富士山登ってぐわぁした話(奴隷登頂編)からのつづき。

 

 

「ひやしあめ」というのは、大阪ローカルの甘い生姜ドリンクで、金曜の神田ランチであやたさんからお土産としていただいておりました。

 

また、ぐわぁTってのはこんな経緯で2013年に産まれたチームTだそうで、これも前日あやたさんが届けてくださいました。

 

「死ぬ気で走らんかいゴルァ( ゜Д゜)」の声の主はたーはるさんでしたのですねw

 

 

 

 

「富士山の頂上でぐわぁTを着てひやしあめを飲みます!」とかるーく前日に宣言したのが、「富士山に登ってぐわぁした」っていう今シリーズのタイトルの由来です。

 

 

 

前日に食べたから揚げ9個から発生したらしきガストラブルで苦しみ、速い人なら30分掛からずに到達するという本八合目~頂上までのルートを40分くらい掛けて登ってきたところからのつづき。

 

 

頂上は目の前。

下からぽたさんがおいついてきて、一緒に登頂できそうです。

 

去年の今ごろ、うさぎさんたちと登ったのが僕にとっての富士山初登頂だったんですけど、その時はトレランではなく、フツーのゴツイ登山靴に大き目のリュックにはペヤングGIGA盛りセットをつめ込んだごく普通の登山者で、ゆっくりと六時間ほどをかけて登りました。

 

 

今回も登山モードといえば登山モードで、所要時間を正確には測っていなかったりもしたのですが、五合目~山頂まで合計1時間ほどの休憩をまじえて、3時間半~4時間ほどで登り、まずまず苦しいながらも、ちょうどたのしめるペースだった気がします。

(登山競争の2時間半っていうのは、できるかもしれないけど間違いなくたのしくはないw)

 

 

吉田ルートは区間ごとにつかう筋肉がちがうので、たとえば7合目までのガレ石道でふくらはぎがツラいな~と思っても、7合目からうしろの岩登りのところでは全身を使うからふくらはぎは回復する。

 

本番は局部てきにツラい筋肉負担がでても、次セクションで回復できると思ってひたすら耐えて進めばいいのかな、と、イメージがわきました。

 

 

 

あ、僕は登山競走に出ないのですが(>_<)

 

 

 

頂上に着くころにはみぞれ交じりの雨が降り出していて、ときおり突風が吹く荒れた天候になっていました。

 

 

崩れた石積はこのように補強。

 

 

 

から揚げガスで苦しいおなか+冷やし雨。

 

太陽の塔のあやた神は、僕にどれだけの試練を与えるのでしょう。

 

トガーさんがから揚げ10個をペロッと食べるような感じに、富士登頂はすんなりとは行かないようです。

 

 

とにかく寒い。

 

ぐわぁTの上に薄手のランニング用シャカシャカと、その上に厚めのコロンビアのジャケットを重ね着しているので、上はまだいいのですが、ランパン一枚の脚部がこごえそう。

 

軽く命の危険を感じ、富士山に向かう社内ではちさんが言っていた映画「エベレスト」の話がチラつきます。

 

 

 

 

先に登り終えていたかっきぃパイセンが、山頂神社の建屋内で雨風をしのいでおりました。

 

総じてたのしめたご様子で、「ちょろいぜ!」みたいなことを言ってます。

(下山では逆に泣きそうになってたw)

 

 

自分も中に入り、ついでに神社参拝。

いちおうパイセンの富士登山競走完走を祈っておきましたYO。

 

 

建屋の外は雨風がだんだんと勢いをましているようです。

 

「はちさんは大丈夫か……」

 

Nさんが付いてくださっているのが分かったので、すっかり任せきりになって安心して進んできましたものの、さすがにこの天気になってくると置いてきた罪悪感らしきものがチラホラ。。

 

「寒いけど外に出て上から探しておこう。」

 

頂上から顔を出してながめてみると、ドラえもんみたいになったはちさんがNさんと一緒に登ってくるのが見えて一安心。

 

富士山バージンを捨てるまであと少しだがんばれー!

 

 

 

ついに富士山バージン喪失の瞬間。

高山病の恐怖と戦いタケコプターもつかわず完遂しました!(>_<)

 

 

 

本題の「富士山に登ってぐわぁとひやしあめを飲む」図を、冷やし雨の中でサラッと撮ります。

 

寒いよ
 
 
 
 
ひやしあめを飲んで余計に冷えた身体を暖めるため、ラーメンを食べて暖まる。ついでにビールも。
 

 

早わざで集合写真を撮り、

 

 

 

即下山!

 

 

ガレ石だらけの無限折り返しロード。

 

 

 
コケて膝から流血して泣きそうになっているパイセンとは対照的に、僕は下りをめちゃくちゃ楽しみまして。。
 
 
ぽたさんの下山がとても速く、最初はぎこちなくついていったんですが、コツをつかんだらすんごく楽しかったです。
 
コツをいえば、吉田ルート下山コースはマラソンじゃありません。
どっちかっていうとスキーとかスケートっぽいです。
 
 
あえて砂利深くに足を突っ込むと、滑るは滑るんですけど、ある程度のところで止まる。
その止まる閾値ポイントさえ理解してしまえば、ガレ石はもうパウダースノーのスキー場です。
 
両サイドが壁っぽくなっているものだから。
 
まんまハーフパイプ。
 
 
無駄にジグザグして左右の壁に飛び登ったりして。
なんなら360°とか回転したかったけどそれで怪我したら目も当てられないので自重して
 
雨が降って湿っていたので砂埃も全くなく、この下山のために毎月来たいくらいに楽しかったのですよ。
翌日とかも特に筋肉痛などもなく。
(全身疲労はあって、2日後の30km走は途中でやめたくなりましたが)

 

 

 

ぽたさんと僕はそんな感じで下りを楽しみまくって、はちさんはスキーができなくとも下りが得意だからまだよくて、パイセンは一人で何回もコケていて登頂時とは魔逆のこの世の終わりみたいな顔をしつつ常にしんがりで下っておりましたw

 

 

ぽたさんとNさんはこの日、富士吉田から登っていらして、六合目に着いたときに体調のわるいNさんが「五合目からバスで帰りたい……」とおっしゃっていたのに、ぽたさんが「バスで行くのと脚で下るの、時間変わらないから走っていくよ!」とNさんを攫っていかれてお二人とお別れ。

 

Nさん哀れ……。。

 

 

ただ、Nさんってもともと高山病もちで、それでも何度も富士山に挑んで高山病を克服した(慣れた?)方なんですよね。

 

途中でお会いしたキクゾーさんも、バリバリのトレラン派なのですが高山病持ちですんごく慎重に登っていらして、そして今年山頂コースにエントリーしていらして。

 

 

はちさんが富士山はイオンか!?と書いたみたいな感じでいろいろな方にお会いした富士山でしたけど、あんがい高山病対策で登っていて、あえて高山病体験のために登っている人が多いんだな、ってのが印象的でした。

 

レポ楽しみにしてると言って下さったのであえて書きますと、

高山病はどうやら「慣れ」も大事みたいですYO!

 

 

 

OLパイセンの「私を富士山につれてって♡」というか、「試走いきたい!いきたい!いきたい!!」ってのに乗っかって自分でも色々調べたりして無駄に天気の見方とか、関門がどーのこーのとかを知って。

 

「富士登山競争に出たい!出たい!出たい!!」

 

っていう感じになってしまっております。

 

 

来年は五合目コースのクリック合戦にたぶん参戦するでしょう。

 

 

エントリーできるといいなぁ。

今年参戦される方々がんばってください。

 

 

おしまい。

 

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