こんにちは!
むすたーはむです(*´ω`*)。
で、お待たせいたしました、今回はやっと完成の植物素材のカヌレのレシピのご紹介です。
カヌレというと、私は結婚前まで存在を知らないお菓子でした(;^_^A。
旦那さんの好物で、この世にはなんてオシャレな焼き菓子があるんだ!と驚いたものです💦。
今は私の住む田舎でも、近所のパン屋さんやケーキ屋さんで販売してくれていますが、小ぶりなのに結構お高いんですよね。
大きさにもよりますが、1個250~350円くらい。
材料自体は、牛乳・バター・小麦粉・卵・お砂糖・ラム酒・バニラビーンズ…ととてもシンプルなのですが、生地を半日以上寝かせる必要があったり、それをさらに常温に戻し、焼き時間も1時間ほどかかったりと、手間暇かかる分だと思っています。
なら、お家で作っちゃえ、とカヌレ型を2年ほど前に買い、初めはレシピ本通りに作っていましたが、自分や家族の体質のため牛乳や小麦を控えるようになり…
ネット通販では完全に植物素材のカヌレが売られているのを発見し、卵や牛乳でなくても作れるならぜひ挑戦したい!
そして、できれば簡単に!となった次第です。
相変わらず前置きが長いですが、手ごね米粉パン同様、かなりの数、試行錯誤しました(;^ω^)。
そのかいあって、今回のカヌレはなんと、
☆小麦不使用なグルテンフリー
☆卵・乳製品なしでヴィーガンやアレルギーでも安心
☆甘さ控えめ(一般的なカヌレの7割くらい)
☆2時間ちょっとでできあがるので、その日に食べられる
という、私の理想を詰め込んだ、少々画期的かもしれないものになりました!
大豆製品はたっぷり使いますので、大豆アレルギーの方はごめんなさいm(__)m。
こちらのブログでは、
手抜きのことばかり考えている不真面目な私が、
・手に入りやすい材料を使って
・食品添加物や洗い物を極力減らして
・肩肘張らずに楽しく作っていただけるように
と考えたレシピを、どうでもいい情報も交えて紹介しています(⁎
記事のシェア・拡散は大歓迎ですが、
(材料の分量が違っても割合は一緒、とか、砂糖をダイエット甘味料に変えただけ、とか、焼成時間が違うだけ、とかです)
私のレシピを参考にして投稿される際は、一言おっしゃっていただけると嬉しく思います
時短で作れますが、ちゃんと外はカリッ、中はモチっとやわらかな本格味。
成功カヌレの見た目である、しっかり密度の、スもちゃんと立つようになりました\( 'ω')/。
こちらが断面図。
こちらは、6個に分けて作ったときのものなので、少し高さが足りませんが💦。
粉糖(写真は和三盆+米粉)を振りかけたり、くぼみにジャムを乗せても可愛らしいです。
では、材料です。
材料
(直径及び高さ5.5cmのカヌレ型5個分)
絹ごし豆腐(水切りしない) | 200g |
無調整豆乳 | 100g |
米粉 | 100g |
★てんさい糖(又はきび砂糖) | 25g |
★メープルシロップ | 20g |
★塩 | 一つまみ |
植物油(太白胡麻油など) | 15g |
ラム酒(ラムダーク) | 大さじ1 |
バニラオイル | 3~4滴 |
無香ココナッツオイル | 適量 |
米粉は、製菓用でなくても美味しくできます。
今回は波里さんの「サクッ!と仕上がるお米の粉」を使いました。
粒子の細かい製菓用より吸水量が多く、重めの生地になりますが、外カリパリッ、中もっちりなカヌレにはむしろ向いていると思います。
香りの良いメープルシロップは豆腐の臭みを消してくれますが、アガベシロップで代用できます。
長時間高温で焼くため、バニラエクストラクトだと香りが飛んでしまい、あまりお勧めできません。
より本格派な方は、バニラビーンズを①で1本、さやごと豆乳と一緒に温めても◎。
では、作り方です。
手順
①小鍋に豆乳を入れ、中火にかけて混ぜながら、沸騰直前まで温める。人肌くらいになるまで冷ましておく。
②ボウルに豆腐と★を入れ、豆腐の粒が無くなってなめらかになるまで泡立て器で潰し混ぜ、植物油を加えて更によく混ぜる。
③米粉を加え、粉気がなくなるまで混ぜたら(写真1枚目)、①の豆乳を茶こしで濾しながら3回に分けて加え、とろりとなめらかになるまでよくかき混ぜる(写真2枚目)。
お話しすると長くなりますが、通常のカヌレより思い切って粉を2倍ほどまで増やしています。
なので力の要る固めの生地になりますが、しっかりと混ぜてください。
無調整豆乳を沸騰直前まで温めるため、どうしても細かい湯葉っぽものができてしまいます。
茶こしで濾したほうが、なめらかになります。
④ボウルにラップをして、常温で1時間休ませる。その間にカヌレ型の内側に、はけでココナッツオイルをたっぷりと塗っておく。
このように、ココナッツオイルが白く固まるくらい厚めに。
夏場は、液状になってしまうので水冷や野菜室で少し冷やすと良いです。
型を冷やしすぎると生地を注いだ時に生地も冷えてしまうので、冷やしすぎには注意です。
⑤休ませた④の生地にラム酒とバニラオイルを加えて混ぜ合わせる。オーブンは天板ごと250度に予熱しておく。
⑥オーブンが温まったら、生地を⑤の型の約8分目まで均等に注いで、トンと打ち付けて平らにならし、210℃に設定を下げたオーブンで60分程焼く。
外気温やご家庭のオーブンの仕様により、オーブンの設定温度は調節してください。
我が家のオーブンは火力が弱いため、初めの設定を250度にしています。
焼成中の経過としては、約10~15分後、生地がグツグツ沸騰してくる→約20~30分後、型のフチいっぱいまで生地がふわっと持ち上がる→それ以降表面に焦げ目がつき、次第に元の高さまで縮んでいく…という感じです。
⑦表面が焦げそうな場合はアルミホイルを途中でかぶせる。全体が茶色にしっかり焼けたら、型から取り出し、網の上で粗熱を取る。
一般的なカヌレのように真っ黒に焼きあがらなくても、全体的に茶~焦げ茶色でたたいてみて固ければ、ちゃんとカリッ・パリッと仕上がります。
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今は冬で寒いので、型、生地、オーブンの庫内も温まりづらいかと思います。
オーブンの設定温度を上げて、時間も長めに取ってみてください。
私も長いときは70分焼くときがあります。
それ以上はラムの香りが飛んでしまったり、上面が焦げてくるので、一旦型から出し、模様の部分を上にしてトースターで2~3分分焼くと良いです。
また、型に塗るオイルは、たっぷり厚めにすることで表面にツヤとパリパリ感が出ます。
Q:型は銅製が良い?
A:お財布と相談して、お好みのもので良いと思います。
それぞれの長所短所は、メーカーさんの方がきっと詳しいのでしょうが…
銅製が一番本場らしいカヌレが焼けると言われていますが、ちょっとお高いのと、錆びないようお手入れが必要です。
蜜蝋を使用する予定がなければ、ステンレス製やテフロン加工製で十分かと思います。
(ちなみに私は普段、テフロン加工のものを使っています。)
テフロン加工のものは、ゼリーや羊羮など、冷たいスイーツの型としても使えます。
テフロン加工とシリコン製のものは型離れが良いので、取り出すのが簡単です。
今は100円ショップでもシリコン製のものが手に入ります。
Q:時間がたつと、フニャッとなってしまう
A:ヴィーガンカヌレも、さすがに翌日にはフニャッとしてきます(封を開けたお煎餅みたいに)ので、焦げない程度にトースターで焼き直すと、カリカリ感が復活します。
Q:お豆腐の臭みが強くなってしまう
A:少々手間が増えますが、お豆腐をサイコロ状に切り、軽く湯がくと、豆腐の臭みが抜けます。
この際、水分が少し抜けて固くなったお豆腐は、頑張って潰す必要があります。
また、最後に加えるラム酒を大さじ1.5に増やすと、ラムの香りも増し、香り良くできるかと思います☺️