更新遅れのため、2本連続で公開します。(1本目)
担当:姫路ももか
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ももか「私は別に呼ばれて参加しただけなの。それなのにいきなりアクシデントって、どうかしてるわよ。え?何なのか知りたいわけ?…しょうがないわね、本編でも見ていなさい。言っとくけど、私は参加したかったわけじゃないんだからね!」


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第2夜


2008年3月18日(火)午前8時50分 三重県・亀山駅に到着

名古屋から亀山まで83分。さあ、本番はここからだ。

2.亀山9:08発→加茂10:26着 普通237D・加茂行き キハ120 303
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加茂行きは2両で入線したが、実際は亀山で切り離される。1両だけが加茂行きとなる。
またボックスシート。
なぎさ「どうもな…」
さくら「どうした?」
なぎさ「落ち着かないんだこの席。だからってロングって訳にもいかないだろうし…。」
さくら「ロングだと確かにね…。」
めぐみ「テーブルないもん、ダメよ。」
なぎさ「テーブルはさっきのにもなかったじゃないか。」
めぐみ「あ、そうだった。」
なぎさ「東海のは窓に出っ張りがあるだけだ。」
※但し静岡の113系の一部をにはテーブルがありました。
めぐみ「それがテーブルの代わりになるって。」
なぎさ「まあ、そうだけど…」
もう少し話。
めぐみ「旅してるときのなぎ姉見ると落ち着くの。」
なぎさ「え…」
めぐみ「今楽しい?」
なぎさ「そりゃ…、楽しくなかったら一緒になんか行かないさ。」
めぐみ「私ね、一緒に旅してなぎ姉は変われたって思うの。」
なぎさ「変われた…?」
めぐみ「初めて会ったとき、全然口も聞いてくれない感じだったの。でも連休前、ももちゃん誘ったときにね…。」
ももか「いや、このとき私連れまわされるだけだったから、それ言ってやったのよ。そうしたら一緒にさせてくれって。」
なぎさ「私も旅好きだからつい…」
さくら「でもそれでよかったんでしょ?」
めぐみ「私もなぎ姉のこともっと知りたかったから…」
さくら「で、青空フリー当日と。」
めぐみ「そうしたらね…。」
なぎさ「何か不思議な感じがしたんだ。自然なままでいられるし、旅がこんなにも楽しいもんだって…。」

旅の楽しさを改めて実感しつつ、加茂へ。

3.加茂10:35発→久宝寺11:25着 大和路快速3369K・大阪環状外回り クモハ221-3
ここからが以前と違うのだ。
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ももか「変わんないじゃないの。」
めぐみ「ここはまだね…。」

加茂からさらに50分、おおさか東線が分岐する久宝寺に到着。

ももか「ここからおおさか東線ね。」
めぐみ「開通したて、まっさらな…」
なぎさ「まっさらではないな。」


4.久宝寺11:41発→放出11:55着 普通2445S・放出行き モハ201-152
開業4日目のおおさか東線。やってきたのはリニューアルではあるが従来型の201系。
ももか「新しいのじゃないよコレ?」
めぐみ「新しいのは快速用よ。普通には201系とか103系。関西線と同じなの。」
ももか「そう?こんな新しいとこに古いのなんて似合わない。」
やはり新路線だけあって、おおさか東線目当ての客も他にいるようだ。駅には調査なのか、案内役なのか、それらしき係も見られた。

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14分で放出に到着し、第1の目的は果たした。全体的に利便性重視の路線であった。
ここから尼崎まで東西線で向かうこととする。

5.放出12:03発→尼崎(12:25)12:28着 快速5457M・宝塚行き クモハ207-1028
座れない。
なぎさ「時間見ろ、12時だ。」

京橋で乗客の半分ぐらいが下車。おそらく環状線で大阪、もしくは鶴橋に向かうのだろう。
ともあれ、地下区間へ。おおさか東線の直通快速は関西線奈良から、このルートを尼崎まで結んでいる。

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めぐみ「あれ…?」
さくら「停まった…」

車掌「お客様にお知らせいたします、ただいま人身事故により…」
人身事故!?

めぐみ「こう、乱れちゃうと今日困るの…」
ももか「あのね、何度も言うようだけど、ルートのついでに現地の観光情報も調べなさいって。」

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この列車の遅れは3分で済んだが、本線では結構な事態となっていた。

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なぎさ「快速大久保行き…」
めぐみ「見ないよそんなの、西明石の次だけど…。」


6.尼崎(12:38)12:41発→大阪(12:45)12:48着 普通1164C・高槻行き モハ206-24
とりあえず来た普通列車に乗り込み大阪へ向かう。今回は余裕を持たせてあるとはいえ、ある目的のため遅れは許されない。

7.大阪(12:45)12:50発→野洲(13:41)13:44着 新快速3458M・野洲行き クモハ223-2049
大阪で新快速に乗り換えられるので乗り換える。座れないどころか、ラッシュとあまり変わらないぐらいの混みっぷりだ。
ももか「アンタさあ…、これ何も考えないで乗ったわけ?」
めぐみ「考えてないよ。じゃあ、最初から事故が起こるとわかった上で計画立てる?そんなこと考えないでしょ?」
ももか「当たり前よ。なんでそんなこと言うの?」
なぎさ「…モモ、怒ってるのか?」
ももか「怒ってないわよ別に…。」

京都で座れるようになった。しかし寝るに寝れない。程なく野洲に着いてしまう。

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昼食はまだなので、駅の売店で調達した。
めぐみ「Suica使って買えるようになったから、それで買ったらメモ帳くれた。」
なぎさ「記念のか?」
めぐみ「そうみたい。」
この日からSuicaの『電子マネーとしてICOCAとの相互利用』が開始となり、その初日に利用したので記念としてもらえたのだろう。

8.野洲(13:56)13:59発→米原14:21着 新快速3460M・長浜行き クモハ223-1004
3分遅れてやってきたのは、昨年の京セラドーム以来となる1000番台。本来2000番台に比べ数が少ない車両なので、遭遇するたび気になってしまう。
混んでおらず、余裕で座れたところで遅めのランチタイムとする。

しかしこのとき、ある重大なミスに気付くことはなかった―


ももか「全く、アクシデントがあって、それでさらにやらかしたって何考えてんのって聞きたいわよ。アンタたちは次回まで待ってなさいよね!」