「冬」ならではデジタルな現象?ってブログです。 | カワサキプラザ宇都宮北@宇都宮カワサキバイク屋

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栃木県宇都宮市北エリアにあるカワサキブランド専売店【カワサキプラザ宇都宮北】です。最新情報はもちろん、日常業務ネタやイベントレポート、ゼネラルマネージャー日記を混ぜながらお届けします。

今年も残すところあと僅かとなり、日に日に冬らしく寒い季節となりましたね!ついつい体調を崩して風邪を引きやすいシーズンでもありますので、年末年始に向けて体調管理に気をつけてくださいね!

さて、今回はそんな寒い「冬」ならではのデジタルな現象?をご紹介します。


まずは最近のバイクのしくみ「電子制御式FIモデル」について軽くご説明を!

最近のオートバイには様々な箇所に「温度、圧力、流量、開度、濃度、回転数、速度」などを検知する「センサー」が搭載されていて、各センサーのリアルタイムな状況を司令塔である「コンピューター」へと報告し、そういった情報からより良く補正し、ユーザーへと安心で安全な乗り心地を提供しています。

例えば、そんなセンサーが何かしらの原因を検知した際に「いつもと違くてちょっとおかしいんだよね〜」と報告することにより、メーター内のこのような変なマーク「警告灯チェックランプ」が走行中などに点灯するしくみとなっています。



そんなセンサーのひとつで、マフラーのエキゾーストパイプに設置してある「O2センサー」という部品があります。役割としくみというのがマフラー内の「排気ガス」の成分を計測し、その成分の一部である「酸素の濃度」から起電力に差が出るしくみで、この起電力によってコンピューター(ECU)がエンジンに供給される燃料と空気の混合バランス(A/F値)を判断します。


…で、この「O2センサー」君の作動検知する条件として「熱くなってから」じゃないと正常に検知しないんです。

・氷点下の朝方の際のエンジン始動時
・冷気のような走行風にさらされる走行時

冬になると「気温が低くて寒い!」って状況が増えることで「あれ?検知してないよね?おかしいです!」と異常判断してしまうというメカニズムです。


一時的なことなので、再びエンジンを暖めた後に、停止させて再始動するとリセットされて警告灯が「消灯」するといったしくみです。

ちなみに警告灯が点灯しても走行できる状態だったら走行しても大丈夫です。仮に重要な箇所の故障で警告灯が点灯している場合だと走行できません。また上記の写真のようにカワサキ診断システムにて点灯する原因を見ることができます。

もしもの時は一度カワサキ正規取扱店に点検および診断をご依頼ください。ちなみに作業工賃が発生し基本的に「有料」となりますので、ご依頼の販売店にてお問い合わせ下さい。