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担当:森川さくら
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さくら「今日は2008年春の18きっぷ旅行の4回目だよ!大阪から8時間、いよいよ関東に入るからね。宿とってないけど、まあ何とかなるんじゃない?」


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第4夜
2008年3月18日(火)午後8時52分 静岡県・熱海駅に到着
13.静岡19:29発→大船21:59着 普通338M・東京行き クモハ373-14
この列車は静岡から9両で、熱海までは長い方だ。ところが熱海からは一転、短い分類となってしまう。
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さくら「寝たいんなら寝ていいよ?」
めぐみ「だってせっかくじゃん。寝るわけにいかないよ。」

小田原あたりから乗客が増え始める。
めぐみ「みんな、ちょっといい?」
ももか「何?」
めぐみ「今からなんだけど、大船で降りようと思うの。」
ももか「…それで?」
めぐみ「大船でこれ乗り捨てて、根岸線わかる?」
ももか「何、そこ乗ろうって?…わかったわよ。でもアンタ、コレ乗りたいって言ったよね?」
めぐみ「そうだけど…」
ももか「アンタ寝てないでしょ。寝ればいいのよ。」
藤沢まで来ると立ち客も出たので、大船で降りることとした。


14.大船22:08発→東京23:18着 普通2230B・根岸線大宮行き モハ209-79
根岸線は大船から横浜まで別ルートで結び、横浜からは京浜東北線として大宮まで直通している。大船にいたのは新車ではなかった。
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めぐみ「ま、いいよ。新しいのはまた後でたくさん乗れることだし。」

大船から乗る人はほとんどおらず、発車。この時間は外の景色など味わえない。
さくら「何してたの?」
めぐみ「音撮ってた。」
さくら「それ、何かに使うの?」
めぐみ「いや、なんとなく…。」
※本当に録音しました。

いよいよ東京都へ。これで実に愛知、三重、京都、奈良、大阪、兵庫、滋賀、岐阜、静岡、神奈川、東京の1都2府8県を1日で走破したことになる。

めぐみ「あえてだけど…、東京の夜景ってきれいだよね?」
なぎさ「そうだな。で、何で今見てんのにそれ言うんだよ?」
めぐみ「テレビでやってて、今この目で見てきれいで…」
要は飛行機目線で、香港やラスベガスよりも夜景が美しいということである。もちろん人それぞれなのだが…。
※時期が前後したかもしれません。

こうして、新大阪から東京まで新幹線だと最速2時間25分のところを、実に10時間23分かけて走破したのであった。

15.東京23:24発→立川0:26着 普通2377T・豊田行き モハE232-221
こちらはほぼ新車で独占状態と化していた。各駅停車に座れるので、立川到着は2本後の中央特快、1本後の快速、そしてこの各駅停車の順番となるが、乗車。
もう終電が気になる時間となり、当然この後の予定も気になるところだ。
ももか「今日どこ泊まるのよ?」
めぐみ「宿は取ってないけど、ネットカフェ。」
ももか「…へ?」
なぎさ「だから、ネットカフェだって。」
ももか「漫喫?」
めぐみ「それ。立川で探したらいいのがあったのよ。」
ももか「それで立川なの…。わかったわよ。」
以前、我孫子では朝4時半の各駅停車で出発したのだが…。
ももか「それでまた朝早いのよね?」
めぐみ「朝4時47分の。」
ももか「じゃあ、4時半には出るって事ね。」

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日付をまたいだ0時26分、立川に到着した。ネットカフェに宿泊とし、夜を明かす。


3月19日(水)午前4時34分 東京都・立川駅北口
遅刻することなく集合。
ももか「考えたけど、大宮の鉄道博物館なのに何もこんな早くから出ることあるわけ?」
めぐみ「今日ね、鉄道博物館の前にまず奥多摩行くの。」
ももか「奥多摩…!?」
ネットカフェの利点は、『滞在時間を短くすることで、早朝から出発できる』ことである。しかし立川から大宮までそれなりに距離が離れているとはいえ、鉄道博物館の開館は10時。いくらなんでも早すぎるが、だからといってネットカフェにとどまるわけにもいかない。そこでまだ乗っていない青梅線を奥多摩まで全線乗り潰すことにした。
ももか「それで奥多摩行って戻って、それから行くってことね。」
めぐみ「でもまだ早いから…」
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拝島に戻ってくるのが7時1分。これではまだ早いので、今度は八高線を非電化区間含め全線乗り潰し、高崎到着が9時45分。あとは高崎線で大宮に着くのが11時17分。少々遅くなるが、時間が潰せるだけでなく乗りつぶしもできるのだ。
ももか「また…。ま、アンタがそうしたいんならいいわよ。」


1.立川4:47発→青梅5:18着 普通413・青梅行き モハE232-262
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なぎさ「朝からこう、こんなの乗るのって新鮮だよな…」
めぐみ「そうね、朝早くても5時半だし…。何より新車だし…。」
なぎさ「…寝てないだろ。」
めぐみ「まあ、寝てないよ。昨日の分のちょっと整理もしてたし。」
ネットカフェでは各自単独行動をとっていた。
なぎさ「私は、銀魂面白かったから…」
めぐみ「私も銀魂好き、面白いよね?」

こうして、旅行後半戦が立川から始まった。
しかしリーダーの変な機転により、更なる混沌とした展開が待ち受けようとは、思っても見なかった―


さくら「ネットカフェの便利さがわかったところで前半戦は終わり!後半戦にはメインイベントの鉄道博物館が待っています。さあどうなるんでしょうか?お楽しみに!」