ミュータントとは、人為的、天変地異などの超自然現象によって引き起こされた突然変異体。
『ミュータントタートルズ』の主人公達は、亀が突然変異した4人組、『時をかける少女』の主人公は学校の実験室でラベンダーの香りをかいてタイムリープの能力を得ていて、これある意味でミュータントでしょうか。今年公開された『テラフォーマーズ』では、人為的に火星の環境を変化させ人類が住める環境にするテラフォーマーズ計画で送り込まれたゴキブリが、人型に突然変異してしまいます。それを駆除するために送り込まれた隊員達も超人的な能力を備えたミュータントに変身して闘います。この場合は仮面ライダー的な「変身」であって意味合いが違うかな。
公開1ヶ月で興行収入53億円を超す大ヒットとなっている『シン・ゴジラ』は大量の放射性廃棄物によって一個体で進化を何段階にも遂げてしまう完全生命体とか言われていました。
X-MENシリーズはまさにミュータントの闘いを描いた人気シリーズ。
最新作『X-MEN アポカリプス』の主な舞台は1983年。
新3部作は、1960年代、1970年代、そしていよいよ1980年代に突入します。
プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアは、ミュータントと人類の共存を目指して「恵まれし子らの学園」を設立し、若いミュータント達を集めて教育しています。自身は他人の心を読みコントロールできる地上最強のテレパシー能力を持つ。
初期3部作ではパトリック・スチュアートが演じていたこの役は、新3部作となる『X-MEN ファースト・ジェネレーション』、『X-MEN フィーチャー&パスト』そして今作ではジェームズ・マカヴォイが演じています。
プロフェッサーの宿敵・マグニートーことエリック・レーンシャーの人類に対する憎悪の理由が改めて描かれていて、ナチスドイツの凶行の被害者としての少年時代からこの人は本当に苦労したんだなと悲しい気持ちにもさせられます。
そんな経緯からか現代文明をリセットしようとたくらむ何千年も前から存在する史上初のミュータントであるアポカリプスに魂を乗っ取られそうになります。
マグニートーは、磁力を自由に操れる能力を持つミュータントで、巨大な鉄の建造物までをも動かすことができます。
アポカリポスは、理想の世界を目指していて争いばかりしている現代文明に失望して行動をするのですが、そのためには世界を一度滅ぼしてしまおうという危険思想を持ちます。
ちなみに今作の世界は今までの作品とは別の時間軸(タイムライン)にあるらしいです。
1983年が舞台ということで同年に全米No.1になったユーリズミックスの「スイート・ドリームス」が流れるシーンは、まるでミュージック・ビデオみたいでした。
学びの段階にあったミュータント達が持てる能力をコントロールし、X-MENとして組織的な戦闘を初めて行う様子はやや危なげながらもこれから始まる歴史への一歩。
エンドロールの後、意味深なシーンがあり次回作への期待がますます高まります。
X-MEN アポカリプス (2016年 アメリカ)
監督 ブライアン・シンガー
脚本 サイモン・キンバーグ
出演 ジェームズ・マカヴォイ マイケル・ファスベンダー ジェニファー・ローレンス
オスカー・アイザック ニコラス・ホルト エヴァン・ピーターズ タイ・シェリダン
ソフィー・ターナー オリヴィア・マン コディ・スミット=マクフィー アレクサンドラ・シップ
ベン・ハーディ ローズ・バーン ルーカス・ティル ラナ・コンドール ジョシュ・ヘルマン
