チェーンメンテナンス | MCFWit 自由人masaのブログ

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四国は香川県にて、
株式会社モーターサイクルファクトリーWit
という会社を設立し、バイクの修理やメンテナンス、カスタムなど
を主に生業としております。

当ブログをお読み頂き、
それが皆様がお乗りのバイクや車を楽しむヒントになれば幸いです。

GOTAL (ゴータル)

ロードバイクや、マウンテンバイク のドライブチェーン用のメンテナンス用品等を展開しているメーカーさん

そこから販売されている
チェーンの洗浄剤のテストをさせていただきました。


いつもありがとうございます。
MCFWitmasa です(^-^)

少し前、
といっても
お話をいただいたのは今年の2月

今はかれこれ10月

大変遅くなりました!

レースとかイベントとか色々あって
バタバタしていたという…

言い訳ですね

ごめんなさいm(_ _)m


では本題。

テスト内容としては、
オートバイ用のシールチェーンに使えるの?

といった内容ですので、

細かい話はさておき、
とりあえず試さない事にはなにも見えて来ないので、
早速、汚れたドライブチェーンに洗浄液を使ってみました。

用意したのは、
先日交換させていただき、取り外した古いドライブチェーン。


ちょうど良い具合に汚れています。

このチェーンを用意した洗浄液に浸け置き。

容量としては、
60℃ほどに熱したお湯を、約250cc 用意

そこにチェーンディグリーザーの素を、
中さじ一杯くらいを入れ撹拌し溶かし込みます。


作った洗浄液は、本来は蓋の出来る容器等にチェーン全体が浸かり込む程度を入れて、
蓋をして容器をぐるぐるとチェーンが回る様に使うのですが、

今回は比較をしたかったのと、
バイクの場合はチェーンを外すという作業は、
カシメの兼ね合いもあるので一般の方はなかなか行わないで、
半面づつを浸け置くだけにしてみました。

日頃のメンテナンスに使う分には、
なにか適当な霧吹きボトルに入れて使うと良いかと思います。

そして、
約2分ほど浸け置いて見たのがこちら。
先ほどの画像の状態からひっくり返したモノ

古いチェーンルブもさらさらになり、
軽いブラッシングで汚れが落ちて行きました。

そこからさらに数回、同量の洗浄液を新たに作りながらテスト


洗浄液成分が効いているので、
どんどん汚れが落ちて行きます。

洗浄が終わればしっかりと水で洗いながします。

お湯を使えば後の乾燥作業が早いのでおすすめです。

※火傷に要注意ですよ。

さてここからが本来の目的
バイクのシールチェーンは扱いに色々と言われるカテゴリーですので、気になるところの確認をします。


こういうモノはさっさとバラして現物の現状を確認するのが手っ取り早いです。


当然の様に短時間、
10分付近での浸け置きでは、

シールチェーンのシールが損傷していないのであればというのが大前提ですが、

内部に洗浄液が浸透する事もなければ、内部に封入されているルブが流れ出る事もありません。

雨天走行も想定されているのですから、
このくらいは耐えてもらえないと困ります。

何度もいいますが、
ゴムシールが損傷していない事が大前提ですよ。

ゴムシールの変質等は今回のテストでは見受けられませんでした。


シールチェーンのゴムシールについては、
過去に色々とテストをしていますので、
そちらの記事を見つけてくださればと思います。

簡単ではございますが、
総評としては
チェーンディグリーザーの素で作る洗浄液は
洗浄能力も高く、臭いもナシ
水溶性ですので多量の水で中和しそのまま下水に処理出来るのが⭕

シールチェーンへの使用等は、
各チェーンメーカーさんの推奨している 
走行使用距離20000キロ以内で定期的に適切なメンテナンスがされているモノへは⭕かなと

注意事項としては、
✅洗浄液を素手で触らない事
✅仕上げの水洗いお湯洗いなどは
しっかりとした量でしっかりと洗浄液を洗い流す事
あとは、
✅パッケージに記載されている注意事項を必ず読み理解して使うこと

ですかね。


今回のテストは、スチール地のチェーンのみ。
メッキチェーンや今流行りのカラーチェーンは、
後日テストしてみたいと思います。

といったところで👋