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MAKOTOのMovie Station ~マコたにのブログ~

鹿児島出身で今は横浜に住んでいます。映画が大好きで、ジャンルを問わず観てます。映画の話題が多いですが、本を読むのも好きなのでその感想記事や散策した時の様子も載せたりしています。
よろしくお願いします。

原作(清水玲子)では2060年の日本が舞台の近未来SF。

死んだ人の脳に残った記憶を取り出し映像化する「MRI捜査」で事件を解明する「科学警察研究所 法医第九研究室」、通称「第九」の面々と殺人鬼との対決を描く。

但し、人の記憶には「幻覚」も含まれているため、映像に法的根拠は無い。

この捜査にあたる捜査員には、事件の加害者や被害者の記憶が移植されてしまうため、精神的な負担が相当に重く、思い悩んだ末に自殺に追い込まれる者も出ていた。

◇第九への異動を命じられた青木一行(岡田将生)は、赴任後すぐに室長の薪剛(生田斗真)から家族3人を惨殺し死刑となった露口浩一(椎名桔平)の脳内を捜査し行方不明となっている浩一の娘の絹子(織田梨沙)を探し出すというミッションを受ける。

MRIで映し出された映像に第九の捜査員達は驚愕する。行方不明のはずであった絹子が家族に手をかける凄惨な様子に続き、父親の浩一が絹子から凶器を受け取り、自分が全ての罪を背負おうとしていた。

冤罪・・・・・。

第九の報告を受けた警察上層分の下した判断は隠ぺいだった。

それでも捜査を継続することを決意した薪は青木等とともに事件当時の担当刑事の眞鍋(大森南朋)を巻き込み、次第に真相へと近づいていく。

そんな時に唐突に絹子が保護されたとの報道が流れる。

父親を失ったショックで記憶を失っているという絹子に対面した薪や青木は、その挑発的な言動に翻弄されていく。

そして、9人が同時に自殺するという事件が発生し、彼らの記憶から28人殺しの凶悪犯・貝沼清孝(吉川晃司)の存在が浮かび上がる。

かつて、薪の同僚鈴木克洋(松阪桃李)が貝沼のMRI捜査を担当して死に追いやられるという過去等、貝沼と第九の間には因縁の関係があった。

 

◇人の記憶には「秘密」にしたいことが数多く刻まれていると思います。

そんな記憶が死後に除かれたとしたら人道上の問題がありそうです。

そもそも事件捜査では、関係者や目撃者の記憶を聞き出し、被疑者の供述をいかに引き出すかが行われると思いますが、死後の脳の記憶とは言え、そこには決定的な真実が暴かれます。

序盤でモニターに映し出される死刑囚の露口の映像には、本人の深い悲しみと娘の絹子の底知れぬ不気味さが漂っていて、身震いさえ感じました。

それを遥かに凌駕する貝沼の狂気は、まるでモニターから現実の世界に飛び出してきそうな怖さがありました。

貝沼を演じた吉川晃司、主演の生田斗真、松阪桃李、大森南朋の迫力ある演技も去ることながら、絹子を演じた織田梨沙の醸し出す雰囲気が大きなウエイトを占めていたのでは。

あと、リリー・フランキーの演技もかなりいっちゃってました。

 

秘密 (2016年 日本)

公式サイト

監督 大友啓史

脚本 高橋泉 イ・ソクジュン キム・ソンミ

出演 生田斗真 岡田将生 松阪桃李 吉川晃司 栗山千明 織田梨沙 リリー・フランキー

椎名桔平 大森南朋 大倉孝二 木南晴夏 平山祐介 三浦誠己 泉澤佑希 望月歩

前野朋哉 小市慢太郎