岩手めんこいテレビ・仙台放送・福島テレビ「おら、知ーらね!」
前置きはこのくらいにしておいて
2週連続で東京ドームで野球を観ることにした4人。先週の旅を終える段階で残っていた路線を制覇してから東京ドームに向かい、東京ドームで2週目の巨人×横浜を観戦、中央ライナーに乗ってから先週と同じネットカフェに入り夜を明かし、最終日は千葉から我孫子、友部、小山、前橋と回りました。しかしその最中、メンバー2人の間に亀裂が生まれてしまったのです。2人の溝は埋まるのか、群馬県は新前橋から今回はスタートです。

「ハ~イ、皆さん今日もご機嫌麗しゅう。今回の脚色はガチな”ねじれダイヤ”のトリックプレーだからこの辺承知しろ、いいな!」
また誰か出てきた…
※どこまでが実際のネタでしょう?
東京夏の陣・後編第7夜
2008年8月28日(木)午後1時5分 群馬県・新前橋駅
ちょうどお昼時、さらにここから…
めぐみ「グリーン車乗るから、カード…」
なぎさ「あるって。」
ももか「いいって、自分でやります。」
今回、熱海までグリーン車を利用することに決めていた。1年ぶりのIC式のグリーン車。昼食も買い込み、準備は万端。
9.新前橋13:20発→熊谷14:12着 普通928M・上野行き サロ210-1001(グリーン車利用)
乗り込むは平屋建て車両。実質初めてだが、実は2005年の話が関わってくる。当時、東京からの帰りに113系グリーン車に乗ろうとしていた。元々平屋建てのサロ110に乗るつもりはなかったのだが、地震で113系グリーン車自体に乗ることが出来なかった。そしてそのまま113系は引退、サロ110に乗ることなく廃車となった。ちなみに乗る可能性があった2階建てのサロ124もしくはサロ125は211系のグリーン車となり、1年後の2006年に乗車を果たしている。100番台であることと、元横須賀線編成に存在する『新湘南色』と呼ばれた橙橙緑の3本ラインが元113系の証拠だ。
この車両はそんな元113系グリーン車に換わるように、グリーン車が導入される宇都宮・高崎線用に改造され、同時に青みがかった色のモケットに張りかえられた。
しかし、そんなことなど関係ないかのように2人の溝は埋まらない。



まだ2人が怒ったまま、熊谷で降りる。熊谷市歌のメロディーにのせて発車した211系上野行き。
めぐみ「ごめん、私のせいだ…」
さくら「どうしてさ?」
めぐみ「私寝ちゃいけなかった…」
さくら「大丈夫だって。」
10.熊谷14:21発→戸塚16:11着 快速2230Y・平塚行き サロE231-1059(グリーン車利用)
続いて、湘南新宿ラインでそのまま東海道線に直通する。湘南新宿ラインにより伊東までのグリーン券を(IC式だが一応)1枚で購入できるようになっている。ついでに紙式グリーン券は、会社の違う沼津まで購入可能だ。
2階席を選んだ。

しかし相変わらず目をあわせようとしない2人。

おまけにまたしても外は雨、雷まで鳴り出した。
おや?横を走るのは…
めぐみ「新車よね?」
なぎさ「新車…」
どうやら東海道線は少し遅れているようだ。これで新車に乗れる…
さくら「お2人に溝出来てるってのに何考えてんだか…」
11.戸塚16:13(16:08)発 快速アクティー3765M・熱海行き サロE232-3401(グリーン車利用)

ある意味、遅れていたから乗車することが出来た新車。この時点で予定より早まったことになる。
今度は1階席を選択。


2人の溝が埋まる気配なし。
せっかくの新車とあって、普通車も乗りたい。時間も早まっているので…
めぐみ「ごめん…、2人熱海で待ってて。」
さくら「え…」
めぐみ「いいから、2人を1回離して…」
さくら「じゃあ…わかった。熱海で待ってるから。」
11.国府津16:39発→小田原16:44着 快速アクティー3765M・熱海行き モハE232-3401
別行動となり、めぐみとなぎさの2人は国府津から普通車に移動してみる。ボックスの座り心地はE531系と何ら変わりない。
そして小田原で降りる。
12.小田原16:57発→熱海17:21着 普通327M・沼津行き サロE231-1042(グリーン車利用)
平塚で追い越した普通列車。2人はコンパクトな車端部の区画へ。
なぎさ「…たい。」
めぐみ「え、何?」
なぎさ「…謝りたい。」
めぐみ「謝りたいって…?」
なぎさ「私が悪いんだ…。モモのこと…、私…」
めぐみ「なぎ姉…。」
思えば、行先がわからないミステリーツアーがあるが、1人だけ行先のわからない、その特別な旅の経験をしていた。教えてもらえないと言っていたのに、鉄道に興味があるわけでもないのに、誰よりも楽しんでいた。そのお返しに甘いものが苦手ななぎさに、甘いものを食べさせていたが、それも『もっと女の子らしくあってほしい』という彼女の願いがこめられていた。

なぎさ「怒ってないかな…?」
めぐみ「大丈夫よきっと。」
熱海で2人は待っていた。
なぎさ「本当…、ご…、ごめ…」
ももか「私も…、アンタがいなきゃ…。」
なぎさ「モモ…、私…」
ももか「勘違いしないで!あ…、アンタのためじゃないから…。」

待っていた彼女は今まで一度も泣かなかったのに、涙ぐんでいた。どうも最初に出会った頃のような、キツい印象だがどこか寂しげで、今にも泣きそうな顔が浮かんだとのことだ。
なぎさ「私…、モモのこと…何も考えないで…」
ももか「考えないでって…?」
なぎさ「全部…、私のために…」
ももか「アンタのため…」
なぎさ「ありがと…」
ももか「あ…、あぅ…、う…うわあぁぁん!」

13.熱海17:38発→静岡18:58着 普通459M・浜松行き クモハ313-2514
ともあれ、これで元に戻った。313系のロングシートで、ラストスパート…のはず。
静岡
ももか「なんで降りるの…?」
さくら「あのね、ホームライナーわかる?」
ももか「ホームライナー…、昨日中央ライナー乗って、今日も乗るわけ?」
なぎさ「カード。」
ももか「わかったわよ。」
14.静岡19:15発→浜松20:17着 ホームライナー浜松1号・浜松行き クモハ373-9
静岡のライナーは名古屋地区のものとも、中央ライナーとも違い、列車のみが指定されて号車と座席は全て自由となっている。
さくら「それでカード残りいくら?」
めぐみ「5円。」
ももか「アンタって…」
めぐみ「現金も使った。」
ももか「わかってて?」
めぐみ「わかってたよ。」
浜松までライナーを味わったあとはディナータイム。牛丼屋があったはずなので…
さくら「おごってよ。」
なぎさ「出そうか?」
ももか「いや、私出すわよ。」
めぐみ「私出すよ。」
さくら「じゃ…」
めぐみ・ももか・なぎさ「どうぞどうぞ。」
さくら「そうなるんかい。」
めぐみ「自分の分出すからいいって。」
こうして仲直りした4人は、駅前のすき家で牛あいがけカレーを仲良く食し、いよいよゴールにまっしぐら。
しかし、誰も予想しえなかった大惨事が最後に待っていたのである―
※自己満足でごめんなさい。
さあここからが今回最大の見所だ!ゴール目前で向かえた大惨事とは何なのか!全ては次回ご覧アレ!
韓流は独立系のぎふチャンにやってもらおう。ついでに8チャンネルだ。
「お義兄…」
その声は…!?