日本は2年前にオリンピックを開催しましたが、コロナのあおりを受けて観客なしという異例の開催でした。コロナ期間中はすべての進行が止まってしまい、するか、しないかの選択を迫られる事態でした。ですから単純な比較はできません。ですが発想についてはユニークだなあ!と感じます。街全体が会場になるという形はどんなものなのか興味津々でした。選手団の入場がセーヌ川を使い船で運ばれてきました。夏の暑さをも水の力で吹き飛ばしてくれるかのようでした。川にかかる橋は催し会場でそこではダンスや歌やフランスの特徴を表すファッションショーもありました。又は川沿いの階段を使った歌やダンスや船のステージなど多彩の演出が見られました。フランスらしいパフォーマンスだったと思いました。周りのバルコニーから観覧する人も見られチケットを買わなくても見る事ができるみたいです。船はエッフェル塔目指して航行しエッフェル塔前の広場に選手たちがそろっていました。ここがメイン会場の様です。最後尾エッフェル塔を舞台にしたセリーヌ・ディオンさんの「愛の讃歌」熱唱には感動しました。雨をものともせず演じた人々に拍手を送ります。
一つの会場だけでなくて街全体を会場にしているのは成功だったように感じます。ですが日本に当てはめられるかと言うと無理!と思います。そもそもフランスの街全体がまとまっておりどこを見ても世界遺産、文化財の点在している街ですからその特徴を生かせることができたのだと思います。
オリンピックや万博と言うと開催国はお金がかかることで大変だというのは実感!大阪市でも施工費がどんどん上がり市民の税金投入されるみたいで今後の財政に不安が残ります。物価高の折材木も高騰、施工業者も人手不足とあって果たして開催に間に合うのかさえまだ不安な状態です。壊してしまう建物を巨費をかけて作るというのはどうなんでしょう!今回のパリのような構成であれば費用はかなり削減できたのではと思います。ただ住民はいろいろな規制があり不自由を強いられたかもしれません。パリ市民の協力がなければなせないことなのです。もう一つ今の時代何が起こるかわかりませんから街が会場になるとリスクが伴うという事です。以前パリでも大きなテロ事件があり安全の保障はなかなか難しいです。今回無事に終えられて本当に良かったなあ!と思います。
オリンピックは平和の祭典としても意義もありますが、戦争が起きている最中でその参加についても問題ありと反発の声が・・・今後本当に意味で世界が1つになってみんなが楽しめる祭典になることを願いながら競技を楽しみます。