モモ姫とこびと 

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今回から再び旅が始まります。旅のキーワードは『2週連続』。2週連続で旅に出ること、さらに2週とも2日間に渡るものであることだけなら、何も意識して『2週連続』を強調することもないはずです。そこで、いつも行先を教えられない私にあるものが送られました。今回の旅になくてはならないものです。これにより行先はわかりましたが2日間ずつのうち、本来の目的に充てられる時間はあまりありません。さらに宿の予約もないということで、どこで何をするのか。では時間を2008年8月20日、午前6時2分に戻しましょう。
※今回からの前編は、写真加工の際に比率を間違えました。


「姫、今日からこの旅を案内させていただきます。」
「そう?それで君は一体誰?」
「姫のお世話をするものです。」
だから?


東京夏の陣・前編第1夜
2008年8月20日(水)午前6時2分 愛知県・名古屋駅広小路口

例によって集合した4人。
めぐみ「みんなおはよう。」
なぎさ「おはよう。」
めぐみ「いつもならももちゃん、行先知らないよね?」
ももか「今回ようやく行先を教えてもらいましたよ!」
めぐみ「そう、渡しておいたのがあったよね。」
ももか「東京ドームの野球のチケット!」
東京ドームで野球観戦。
さくら「そう、今日は野球観に行くの。」
ももか「2枚もらったからね!」
なぎさ「今日使う分と来週の分もあるってことは、何かわかるな?」
ももか「来週も東京ドーム!」
今回は2週連続で東京ドームで野球を観ることにした。1週目は日本ハム×ロッテ、2週目が巨人×横浜である。中でも2週目の巨人戦は今回が初めてであり、これをもって晴れて”12球団完全制覇”となるリーダーの希望でもある。1週目の日本ハム戦は予行演習みたいなものかもしれないが、日本ハム戦は1階席、巨人戦は2階席とそれぞれ異なる席での観戦である。
使用するのは例によって青春18きっぷ。日付を入れてもらい、7・8番線ホームへ。

1.名古屋6:15発→中津川7:35着 普通701M・中津川行き クモハ313-1102
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後部車両は新車だったので、新車に乗る。
めぐみ「でさ、行先は知ってるけど、ルートまでは知らないよね?」
ももか「そりゃ、ルートまでは教えてもらってないわよ。」
そこはいつもと変わりない。
さくら「知りたい?」
ももか「当たり前じゃない!」
なぎさ「教えようか?」
ひとつ注文。
ももか「…何で中央線乗ってるの?」
なぎさ「教えよう、まずは中央線で立川に行くんだ。それから府中本町。」
ももか「府中本町は東海道線からでも行けるでしょう?」
めぐみ「鋭いね、でも決めたんだから。」
さくら「もう乗っちゃったし…。」
ももか「……。」

ではここで、今回のルートを説明しよう。名古屋から中津川、塩尻、甲府、高尾、立川、府中本町と乗り継ぎ、武蔵野線で南浦和へ。南浦和から東京ドームのある水道橋に向かう。移動距離420.9km。ただしこの時点では観戦終了後の予定は未定のままでもおかしくは無い。

さくら「デジカメ持ってきたね?」
めぐみ「持って来たよ。」
ももか「電池は?」
めぐみ「電池…」
なぎさ「…お前まさか、充電してないとか?」
充電してない。
なぎさ「充電してなきゃ撮れないだろ!」
めぐみ「ごめん、大丈夫かと思って…」
なぎさ「まあ、少しなら持つさ。大事に使えよ。」
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新車の快適さを満喫し、中津川で松本行きに乗り換える。

2.中津川7:38発→塩尻9:57着 普通1827M・松本行き クモハ313-3023
例によって2両編成。急いで席を確保した。
ももか「この電車毎回混んでる。」
なぎさ「去年なんかわざわざ避けたんだよな。」
めぐみ「あれはハイブリッドに乗るためで、これじゃ間に合わなかったの。」
なぎさ「ああそうか…。」
発車。列車は当然ながら各駅に停車。駅間の距離は十分なのである程度スピードも楽しめる。
南木曽で特急の通過待ちのために停車。
めぐみ「この時間貴重だからちょっと外の空気でも吸ってね。」
なぎさ「中ばっかりじゃ持たないからな。」
休憩もそこそこに、列車は次の十二兼。
めぐみ「ここまでが複線で、ここからは単線だから、列車行き違いのために停車してるの。」
※正確には一部複線。
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めぐみ「この時間貴重だからちょっと外でってこと。」
なぎさ「中ばっかりじゃ持たないからな。」
さくら「ちょっと前に同じ事やったじゃん。」
休憩終了、車窓。
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なぎさ「曇っとるな…」
ももか「なんか幻想的…」

列車は木曽福島で10分ほど停車。中津川から2時間半弱で塩尻に到着した。


こうして始まりました、2週連続東京ドーム野球観戦の旅。今回からの1週間がかなり長いことになりますので、今回のを見ないと正直ついていけないと思います。ではまた次回。