春の超大型プロジェクトも9回目になります。九州は電車ばかりが全てではありませんが、これまで乗ったディーゼルは国鉄型のキハ47でした。そして満を持して九州型のディーゼルが登場します。813系と同じく赤い彗星をイメージしてください。
九州篇・第9夜
2009年3月25日(水)午前9時18分 熊本県・熊本駅
あれはもしや…
さくら「ひょっとしてあれじゃない?」
さくら「ほら、やっぱり。」
ももか「SLがどうかしたの?」
なぎさ「今度また走るからって?」
そう、この度SL人吉が復活することになったのだ。この日、豊肥本線用のホームに展示用として入っていた8620形、58654号だが以前に修理不可能とまで言われた故障を引き起こしていた。後に奇跡的に修復可能となり、今回の復活となった。
ももか「…今度お願いね。」
3.熊本9:31発→久留米10:57着 普通334M・鳥栖行き クモハ815-27
由布院へは一旦久留米まで戻らなければならない。さっき発車した列車は817系だったのに…。
ももか「あの…、アンタがたがご不満なところでこっちは何一つわかりませんよ。」
さくら「別に不満とかそういうわけじゃないよ?」
ももか「だったら何よ…」
なぎさ「これ行き乗ったけどさ、さっき行ったのは昨日乗った…」
ももか「アレは良かったわよ?もう今このロングのに乗っちゃったじゃない。もう何言っても文句よ。」
さよなら熊本…
さくら「そっちこそ不満でも?」
ももか「もっとさ、九州満喫しようとかそういうのない?」
めぐみ「九州満喫してるよ?」
ももか「…結局4日間野球以外に何するのよ?九州でもネットカフェでさ、…ティッシュ買ってる場合じゃないのよ?」
さくら「じゃあこれから由布院で何すればいい?」
ももか「時間何分あるのよ?」
めぐみ「予定だと41分あるからちょっとばかり…」
久留米まで86分、いくら斬新且つ魅力的な九州の電車でもロングで長距離はキツい。
4.久留米11:11発→由布院13:34着 普通1843D・由布院行き キハ220-208
ここから久大本線に入り、非電化となる。乗り込むはキハ220の200番台。車内はロング、クロスともあり、肘掛など木製部分が多く柔らかめの印象だ。しかしすでにクロスは埋まっていた。
ももか「これいいのに、クロス狙わなくても…」
めぐみ「ダメだって。」
さくら「でもテーブル付きなんてなかなかないよ。あとさっきのアルミっぽいのと違っていいじゃん。」
なぎさ「このロングだって捨てたもんじゃないぞ。後ろなんかオールロングだ。」
ロングも1人ずつ分かれており、2人おきに木製の肘掛が付く。さすが九州クオリティ。
しかしこの車両は窓ガラスに細工が施してある代わりに日よけカーテンがない。結果、まぶしくはないのだが暑くなる。途中の日田までの1時間は長いような短いような…。そして座席が空く気配はない。
ももか「日田って何かあるの?」
めぐみ「日田ね…。降りるつもりも無かったし調べてないの。」
ももか「…いいよ今回は。それより由布院よね?」
よくよく考えれば当たり前。そして由布院まではさらに1時間強だ。景色は平坦な緑から一転し、山間部を走る路線に…。
こうして、なんとか由布院に到着した。
なぎさ「せっかくだけどさ、41分しかないんだ。」
ももか「…いいよ。いつも飛ばしっぱなしで無視だもん。アンタたちにしちゃ頑張ったんじゃない?」
ということで、駅前に出てみると由布岳が美しくそびえ立っていた。
さくら「もうちょっと見てこうよ。」
ももか「いいけど、それどうにかならない?」
めぐみ「…私のこれ?ティッシュ?」
ももか「お土産でもなんでもないのに…」
こうして、デザイン的にも優秀な由布院駅、その周辺を散策することとなった。
さくら「だからなぎ姉1人でソフトクリーム食べるなって。」
駅に戻った一行は…
めぐみ「あれは…?」
なつかしのディーゼルとトロッコ車両だ。由布院にはトロッコも走っており、次の南由布までの『トロQ列車』は指定なしで利用できる。
めぐみ「見てきていい?」
なぎさ「いいけど、乗り遅れるなよ。」
まずはキハ65から見ておこうか。
めぐみ(1回座ってみたかった椅子だ…)
昔あった18きっぷ本で四国の改良座席として載っていたものだが、その一部は九州に来ていた。続いてトロッコ車両へ。
めぐみ(1回こういう…、風浴びながら乗ってみたい…)
最後にキハ58。
めぐみ(あ、すごい。グリーン車のじゃない?)
座席はリクライニングしていたグリーン車用の椅子。座り心地は当然よい。
しかし今回は先を急ぐ旅。トロッコに乗ることはできない。乗り込む列車だが、実は久留米から乗り通し可能なものであった。クロスもまた埋まっていたので、今度は後ろの車両にしようか。
5.由布院14:15発→大分15:15着 普通4853D・大分行き キハ220-1504
オールロングで、黒系の座席とグレー系の壁で温もりなどの九州クオリティは一切感じない。
なぎさ「…つまらんな。」
めぐみ「ごめん、私がトロッコに気を取られてたばかりに…」
なぎさ「いいって。」
ももか「私は気持ちよかったけどね。」
大分まではさらに1時間…。
めぐみ「乗るのだけなら阿蘇でもよかったかな…?」
ももか「遅い。」
大分からは特急列車に乗るため、一度改札を出ることに。
ももか「特急で、次は…?」
!?
ももか「…大分まで来て何もしない気?」
なぎさ「考えてみろ、九州来るのに1日かかった。帰りはどうだ?」
ももか「かかったけど…、じゃあもうこれで…」
めぐみ「まあ、まだもうちょっと九州あるからさ。」
次回、とんでもない場所へ!?
福岡、佐賀、熊本に次ぐ4県目は大分でした。さあお次は一体どこなのでしょう…?
九州篇・第9夜
2009年3月25日(水)午前9時18分 熊本県・熊本駅

さくら「ひょっとしてあれじゃない?」

ももか「SLがどうかしたの?」
なぎさ「今度また走るからって?」
そう、この度SL人吉が復活することになったのだ。この日、豊肥本線用のホームに展示用として入っていた8620形、58654号だが以前に修理不可能とまで言われた故障を引き起こしていた。後に奇跡的に修復可能となり、今回の復活となった。
ももか「…今度お願いね。」
3.熊本9:31発→久留米10:57着 普通334M・鳥栖行き クモハ815-27
由布院へは一旦久留米まで戻らなければならない。さっき発車した列車は817系だったのに…。
ももか「あの…、アンタがたがご不満なところでこっちは何一つわかりませんよ。」
さくら「別に不満とかそういうわけじゃないよ?」
ももか「だったら何よ…」
なぎさ「これ行き乗ったけどさ、さっき行ったのは昨日乗った…」
ももか「アレは良かったわよ?もう今このロングのに乗っちゃったじゃない。もう何言っても文句よ。」
さよなら熊本…
さくら「そっちこそ不満でも?」
ももか「もっとさ、九州満喫しようとかそういうのない?」
めぐみ「九州満喫してるよ?」
ももか「…結局4日間野球以外に何するのよ?九州でもネットカフェでさ、…ティッシュ買ってる場合じゃないのよ?」
さくら「じゃあこれから由布院で何すればいい?」
ももか「時間何分あるのよ?」
めぐみ「予定だと41分あるからちょっとばかり…」
久留米まで86分、いくら斬新且つ魅力的な九州の電車でもロングで長距離はキツい。
4.久留米11:11発→由布院13:34着 普通1843D・由布院行き キハ220-208

ももか「これいいのに、クロス狙わなくても…」
めぐみ「ダメだって。」
さくら「でもテーブル付きなんてなかなかないよ。あとさっきのアルミっぽいのと違っていいじゃん。」
なぎさ「このロングだって捨てたもんじゃないぞ。後ろなんかオールロングだ。」
ロングも1人ずつ分かれており、2人おきに木製の肘掛が付く。さすが九州クオリティ。
しかしこの車両は窓ガラスに細工が施してある代わりに日よけカーテンがない。結果、まぶしくはないのだが暑くなる。途中の日田までの1時間は長いような短いような…。そして座席が空く気配はない。
ももか「日田って何かあるの?」
めぐみ「日田ね…。降りるつもりも無かったし調べてないの。」
ももか「…いいよ今回は。それより由布院よね?」
よくよく考えれば当たり前。そして由布院まではさらに1時間強だ。景色は平坦な緑から一転し、山間部を走る路線に…。
こうして、なんとか由布院に到着した。
なぎさ「せっかくだけどさ、41分しかないんだ。」
ももか「…いいよ。いつも飛ばしっぱなしで無視だもん。アンタたちにしちゃ頑張ったんじゃない?」
ということで、駅前に出てみると由布岳が美しくそびえ立っていた。

さくら「もうちょっと見てこうよ。」
ももか「いいけど、それどうにかならない?」
めぐみ「…私のこれ?ティッシュ?」
ももか「お土産でもなんでもないのに…」
こうして、デザイン的にも優秀な由布院駅、その周辺を散策することとなった。
さくら「だからなぎ姉1人でソフトクリーム食べるなって。」

駅に戻った一行は…
めぐみ「あれは…?」

めぐみ「見てきていい?」
なぎさ「いいけど、乗り遅れるなよ。」
まずはキハ65から見ておこうか。
めぐみ(1回座ってみたかった椅子だ…)
昔あった18きっぷ本で四国の改良座席として載っていたものだが、その一部は九州に来ていた。続いてトロッコ車両へ。
めぐみ(1回こういう…、風浴びながら乗ってみたい…)
最後にキハ58。
めぐみ(あ、すごい。グリーン車のじゃない?)
座席はリクライニングしていたグリーン車用の椅子。座り心地は当然よい。
しかし今回は先を急ぐ旅。トロッコに乗ることはできない。乗り込む列車だが、実は久留米から乗り通し可能なものであった。クロスもまた埋まっていたので、今度は後ろの車両にしようか。
5.由布院14:15発→大分15:15着 普通4853D・大分行き キハ220-1504
オールロングで、黒系の座席とグレー系の壁で温もりなどの九州クオリティは一切感じない。
なぎさ「…つまらんな。」
めぐみ「ごめん、私がトロッコに気を取られてたばかりに…」
なぎさ「いいって。」
ももか「私は気持ちよかったけどね。」
大分まではさらに1時間…。
めぐみ「乗るのだけなら阿蘇でもよかったかな…?」
ももか「遅い。」
大分からは特急列車に乗るため、一度改札を出ることに。
ももか「特急で、次は…?」
!?
ももか「…大分まで来て何もしない気?」
なぎさ「考えてみろ、九州来るのに1日かかった。帰りはどうだ?」
ももか「かかったけど…、じゃあもうこれで…」
めぐみ「まあ、まだもうちょっと九州あるからさ。」
次回、とんでもない場所へ!?
福岡、佐賀、熊本に次ぐ4県目は大分でした。さあお次は一体どこなのでしょう…?