20km地点の川崎を出発。

 

 

こちらから横浜までの約10kmは、正月のやまいち練と被るのですが、なんにもないんですよね。

 

いえ、国道15号を進む途中で箱根駅伝の鶴見中継所があったりするのですが、平坦でまっすぐに続く道もそこに立ち並ぶ建物も、どれもこれも凡庸で、これといって目を引くものがないために「なにもない」と感じるのかもしれません。

 

挙句、くもりもしくは雨の予報だった天気にも関わらず、この「なにもない」区間に入った途端、まだまだ夏を謳歌しきれていないといわんばかりの太陽が顔をだしてきて、三浦半島へと脚を進める一行を焼きにかかってきます。

 

「なにもない」なんて失礼な言い方をしておりますが、じっさいにはそこで暮らしている無数の人たちがいるし、生活のためにひつようなスーパーなりコンビニなりの商業施設は存在しているわけで、だから実際には「なにもない」わけがないのです。

 

 

しかし飽くまでランナー目線でいうとほんっとに「なにもない」んですよw

単調な道をただただ太陽に焼かれながら進むなんて苦行いがいのなにものでもないではないですかw

 

それはそれは、この後横浜を通過してたどり着くことになる山手付近の洋館立ち並ぶハイソな光景からは対照的な「なにもなさ」加減で。

 


あ、でも一つ、通りかかった一瞬だけですが目を引く光景がありました。

 

JR鶴見線国道駅

 


よかったら上のリンクを踏んでみてください。

通り掛かる時にぬまっちさんがふと立ち止まってみんなで覗いたその景色は、まさに異世界そのものな空気感でした。

 

 

それから、横浜の手前ではやまいち練の記念撮影スポットとしてもおなじみのKIRINビール生麦工場があります。

 

やまいち練で冬に通り掛かる時も「ビール飲みてぇ」と言っているくらいだから、この季節に通りかかったものなら「あちーし25km走ったし、もうここがゴールでいいんじゃね?」と半分本気で思いました。

ちなみに工場の中ではビール飲み放題のBBQが味わえるそうです。

 

 

で、今回初めて気づいたのは工場の前に生麦事件の事件碑なるものが存在したのですよね。



当時インターナショナルインシデントに発展した、薩摩藩士による英国人切り付け事件の面影を残す生麦の地を後にします。

 

 

東神奈川を通過し、みなとみらいの手前、ふらっとさんとの合流ポイントに到達しますが、ふらっとさんがいません。

 

ぬまっちさんがLINEグループで連絡を取りつつふらっとさんの捜索に出かけましたが発見できず、すこし先の臨港パークで待ちました。

 




こちらにて横浜月例3000mでPBを出してきたというHiroさんと合流。

 

待機中に「あれ?今日横浜とおるの!?」と、仕事中のそらさんがドンピシャのタイミングで連絡をくださり、「そこらへんの〇〇な形のビルがうちの職場だよー!」とのことで、見える位置でのニアミスが判明。

 

 

しばらくするとふらっとさんが東神奈川方面から追いついてきて、それから上大岡ぬまっちさん行きつけの中華店佐野金のランナー店主さんも合流し出発。

 

赤レンガ倉庫やら山下公園やら、千葉では見られないおしゃれスポットを横目に通過し、山手の坂を駆け上ったところが港の見える丘公園でした。

 



公園周辺の山手一帯の丘上は、幕末からの外国人居留地の風情を残した洋館が立ち並ぶレトロ空間。

 

mizoreさんと「とても千葉と同じ日本とは思えないっすね!」「ガンプくん、目がキョドってるよ!」「だって見るものが多すぎるんですもん!」

なんてソワソワキョドキョドした会話をしながら進んでいました。

 

 

元町公園のあたりなんて、四方八方360°見渡す限り洋館だらけで。

 

「元町」っていうといままで自分、東横線終点の「元町中華街」と、中華街とセットにされているものだから、ワチャワチャしたイメージを持っていたんですよね。

 

しかしその「元町」という地名を冠した公園のそれはワチャワチャなんていうイメージとは程遠く、昔の貴族が優雅にお茶会なんかを開いていたであろう高貴な空間でありました。

中華街とセットみたいな駅名で有名になっちゃうのもなんか勿体ないな、と「元町」という地名に対して思ったり。

 

 

でも、太宰の「斜陽」で没落貴族一家が住んでいたのは(じっさいは逗子あたりだった気がしますが)、中華風の家屋だったりしたよな。

高貴な感じと中華風は決して相反するものではない。

むしろ現在の商業観光地化した横浜中華街の方が変わってしまって、元町のイメージまでをも変えてしまっていたりするのかもな。

 


とかなんとかを考えたりもするのですが、この三浦半島侵攻作戦においてこの山手元町の一帯は、夢の中でみた幻の大地そのものでした。

なんといっても若いピチピチした観光女子がたくさん

 

侵攻隊、特に男性陣一行は、山手のフェリス女学院の門前で立ち止まり、スーっと大きく深呼吸をします。

自らの汗臭との空気交換です

 

この瞬間、幻の大地での目標を達成した気がいたしました。

ぐふふ

 


あー、まあ、汚い感じにしちゃいましたけど、みなとみらい~山手の一帯は面白そうな(酒がうまそうな)お店もたくさんありましたし、関東から遠出して行ってみたいところってのはもちろん沢山あるんですけど、休みの日にぷらっと来たりしてじっくり洋館巡りなんかもしてみたいなー、と。

 

 

そんな幻の大地、山手で気力をチャージした(主に男性陣)一行は、いよいよ三浦半島侵攻へ向けて丘を下ります。



根岸森林公園を抜け、



たけしさんに気合を注入いただき、

 


東京からの本隊よりも多いんじゃないかという分隊と新杉田で合流。


まつよしさんカナ先生ユキさん全力さんオーさんまよねぇさんさんIN れっつさんOUT +5 17名




 

 

こんな風にですね、リアルパーティーを組んで、幻の大地に登ったり半島侵攻をしていたら楽しすぎて、ドラクエウォークとかをやっている暇はないのでした今回。

 

 

半島侵攻・アフター編につづく。

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あ、まもの討伐数の訂正抗議がありましたので更新しておきますねw

 

りなおさん…3種コンプリート

ガンプ…3種コンプリート →昨日月間300kmの距離合わせ7kmジョグでダンジョンを発見し討伐

choeiさん…3種コンプリート →ブログ今日読みました追記

~~~コンプリートの壁~~~

ちまきさん…スライム1匹

かっきぃパイセン、ぬまっちさん…メタルスライム1匹

なにをしたいのか分からない巨人(奇行種)…0匹

トガーさん…アストロンでカチンコチンコなキングスライム1匹