空き時間にできるお気楽ネタも今回でとりあえず最終回。名古屋市内で見ておきたかった場所を回っています。
2015年5月20日(水)午後6時38分 名古屋市守山区・小幡緑地
細い抜け道の先には急な坂、そして階段が待ち受ける。
達彦「…これ降りれる?」
十川弟「なんとか降りれそう。」
まだまだ続く森林浴。いくら日中が真夏日でも、日暮れには少々寒ささえ感じてしまえるのが初夏というもの。
めぐ「…あんまり景色見れなかったね。」
坂崎君「景色は…、遠くの?」
めぐ「ここじゃないとこに展望台あるみたいなんだけど。」
右を見ると3階建てマンションなど、宅地の様相。
十川弟「これ出口近いんじゃないですか?」
坂崎君「そろそろ?」
めぐ「さあ、もうちょっと!」
緑地に入って1時間弱、とうとう緑地を抜ける。辺りは斜面に立ち並ぶ住宅群。その隣は駐車場…。
達彦「緑地来た人のじゃないっぽいけど…。」
坂崎君「緑地のはさっきのとこと、入ったあっちのとこでしょうよ。」
実はガイドウェイバスの本社と車両基地、そして転回場が小幡緑地にあるのだ。ここでモードを切り替え、大曽根方向が専用の高架を通る"新交通システム"となる。隣接した駐車場は従業員向けのものであったのだろう。
横断歩道を渡ると"駅"は近い。日没には間に合わなかったものの、無事に戻ることができた。
十川弟「お疲れ様でした…。」
めぐ「…ふふ。」
坂崎君「…先輩、なんですかその変なの。」
めぐ「この時間から見る景色もお目当てだったりするんだよね。」
反対側の到着便がぼやけてしまった。専用区間のみを通る便はここで乗客を降ろしてから転回場に入り、一般道に出ることなく転回する。大曽根行きはこの時間ほぼ5分間隔ながら、52分に出る便だけがない。
というわけで、ホームから都心方向を見下ろしてみる。目の前を遮られつつも、なかなかの眺望。灯りもポツポツ見られるようになってきた。
めぐ「これがいいのよ。なんか…、落ち着くみたいな?」
坂崎君「…昼間とは違いましたね。」
めぐ「あ…、ごめん。無理につき合わせちゃって、バス待っててもらって…。」
坂崎君「先輩、いいんです。わざわざこっちのことまで考えなくたって。」
大曽根行きが入ってきた。乗客がいることから、一般道区間から路線バスとして直通してきたのだろう。
十川弟「あ、前ダメ。空いてない。」
6.小幡緑地18:57発→大曽根19:10着 大曽根行き GB-2110型G-24
新型車両の座席は通常の低床路線バス車両と変わらず、背もたれに高さがない。旧車両は背もたれが高かったため、グレードダウンは否めない。床の高さは従来車両と変わりないため、車いす用のリフトが付いている。
前方の席は埋まっていたので、往路同様に後方へ。ここからでもある程度遠くまで見渡せる。
坂崎君「いい景色じゃないですか。」
十川弟「楽しんでんだから、余計な口出すな。」
それでも、白沢渓谷から川村にかけての下り坂にかなうものはない。名二環と国道302号を上から眺めよう。現在片側1車線対面通行となっている国道302号だが、両側を挟み込む形で片側2車線とするためのスペースが確保されているのがわかる。眺めはすばらしく、最前部からであればさぞかしいい景色だったであろう。
夜7時。すっかり日が落ち、家々に明かりが灯る時間。野球(ほか大規模イベント)がない日の車内は立ち客もそれなりに…、といったところか。
名鉄瀬戸線を越えるため、一際高い高架を走るガイドウェイバス。
めぐ「そうそう、こういう温かみのあるって言うのかな?夕暮れの景色見たかったのよ。」
十川弟「それででしたか…。」
坂崎君「そっちこそ余計な口出してるじゃんか。」
十川弟「あ…。」
13分で大曽根に着く。運賃は往路同様manacaで支払い、250円となる。折り返しは通常のバスと同じ方式となる。
大曽根には"改札口"もあり、運賃箱がここにも設けられている。朝の最混雑時にはここで運賃を支払うことになるようだ。
めぐ「広島電鉄の広島駅もこんな感じ。」
坂崎君「広島ですか…。」
十川弟「え、野球とかも見たついでとかの?」
めぐ「違うよ、野球はもっと前。」
7.大曽根19:18発→金山19:36着 名古屋港行き 2406
時間が押してきたので、そのまま帰ることとしよう。元々は茶屋ヶ坂から基幹バスに乗り換えるというものを考えていた。市役所から基幹バスに乗り換えてもいいのだがやはりパス。これは名鉄バスから名鉄電車に、manacaで乗り継ぐと割引が適用されるためである。
栄から乗る客は東山線ほどでないのだろう。ついでに名鉄沿線から名古屋駅を経て栄への行き帰りの際、manacaを介して基幹バスへ乗り継ぐと地下鉄より片道80円安くなる。本数や輸送力では地下鉄に大きく劣るため、やりたい方だけどうぞという程度にとどめておく。地下鉄で15分というのは結構長い。
十川弟「じゃあこの辺で失礼します。」
めぐ「ありがと。」
金山で下車し、manaca乗継割引が適用されて運賃が190円となった。目的としてはこれで終わることとなる。もう1つ候補にあった、名古屋都市センターにある『まちづくりライブラリー』へはここから近い。
坂崎君「今日はありがとうございました!」
めぐ「どういたしまして…。」
達彦「では…。」
8.金山19:46発→木田20:07着 準急・佐屋行き 3580
神宮前までに乗車した客のおそらく半分くらいが降り、金山で同程度の客が乗車。名古屋でもそれを繰り返す。3500系にはインバーター機器が更新された編成や車内照明の一部がLEDとなった編成、一部の車内案内装置が液晶式になった編成がある。これらはおそらく、今後迎える大規模更新への試験目的なのだろう。
(おわり)
とりあえず以上となります。こちらは旧ブログの記事を"移転"させる際、操作性などの検証を行うものです。ひとまずはamebloとlivedoorが候補になっておりまして、試験投稿に至ったのでした。
※あくまで個人の感想です。