8/11はなっちゃんがなにやら人をあつめて練習会とやると言うので、どうせお盆にはなんの予定もなかったものですから「ほい行きます」と簡単に返事をしておりました。

 

 

昨年の大阪マラソンでランデブーをして、関西テレビに夫婦と間違われて取材をされていらい、ブログ上では僕の嫁という設定になっているなっちゃんですが、その生態は謎な部分が多く。

 

なんせ、一週間前になっても何時にどこに集合すればいいのか不明でw

 

 

行田公園では同じく参加予定のたっきぃさんと「ナツヲ(なっちゃん)練はほんとうに開催されるのか!?」

ということを話しあっておりました。

 

 

まあ、前回のナツヲ練ではまゆりんさんが東京から日帰りで参加されていたし、なんとかなるだろうと思ってはおったのですが。

ためしに開催地周辺の湯の山温泉の宿とかを調べてみたら、予約でぜんぶ埋まっていて、日帰り必須なかんじになっております。

 

 

新幹線でぷらっと行けてしまう名古屋とか京都とか大阪とかとちがい、三重とかって東海道から逸れないといけないから、なかなかいく機会がないのです。

関西の人たちからしてみると、わざわざ東京までの道から逸れないといけない富士山みたいなものでしょうか、紀伊半島のほうというのは。

 

 

なんなら1泊くらいして、まだ行ったことのない伊勢神宮とかの方にも行ってみようか、とかも考えていたんですけど、宿が空いていようがどっちにしろ、お盆中の旅行はどこにいってもお金がかかりそうでしたので、今回は日帰りで正解だったとおもいます。

 

 

 

 

  

関東からゆいいつ参加の僕に合わせて、近鉄湯の山線大羽園駅10時集合にしてくださった今回のナツヲ練ですが、千葉の地元駅を始発ちかくの電車で出てきたら、もう9時過ぎには大羽園駅前のセブンにいちばんのりで到着していた。

 

 

なっちゃんの地元の三重県菰野市のあたりというのは、なっちゃんのブログをみれば分かるとおり「田舎」なんですよね。

自分も田舎出身なので、夏に田舎の荒野を走る、みたいのは好きでして。

 

 

でもおなじような田舎にわざわざ日帰りで来るくらいなら、お盆なんだし、宮城栗原の実家に帰省して走ればいいじゃないか、とおもわなくもないのですが、西のほうの田舎ってちょっと東北の田舎とは風情が違うというか。

 

田舎なんだけどなんやら神話の舞台だったり、いろんな合戦とか、ながらく国の歴史の中心にちかいところにあったから、そこかしこに何かしらの魔界がころがっていそうなイメージ。

 

 

駅前のセブンからナツヲ練(正式名称:ナツの夏のかもしかワクドキボルダー)のスタートゴール地点となるアクアイグニスに着いて、ナツヲ隊長からコースの説明を聞いていると、目的地は「椿大神社」ですと。

 

 

ほらでた。

そこらへんに気軽に「大社」が転がっているのか、このあたりは。

 

 

とおもっていましたが調べてみると、椿大神社は"伊勢国一宮"という、そこらには転がっていない、格式あるお社だったようでして。

 

 

○椿大神社(Wikipedia)

 
椿大神社は中世、修験道の中心地だったそうです。
 
自分ごとなのですが、つねづね、マラソンには修験道っぽさってものを感じています。
マラニックでの寺社仏閣は定番のお立ち寄りコースですし。
それに富士登山競争とか、まんま形を変えた現代の修験道じゃないですかw
 
 
ちなみに、椿大神社を造営した倭姫命は、ヤマトタケルの東夷討伐のときに、草薙の剣を与えた人物らしく。
 
 
そんなヤマトタケルさんには、足柄峠にまつわるエピソードがあります。
 
 

 
ヤマトタケルさん、足柄峠の神様をコロしとるんですよwww

おせんべ教祖の敵w!

 

かと思いきや、むかしで言うそこらの「神」ってのは「化け物」と表裏一体であるらしく。

 

現在足柄男塾のわれわれが化け物の脅威もなく安心して足柄峠を登れているのは、ヤマトタケルさんのおかげ、ひいては、ヤマトタケルさんに草薙の剣を与えた倭姫命のおかげなのです。

 

 

つまり!椿大神社を詣でることは、足柄男塾生としての責務なんですよ!

(多少強引な気はしています。)

 

 

 

そんなかんじで足柄男塾の原点ともいえなくもない三重のナツヲボルダーは、のっけから斜度10%ほどの急坂ではじまります。

 

しかし、日頃おせんべ塾長から「斜度14%のラスボス以下の坂は坂じゃない!」と教えられているため、平地と同じようなフォームでガシガシと登っていく一行。

 


※写真はやらせです。

※じっさいはあちぃとか、ちずりんさん待たなきゃとか、都合よくいいわけを付けてのっけから歩いてました。

 

 

行って帰っての片道12kmコースと聞いていたコースの最初3kmほどはロードの登り。

 

ピークをすぎて下っていくと、視界に飛び込んできたのは。

ナツの夏のみんなにどうしても見せてあげたかったという、斜面にひろがる広大な茶畑です。

 




 

これは思わず歩みをとめてしまう光景。

汗を大量にダラダラとかいてランニングをしている途中ですが、のんびりと心がおちついてきます。

 

しばし景色をながめたり、写真をとったりして、夏らしい時間の過ごし方を堪能。

 

 

ま、心がおちついたとおもったこの直後、生命の危機を全員で感じる体験をすることになるのですが……。

 

 

8km地点ときいていた紅葉渓谷の休憩場所茶屋には5kmくらいで到着しました。

だいぶ距離情報があいまいなのも、ナツヲ隊長の性格によるものか、それとも長めに距離をいっておく気遣いか。

 

 

紅葉渓谷沿いを進むと、なんやら不思議な色をした植物の生える幻想的な小道があったりする。

 




 

茶畑もふくめ、あまりにも綺麗な景色がつづきすぎるので、ちょっと汚したくなって、野生魔界を試みてみたりもする。




 

 

 

しかし、ほんとうの魔界はこの先に。

 

 

これまではずっと綺麗だった道が、急に荒れはじめる。

 



ナツヲ隊長は「こんなんやったかなぁ~」とか言いつつも、合っているはず、とか言って引き返す気配はなし。

 

やがて、本格的な藪こぎがはじまる。

ベトコンか!?戦時中か!?

 



 

 

このつづきは、たっちディレクターがお届けする番組「西川口探検隊 "三重の密林奥深くに潜む原住民族をさがせ!"」でおたのしみください。

 


 

つづく

 

(あ、じぶんでもちゃんと続きは書きます…)

 

 

 

明日から仕事です。

5連休で100km走るといっていた進行状況ですけど、ここまで70kmです。

 

これから夕方に30km走らないと帳尻があいません!





体重は順調に減ってきたので30km走って仕上げたい!

 

 

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