね?」

最終日スタート!!

1.広島5:51発→宮島口6:16着 普通1521M・下関行き モハ115-2013
1発目は下関のフェイク。幸先のいいスタートと言っても過言ではない。
ももか「また朝の…、暗いうちから出ることもないのに…」
さくら「いいじゃん着いたときもう明るいし、人もそういないから落ち着けるし。」
なぎさ「まあ…、そうだったけどさ?」
ももか「それでいいじゃん。で、宮島の次は?」
なぎさ「早いな…。」
めぐみ「とりあえず岡山戻って…」
そこからは2通りのプランを立てていた。
(1)岡山から津山線、姫新線と回る
(2)岡山から四国に渡り、観音寺まで乗車
めぐみ「それで…、また四国にしようかなって…。」
ももか「四国って、九州行くって言って四国も?」
めぐみ「いいと思ったんだけど…。」
ももか「…四国でいいわよ。姫新線またどうせ乗るんでしょ?」

辺りが明るくなってきたところで宮島口に到着。全国で唯一18きっぷで乗れる宮島航路はここからしばらく歩いたところから出ている。
さくら「昔は線路無かったから四国や北海道に行く連絡船が出てたんだけど、ここはその生き残りで…」
ももか「ああ…、そうなの?」

2.宮島口6:25発→宮島6:35着 航路3・宮島行き みせん丸
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さあいよいよ乗船だ。寒いがせっかくなのでデッキに出てみよう。
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めぐみ「きれいな朝ね…」
なぎさ「気持ちいいな…」
めぐみ「私、海から一度夜明けを迎えたかったのよ。」
なぎさ「それいいよな。今見たけど…」
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めぐみ「でも晴れた朝ってなんでこんなに気持ちいいんだろうね?」
なぎさ「…前にも言わなかったかそれ?」
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早朝便なので大鳥居近くを通らず、遠めで眺める。程なく宮島に到着。

なぎさ「本当いいとこだな…」
さくら「朝来てよかったじゃん、気持ちいいし。」
何もない平日朝6時半過ぎの宮島で観光客は当然少ない。向かうはもちろん厳島神社。
ももか「そりゃそこ行かなきゃ気体見ないもん、当然よ。」

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厳島神社まで海沿いの道を歩いて向かう。やはり海沿いは気持ちいい。
ももか「…朝の散歩じゃなくって?」
さくら「そうなっちゃう?」
なぎさ「観光だって、一応。」
ももか「まあいいけど…。それとそのティッシュこそ何とかならない?」
めぐみ「だって私花粉症よ?」
ももか「はいはい…。」

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いよいよ世界遺産でもある厳島神社へ。一対の狛犬がお出迎え。

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本殿へは拝観料が必要で、時間もないので離れたところから見て終わる。
めぐみ「だって45分しかないし…。」
ももか「だったら四国行かなくてもっと観光してもいいんじゃない?」
なぎさ「戻るぞ。」
ももか「あのね…、話聞いてる?」
さくら「次だってあるんだから、もう時間ないよ。」
ももか「……。」
めぐみ「…もうちょっといい?」
なぎさ「何を?」
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ありがとう安芸の宮島。次こそはもっと観光しよう。

3.宮島7:20発→宮島口7:30着 航路6・宮島口行き みせん丸
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帰りは暖房の効いた客室で過ごす。

しかしこのときある重大なミスを犯していたのであった。
接岸後、一行はその事実に気付くこととなる―


今回利用した宮島連絡船、厳密には2009年4月から『JR西日本宮島フェリー』による運行となりましたが、青春18きっぷは引き続き利用できます。さて、最終日は九州ではありませんが決して消化試合だと思わないでください。