○前回までのあらすじ○
金融道の男たちに追われ身に覚えのない借金返済を要求されるガンプとナツヲ。
「ぽんぽん山の山頂で地面をポンポン言わすと、ふもとの古墳のハニワ達が目覚める?閉ざされていた石室が開き、金銀財宝が手に入る?」とかいうウサン臭い伝説を信じ、まんまとぽんぽん山の劇坂を登りヘロヘロになったガンプはついに山頂の地面をポンポンと鳴らした。
ちなみに地面をポンポン言わせた様子はこちら→★
山をポンポン言わせると、空の色が変わりました。山のふもとの古墳でなにかが起きたのでしょうか??
登りではヘロヘロオネエ走りになっていた坊主頭の男ですが、金銀財宝があるとの話を聞いた途端に男気を発揮し、古墳までの案内役を買って出てくれ、一行は山を降り始めます。
ボウズ頭の男(まやさん)、は、速いぞ。
傾斜が腰にひびくので恐る恐る降りていたら置いていかれた。
自分はアキさんと一緒にゆったりと下ります。
水分を切らして干からびそうだったため、アキさんにワガママを言って山の途中にある寺の茶屋でスプライトを一杯。
(茶色い写真がいい感じにハマった)
スプライトを飲んでいると、自分らよりもさらにゆっくり降りていた背の高い男、四の付く男、カメラマンたっちが追いついて来ました。
四の付く男「ビール!ビール!」
残念ながら茶屋にビールはありません。
しかし、四の付く男のビール発言に、自分も一刻も早くビールを飲みたい気分になってきました。
この辺りから、古墳で財宝を見つけることよりも、段々とビールの優先順位が上がってきます。
ビール!ビール!
じゃなくてコフン!コフン!
空の色が変わってから気温が上がったのか、やたらと暑くなってきていました。
ビール不足に陥ったメンバーたちは走ることを諦めて歩き出します。
ボウズ頭の男とカメラマンたっちは真面目に走り、もう見えなくなってしまっていました。
※まやさん以外の歩いていたランナー達は全員サブ3.5以上です
来たルートとは別の、風光明媚なコースを通る。
背の高い男「まあ冥土の土産にビールくらい飲ましたるわ。俺らも山登って喉かわいたしなあ。」
キツネ目の男「その代わり飲んだあとでキッチリ埋めさしてもらうでぇ。」
ナツヲ「お願いします!埋めるのだけは、埋めるのだけは堪忍をー!!(土下座)」
アキ「まあまあ、お兄さんたち。手荒な話はやめて、ちょっとこのビールを飲んでみてください。」
アキ「それは毒入りよ」
金融道「ウゲ……」
ナツヲ「た、たすかったで!アキさんありがとう!!」
おしまい。
毒入りビールを飲まされた金融道のその後は?
たっきぃさんがそのうち続編を書いてくれると思います(ぶん投げ)