富士山登ってぐわぁした話(魔界編)からのつづき。

 

 

富士急ハイランドに近い富士北麓駐車場から、スバルライン五合目行きのシャトルバスに乗ったところからでした。

 

シャトルバスは30分に1本のペースで出ていて料金は往復2,000円/1名。

ほんとうは8:30発のバスに乗る予定だったんですが、高速の渋滞と魔界ガスに巻かれて、30分遅い9:00発のバスに乗車。

 

で、40分ほどして五合目に到着。

 

 

今回富士山に一緒に登ったお二人はどちらも初登頂なんですけれども、というかかっきぃパイセンは高尾山よりたかい山に自力で登ったことがないとか言っているんですけれども、それぞれ富士山にたいする独特なイメージを持っておりました。

 

 

 

 

はちさんは以前見たという、1996年の日本人登山家難波康子さん含む登山隊8名が無くなった事故をもとにした映画「エベレスト」のイメージを富士山に持っていまして。

(気になりすぎて自分もDVD借りて昨日見ちゃいました)

 

 

富士山の頂上では高山病で脳みそをやられた人々が、「暑い!暑い!」と半狂乱になって着ている衣服を脱ぎだし、崖から身投げをしているんじゃないかとか。

(もしそうならエロいおっさんで山頂あふれる…)

 

高度3000mを超える世界では下界では見られない突風が吹き荒れ(エベレストでは時速320km)、人がゴミみたいに吹き飛ばされる、とか。

 

まさに魔界のような恐ろしいイメージを富士山に持っているものだから、前日の夕方まで行くかどうかを迷っていたし。

 

 

それでも歩みを始めまして、10時ごろ五合目からゆっくり歩きつつスタートしてすぐに、すでに夜通しの登頂を終えて戻ってくるメタボンさんに会えました。

 

 

「上は風が強いよ、寒いよ」と散々脅されましたが、実際想像以上でしたよw
 
 

六合目に向かい勾配が急になると、かっきぃパイセンのペースがズンドコ上がって行き、高山病に慎重になってゆっくり進むはちさんが遅れ始めます。

 

六合目はすぐだし、去年富士吉田~五合目まではちさんと試走した時も、自分は先に進んでポイントポイントではちさんを待つ、っていうやり方だったものだから、今回もそれでいいだろうと。

 

(たぶんはちさんは自らに合わせて気を遣ってもらう方をイヤがるだろうしな、とか気楽に考えていたら、実はあんがいサポートを求めていたらしい)

 

 

 

そんなはちさんの気も知らない冒険感覚の同じ会社の社員2名といえば、

六合目で写真をとってからは、15時ごろから天候が悪化する予報なのでなるべく早く山頂に到達するために先を急ぎます。

 

はちさんには「気分が悪くなったら山小屋周辺は電波が通じるはずだから、山小屋で待つとか連絡ください」と言い残し、七合目までのガレ石の道をパイセンとズンドコと進みます。

 

 

 

で、進みながらパイセンは「このガレ石とか山小屋の木材とかさ、きっと足に鉄球をつけた奴隷が運んでいるんだよw」とかおっさる。

 

かっきぃパイセンイメージでの富士山というのはどうやらこんな感じらしいです。

 

 

ドラクエ5、「大神殿」の建設現場

(天空の塔ではなかった)

 

あしに鉄球をつけた奴隷たちがムチでうたれながら資材を運び、富士山の山道とか山小屋を建設しているようです。

 

 

しかしそんな夢を打ち砕くように、のちほど山道のそばを走る専用道を、資材運搬用ブルドーザーが通過して行った光景をみたときパイセンは、


「ど、奴隷たちがあんなガンタンクみたいなやつだったなんて……。」


と、さぞかし残念そうにしておりました。

 

 

夢やぶれつつ気を取り直して山道を進みますが、にしたってパイセンのペースが速いのです。

息一つ乱さず身軽に進んでいくのに対し、こちらは必死にゼーハーしながらじゃないと全くついていけません。

 

 

「みやみさんとかこういう道、ヒョイヒョイって進んでいくんでしょ?どうやってんのよ?」とか言いながら実際自分もヒョイヒョイと進んでいく。

 

休憩中以外進んでいる間は、試走者含め誰かに抜かれた記憶があまりありません。

 

 

七合目に到着。

ここまではガレ石に足を取られてふくらはぎがパンパンに張りました。

 

そのまま七合目ではちさんが上がってくるのを待っていると、ボタさんとNさんのご一行に遭遇。

話をきいてみると、仮装ランナータッキーさんのお友だちだそうです。

 

ここからはお二人を加えた5人パーティーで進むことになります。

かっきぃパイセンと自分の2名がズンドコ進むためにいつも置き去りにされるはちさんを、なんと途中合流のボタさん、Nさんが見てくださりました。

 

Nさんは初登頂時に高山病がかかり、しかしながらその後登頂を繰りかえすたびに克服されたお方。

しかし今回は少し酸欠症状が出ていたので、慎重なペースで進むはちさんと一緒に登るのが丁度よかった模様。

全然うしろを振り返らないダメ社員たちのフォロー、とてもありがたかったです。

 
 

七合目以降の岩場でも弊社パイセンはヒョイヒョイと進みます。

そんなに経験はないはずなのに、両手も使いつつ岩場をリズミカルかつコミカルに登っていってはちさんのことを完全に忘れて冒険者ゲーム感覚で楽しんでいる。

 






で、たまに道を間違えるのです。

 

 

左に大岩があって右に進むべきところを左の大岩に挑戦していったり。

ロープが張られていてそっちに行っちゃダメってなっているところをダメな方に行ったり。


そんなバナナ(>_<)な場面がちょいちょいありました。


まあ、富士登山本番は前の人に付いて行けばいいですからねぇ。。

 


八合目とか、元祖八合目とか、新八合目とか、裏八合目とか、たくさんある八合目を通過して、富士登山競争の関門がある本八合目に到着。


途中、高山病対策で慎重に登るキクゾーさんに会いました。




本八合目に到着すると、なんだか、おなかのガスが膨れてきて、息を深く吸えなくなってきます。


頂上まで(ガチンコで登って)30分。


パイセンに「おなかが膨れて酸欠なんでゆっくり行きます」と告げたら、「(頑丈キャラが)らしくねーなぁ。」とか言ってズンドコと先へいってしまいました。



このお腹の張り、どー考えても前日から揚げ9個食べたせいだよね?


から揚げ魔界に引きずり込まれて、僕の富士登山試走は本八合目でおわりました。。



で、ひーこらと山頂に到達したわけでありますな。。



下山編へつづく。。


 




前回まで2019年4月以前の古いバージョンのバナーを使ってしまっていたようです。。

(元々ほとんどいないんですけどw)前回前々回でせっかく押してくださっていた方、

こちらの不備でINポイントが反映されず申し訳ございませんでした。

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