担当:岸田あいか
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あいか「こんばんは。今回はいよいよこの旅行最大の目的、鉄道博物館です。主に鉄道車両の展示エリアをご紹介しましょう。なお、カメラと館内照明の都合で写真が一部見づらくなっておりますのでご了承ください。」


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第6夜
2008年3月19日(水)午前11時30分 埼玉県・鉄道博物館エントランス

めぐみ「みんな持ってるね?」
ももか「持ってるよ。」
なぎさ「さっきお金入れたろ。」
鉄道博物館へはICカードを用いて入場するため、Suicaなどが必要だったのだ。入口でIC式グリーン券とほぼ同じ方法で入館料1人1000円を支払い、そのICカードで入場ゲートを通過することになる。

さくら「みんな持ってるって事で…」
そしていよいよ入館。早速、最大の目的であるヒストリーゾーンへ向かう。
これまで各線で活躍した鉄道車両が展示されている。

展示1.マイテ39 11
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戦前戦後に特急列車の展望車として活躍。扱いは1等車となっている。
めぐみ「グリーン車って””じゃなかった?」
なぎさ「グリーン車は””だけど…」
例:E230-1065
めぐみ「普通車は”ハ”でしょ?」
例:クモ223-1004
なぎさ「じゃあ、グリーン車より上ってことか?」
さくら「グリーン車ってこのときはまだ2等車だったの。」
なぎさ「…見たい。」

展示2.クモハ40074
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20m級の電車としては最初期のもの。現在に至る国鉄・JRの通勤輸送における礎となった。
扉が片側3ヶ所にあるロングシート車で、現在の211系に近い印象?


展示3.キハ41307
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昭和初期のガソリンカー。
めぐみ「これなんとなくだけど、名鉄のに似てない?」
ももか「そんなんあった?」
めぐみ「ないけど、見た感じ揖斐線とか…」
モ510、モ750のことです。(2005年3月までにこれら全て廃止されました。)
ももか「そう?」
めぐみ「時期的に大体同じじゃないかなって。」

展示4.EF58 89
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先述のマイテ39など、戦後の特急列車の先頭に立った電気機関車。
めぐみ「この顔、本とかで見るけどなんか気になるのよ。」
さくら「トロッコファミリーでも…。」
めぐみ「あった。」
ももか「私わかんない。」

展示5.ナハネフ22 1
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寝台客車。当時その設備の優秀さから『走るホテル』とも評された。
なぎさ「まあ18きっぷじゃ乗れないし、私ら低予算だから寝台なんか夢だよな。」

展示6.クモハ101-902
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国鉄初の新性能電車。以降、151系、153系といった長距離用電車にも応用された。
めぐみ「コレ見たかったの!」
ももか「アンタこんなの見たかったの!?」
めぐみ「まあこれだけじゃないけど、本とかで見て…」

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鉄道ダイヤ情報別冊・プロトタイプの世界(交通新聞社)
さくら「前、東京の車両工場にあったんだっけ?」


展示7.クハ181-45
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東海道・山陽本線に151系が投入され、上越線にも特急電車を走らせるべく登場したのが161系。後に両者は181系に統合された。運転台前部のボンネットが特徴的で、電動発電機や空気圧縮機といったものが収納されている。

展示8.クモハ455-1
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交流電化区間に急行列車を走らせるべく登場したのが、50Hz用の451系60Hz用の471系。その後改良型として50Hz用の453系と455系60Hz用の473系と475系両周波数対応の457系に発展した。
過去に一度仙台から乗ったことがあるほか、北陸地区では未だに主力として活躍し、数多く乗車している。
この455系では車内に弁当など飲食物を持ち込むことが出来、席は埋まっていた。
※現在は専用の189系が用意され、455系での飲食は禁止となりました。
ももか「何この乗りなれた感じ…」


展示9.クハ481-26
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交流電化区間に特急列車を走らせるべく登場したのが、60Hz用の481系50Hz用の483系。その後両周波数対応の485系、信越本線碓氷峠区間対応の489系に発展した。
過去に一度だけ乗車経験があるが、後期型でかつ改良がなされていたので…。
485系でも車内に弁当など飲食物を持ち込むことが出来、後部のモハ484-61とあわせて席は埋まっていた。
※現在、同様に485系での飲食は禁止となりました。
ももか「…さっきと違いは?」


展示10.EF66 11
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高速道路の整備によるトラック輸送の拡大に対抗するため、高速貨物列車用として登場した大出力電気機関車。後に寝台列車も牽引することとなった。
めぐみ「これもよく見るよ。」
さくら「栄生とかで?」
なぎさ「結構来るぞ。」


展示11.C57 135
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『シゴナナ』『貴婦人』の愛称で知られ、1号機は現在もSLやまぐち号の先頭に立つ。この蒸気機関車は転車台の上に展示する格好となっている。
めぐみ「私、昔SL乗ったことあるの。」
ももか「それって、これじゃないんでしょ?」
なぎさ「そりゃそうだろ。」
めぐみ「C56の北びわこ号。」
かなり昔の話で、米原から往復乗車したのだ。現在は木ノ本行きのみの運転となっており、今思えば貴重な経験だっただろう。

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鉄道博物館はヒストリーゾーン以外にも、国内最大級のHOゲージジオラマ、鉄道について学べるラーニングホールなど見所が多く、ここで全てを紹介することはできない。ぜひ一度足を運ぶことをオススメしたい。



8.鉄道博物館発→大宮着 普通・大宮行き 埼玉新都市交通
鉄道博物館を後にし、大宮から帰路につく―


あいか「今回の解説で間違ってたらごめんなさい。次回でこの旅はフィナーレを迎えます、お楽しみに。」