『合格』
その二文字が虚しかった。

ごめんね、ごめんね。
両親に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
グランプリでないのなら、それだけでいい。
商業目的に使わないでほしい。
私だけで行けば良かった。
だって6万もかかってる。

楽しかったよ、幸せだったよ。
でも悔しい。
グランプリ取らせる気なんてさらさらないじゃないか。


だけど何が必要かわかった。
何をすべきかもわかった。
悔しい、だから頑張ろう。
そんな単純な理屈に、私は6万円もかけるのか(苦笑)

ただ、やっぱり時間が要る。
体力も要る。
それには抗えないから、今はすべきことをこなそう。

ただの独り言になっちゃったな。
所詮こんなものだから仕方ないか。
悲観ではなく。

頑張ったと褒められることではない。
またこれも周りに感謝することだということを忘れずに。

ありがとう。
良い意味での。
うん、とても満足できた。
楽しかったというか、自分自身の度胸が育っていることが分かって嬉しかった。

『緊張』の扱いは、環境への文句もなく、自身の道への悲観もなく、胸を張って上手いでしょう、と自慢出来る唯一のことのような気がする。

でも言わない。(笑)
こっそり頑張る方がかっこいいから。なんてね。
でもこの子供っぽいプライドは捨てなくてもいいと思ったり。
何だかいつもとは違う幸せを感じた一日だった。

着いて来てくれた両親に感謝。
それに新幹線乗って単純に旅行みたいで楽しかったな。

自己満足の幸せだって何も悪くない。

そこから成長を求めるからいけないのだ。
私は他からいくらでも成長するチャンスを与えられているから、今日はこれで良いのだ。
金曜日ならぬ。うーん語呂が良くない。

さてはて。
いよいよ明日は最終決戦。
両親共に行ってくれるから、何だか家族旅行みたいでそれが楽しみだったり。
まあ、私自身は東京を満喫する暇は一切ないけれど(苦笑)

勝っても負けても、明日こそこう言いたい。
私の愛する林檎さんの言葉。


『毎日が勝ち戦で御座います。』


負けても、ズタズタになろうとも、勝ち戦に変えてみせる。
そんな強気な姿勢で生きていけたら、きっとかっこいい。きっと美しい。
大好きで大好きで仕方のない人と、大切な、かけがえのない時間を過ごしている。
あなたのことがすきだよ。
そう思いながら話しをすると、優しい言葉しかでてこない。
幸せだなあ。怖いなあ。

ああ、もしかしたらこのまま目が覚めないかもしれない。
そしたら、あなたの涙が一秒でも早く止まることを願うよ。

愛だなあ、と、一人ごちて、眠る。
夢への切符、次への乗り換えが許されたことに驚く。

消化試合のつもりだったのになあ‥

きっとそのうち喜びになる。
自信にも繋がるだろう。


ああ、だけど困ったなあ。

経験として、経験として。

ああ、また目的が出来てしまった。
また未来を紡錘がなければ。

もう少しだけ、私に、頑張る力を。