先日ごみ回収日の日にゴミ出しに外に出ると4件向こうの以前から町会などでお世話になっている御年98歳の男性が出てこられました。久々にお会いしたので声をかけ話が始まりました。ですが耳が大分遠くになってきておられるようで会話がうまく伝わらない事もあります。それで段々声が大きくなってしまいます。話題はお隣の奥さんが以前オランダに1人で済んでおられたという情報からオランダと言えば病院で使っていた優秀な機械があるようでそれを話すと「主人と話が合うかも」と言われたというようなことでした。

 そこに丁度お隣からフランス人のご主人がゴミ出しに出てこられました。そしてその3人で井戸端会議が始まりました。

 高齢の男性は奥さんに話したことをまた伝えられましたが、フランス人のご主人はそれには余り関心が無いようでどこか話がすれ違います。高齢の男性はこの地域で長く町会のお世話をしておられたので顔が広く情報が豊富です。でフランス人を意識して

 「少し向こうに住むドイツ人の人は大学でドイツ語を教えておられたんですが、やめられて長居公園でルンペンになられたようです。」

 「ルンペン?」フランス人の人は意味不明!という表情!

 「ホームレスのことですよ。」というと分かったみたいです。高齢の男性が

 「教育大の学生がドイツ語を電車の中で練習してたんだそうです。『ダス、デム、ダス・・』と何度も言っているのを聞いてそこにいたおばさんが『そんなに出ないなら薬上げよか』と言い大学生が大慌てで『違います。ドイツ語の変換を覚えているんです』と大笑いしたんです。ドイツ語は難しいですな。」とフランス人「・・・?」です。さらに

 「日本はまだ外国人差別がきついといろんな外国人に聞きますが」フランス人の男性この話題には食いついてとうとうとそのことについて意見を述べはじめ今のフランスの現状を嘆き始めました。今度は高齢の男性が「・・・・?」

 何だか議論にならないこの井戸端会議を何とかつなげてうまく収めようと思うのですが、なかなかお喋りを制止しにくくて丁度ごみを持っていく途中だったので

 「すみません!ごみの収集時間が来ているので先に持っていきますね。」というとそこで解散と相成りました。何とか終わった井戸端会議ですが、なかなか会話は難しいなあ!とつくづく思います。お互い接触することで理解できるようになるとは思っているのですが、フランスに住む友人の話ではフランス人は議論好きなようで、一度議論が始まるとぶつかり合うそうです。こんなこともお互いが分かっていないといないと誤解が生まれそうです。高齢の男性は相手に合わせて面白い話をされたんですが、ドイツの話が果たしてフランスの人に受けるのかどうかは???ですね。