なぎさ「2011年秋の最新作、140円関西一周旅行の2回目。今回、大阪まで足を伸ばすことにしたのにはある理由がありました。ではその理由と共に、スタート地点の坂田駅から今回は始まります。」
2011年9月19日(月)午前8時31分 滋賀県・坂田駅に到着
……。
ももか「もしもしちょっといいですか?」
なぎさ「何、怖いな…」
ももか「こんな何もない駅で降りようと言ったのは誰ですか?」
めぐみ「あ…」
ももか「私は別に彦根でもよかったんですよ。40円ごときでゴネたくないのに」
涼子「ちょっと外見てみようよ。」
辺りは田んぼばかり。ただ、反対側に通じる通路はある。
ももか「あ、ちょっと…」
あいか「メインは反対側にあるはず。」
反対側に出てみると…
なぎさ「あったじゃん…」
ももか「すごいじゃない。何、今まで内緒にして…」
あいか「正しい判断だった…。」
めぐみ「でも、本当いいところよね。」
なぎさ「1回こんなとこ来てみたかったな…」
待合室もあるが、併設されている『近江母の郷コミュニティハウス』も自由に使うことが出来る。朝8時半過ぎの静寂に包まれる田舎駅。
ももか「何で今まで降りなかったのかねぇ?」
めぐみ「ごめん…」
ももか「大きな駅ばっかじゃないのよ?アンタのとこだってそうでしょ?」
めぐみ「家多いよ。」
ももか「…とにかく」
なぎさ「では140円…。」
涼子「あ、まだたったっけ?」
なぎさ「今からだ。」
140円旅行スタート!
5.坂田8:49発→近江塩津9:23着 新快速3200M・近江塩津行き モハ223-2163
あまり珍しくないタイプの車両。
涼子「それでいつもいたじゃん?」
なぎさ「アイツか?どうも用事で来れないって。」
さて…。
涼子「一昨日クラス会でね、めぐみったら前半飲むに飲んで後半息切れしちゃってね…」
なぎさ「酒弱いって言ってたな…。それに引き換えアイツは平気で自滅するからな…」
この列車は近江塩津からそのまま湖西線列車になると言う。
めぐみ「でも出ようよ1回。」
涼子「外の空気でも吸おうってこと?」
めぐみ「そんな感じ。」
余呉湖。
あいか「いい景色。」
近江塩津。さあ出てみよう…。
あれ、回送?
あいか「私の判断は正しかった。」
なぎさ「だからお前じゃないって。」
そして列車は一旦引き上げていった。
米原行き到着。これまた2両で混雑している。
なぎさ「お…、降りてくぞ。乗って来るんだろこれ?」
ももか「そうなるよね?こんなとこで降りるわけないもの。」
あいか「来た。」
涼子「やっぱり大阪かな?」
6.近江塩津9:39発 新快速3131M・湖西線播州赤穂行き モハ223-2163
近江塩津からは先ほどの車両に乗り湖西線で大阪へ向かう。やはり乗客は多めだが、始発駅とあってそこまでではないようだ。
さて、ここからしばらくは『大阪駅の見学』を挿んでルートこそ同じだが時間をずらした複数の計画を立てている。前半の京都線か後半の大和路線どちらかだけ快速を利用するのだ。そして今回のルートの中でも本数の少ない伊賀地区からは同じ行程に戻るように計画を立てた。
めぐみ「そう。全ては…、私の乗りたいのに乗るために!」
なぎさ「だろうな。」
ももか「私はいつになってもアンタについていくだけです。」
もうすぐ近江今津。前に8両連結のためにペースが遅くなる。
さあ新型225系は来るのか…!?
めぐみ「……。」
来なかった。しかし隣にはいた。
6.近江塩津9:39発→近江舞子10:29着 新快速3231M・播州赤穂行き モハ223-2163
この列車、実はウソつきである。都合上、近江今津で前に連結した8両が播州赤穂行きであり、この4両は姫路までしか行かないのだ。
めぐみ「どうしよう…、近江舞子だと117系で、堅田だと113系だけど…」
なぎさ「好きにすりゃいいじゃん。」
ところで今回の目的の1つに『大阪駅の見学』がある。
めぐみ「新しくなったの知ってる?」
涼子「大阪…、ああそうね。」
あいか「屋根が架かった。」
めぐみ「で、最初が10年前だったかな…。18きっぷを知ったの。」
涼子「もうそんなに?」
めぐみ「10年、早いね…。」
涼子「で、そのときに大阪行ったのね。」
めぐみ「だからこの際行ってみようかなって…」
改めて、今回は近江塩津から湖西線で大阪、大阪から天王寺まで環状線、天王寺から加茂、そして関西線を乗り継ぐのだが、このルートにはある物語があった―
近江舞子で普通列車に乗り換えるプランを選択。
涼子「階段遠い…」
7.近江舞子10:34発→京都11:19着 普通2821M・京都行き モハ117-102
東海では数を減らしつつある117系。その中でも213系並みの内容となった100番台だ。
なぎさ「窓が汚い…。」
なぎさ「次回いよいよ大阪へ、あの人の過去も明らかに。そして失態を犯します。」
2011年9月19日(月)午前8時31分 滋賀県・坂田駅に到着

……。
ももか「もしもしちょっといいですか?」
なぎさ「何、怖いな…」
ももか「こんな何もない駅で降りようと言ったのは誰ですか?」
めぐみ「あ…」
ももか「私は別に彦根でもよかったんですよ。40円ごときでゴネたくないのに」
涼子「ちょっと外見てみようよ。」
辺りは田んぼばかり。ただ、反対側に通じる通路はある。
ももか「あ、ちょっと…」
あいか「メインは反対側にあるはず。」
反対側に出てみると…

なぎさ「あったじゃん…」
ももか「すごいじゃない。何、今まで内緒にして…」
あいか「正しい判断だった…。」
めぐみ「でも、本当いいところよね。」
なぎさ「1回こんなとこ来てみたかったな…」

待合室もあるが、併設されている『近江母の郷コミュニティハウス』も自由に使うことが出来る。朝8時半過ぎの静寂に包まれる田舎駅。

ももか「何で今まで降りなかったのかねぇ?」
めぐみ「ごめん…」
ももか「大きな駅ばっかじゃないのよ?アンタのとこだってそうでしょ?」
めぐみ「家多いよ。」
ももか「…とにかく」
なぎさ「では140円…。」
涼子「あ、まだたったっけ?」
なぎさ「今からだ。」
140円旅行スタート!
5.坂田8:49発→近江塩津9:23着 新快速3200M・近江塩津行き モハ223-2163
あまり珍しくないタイプの車両。

涼子「それでいつもいたじゃん?」
なぎさ「アイツか?どうも用事で来れないって。」
さて…。
涼子「一昨日クラス会でね、めぐみったら前半飲むに飲んで後半息切れしちゃってね…」
なぎさ「酒弱いって言ってたな…。それに引き換えアイツは平気で自滅するからな…」

この列車は近江塩津からそのまま湖西線列車になると言う。
めぐみ「でも出ようよ1回。」
涼子「外の空気でも吸おうってこと?」
めぐみ「そんな感じ。」
余呉湖。

あいか「いい景色。」
近江塩津。さあ出てみよう…。
あれ、回送?
あいか「私の判断は正しかった。」
なぎさ「だからお前じゃないって。」
そして列車は一旦引き上げていった。
米原行き到着。これまた2両で混雑している。
なぎさ「お…、降りてくぞ。乗って来るんだろこれ?」
ももか「そうなるよね?こんなとこで降りるわけないもの。」
あいか「来た。」
涼子「やっぱり大阪かな?」

6.近江塩津9:39発 新快速3131M・湖西線播州赤穂行き モハ223-2163
近江塩津からは先ほどの車両に乗り湖西線で大阪へ向かう。やはり乗客は多めだが、始発駅とあってそこまでではないようだ。
さて、ここからしばらくは『大阪駅の見学』を挿んでルートこそ同じだが時間をずらした複数の計画を立てている。前半の京都線か後半の大和路線どちらかだけ快速を利用するのだ。そして今回のルートの中でも本数の少ない伊賀地区からは同じ行程に戻るように計画を立てた。
めぐみ「そう。全ては…、私の乗りたいのに乗るために!」
なぎさ「だろうな。」
ももか「私はいつになってもアンタについていくだけです。」

もうすぐ近江今津。前に8両連結のためにペースが遅くなる。
さあ新型225系は来るのか…!?
めぐみ「……。」

来なかった。しかし隣にはいた。

6.近江塩津9:39発→近江舞子10:29着 新快速3231M・播州赤穂行き モハ223-2163
この列車、実はウソつきである。都合上、近江今津で前に連結した8両が播州赤穂行きであり、この4両は姫路までしか行かないのだ。
めぐみ「どうしよう…、近江舞子だと117系で、堅田だと113系だけど…」
なぎさ「好きにすりゃいいじゃん。」

ところで今回の目的の1つに『大阪駅の見学』がある。
めぐみ「新しくなったの知ってる?」
涼子「大阪…、ああそうね。」
あいか「屋根が架かった。」
めぐみ「で、最初が10年前だったかな…。18きっぷを知ったの。」
涼子「もうそんなに?」
めぐみ「10年、早いね…。」
涼子「で、そのときに大阪行ったのね。」
めぐみ「だからこの際行ってみようかなって…」

改めて、今回は近江塩津から湖西線で大阪、大阪から天王寺まで環状線、天王寺から加茂、そして関西線を乗り継ぐのだが、このルートにはある物語があった―
近江舞子で普通列車に乗り換えるプランを選択。
涼子「階段遠い…」
7.近江舞子10:34発→京都11:19着 普通2821M・京都行き モハ117-102
東海では数を減らしつつある117系。その中でも213系並みの内容となった100番台だ。
なぎさ「窓が汚い…。」
なぎさ「次回いよいよ大阪へ、あの人の過去も明らかに。そして失態を犯します。」