もうすぐ引っ越し。

姑のトヨさんと同居するために、夫婦2人のマンション生活から昭和初期の長家に引っ越し。


旦那様は家を買う気は全くない。


トヨさんは人柄の良い人。


でも、少し癖がある。そこが最初は嫌だったけど、素直な人だから仕方ないとあきらめた。


今はなんでもいいあえる。


トヨさんの家には30年来の食器が盛りだくさん。


私の家の食器棚を先に持って行って、そこに入れる。


でも多すぎて入らない。



仕方なく誰かにあげるものと捨てる物を分けて行く。


『そんな簡単に捨てないで。』


『そんなに簡単に捨てられん。物がない時から来てるんやから。』


おんなじような食器ばかり。


『これを置いとたら、あれは必要ないよね?』

と聞いた。


『でも、これはよく昔使ってたから。』

『今は?』


『使ってないよ。でも、思い出があるよ。』


旦那様が横から

『一緒に住むなら、捨てなあかんものはあかん。そんな事ばっかり言うな。』


と渇。


義理の弟くんも


『そんなんばかり言うとっても一緒にやってかれへんぞ。』

男連中ははっきりいって言い方がきつい。


トヨさんはしょげた。


トヨさんは大勢の人に責められるのが苦手。


『はい、はい、私が悪いわ。もうなんでも捨てなはれ。』


やけになっている。

やけになって自分の大切な味噌入れの容器の蓋を間違えて捨ててしまった。あせる



私も最初はトヨさんを責める気持ちだったが、なんだかトヨさんが可哀想になってきた。


確かにトヨさんは几帳面で物を大切にする人。


旦那様の小学校の頃の日々あるような計算テストの賞状もとってある人。


そんな人が勇気出して思い出のあるものを処分してるんだなぁ。


トヨさんが物が無いときに集めて、大切にしてきた物なんだから。そんな思いの食器なんだぁ



簡単に食器に触る気持ちが変わった。



私もできるだけ捨てないように。誰かに貰って貰う形に持って行こうと思った。


夜に旦那様と


『捨てていい?』


って聞き方はもうやめようと決めた。


次の朝にトヨさんから電話が



『昨日はごめんね。』


『ありがとう。』



『お母さんもご苦労様。』


トヨさんのそうゆう所は大好き。



まだまだ押し入れや色々と処分する物のお手伝いに行かせて貰うけど

宜しくお願いします。