かつてはTV番組でよく見かけた文珍さんさんですが、見なくなったなあと思うこの頃です。昨日の落語の会で久々に落語を聞くことができました。文珍さんと言うと話し上手、落ち着いた口調でぽろっと出る面白さがある様な印象でした。ですが時の流れとともにTV出演も減ってきたようです。落語と言う仕事を考えるとき座ったままの姿勢で長時間座るのですから運動不足、正座による膝の不調など年を取るごとに仕事もしずらいようです。
昨日は女性のな噺家も出ていました。何度も来ていて初めてでした。連ドラの「ちりとてちん」以来女性の噺家が増えると思っていましたが、そうでもなくて「なんでかな?」と思っていました。一番最初に登場したのは桂二葉と言う可愛い女性です。登場した時の雰囲気はちょっと男性っぽいって感じでしたが、声を聴くとキーが高く女性特有の声でした。聞いていてキンキンするので女性の高い声は長時間の話には不向きなのかも!と思ってしまいました。話しぶりは面白く話も上手ですが、声が高すぎて何だかあわただしい感じがしました。女性が増えないとのは声の質の問題もありそうです。師匠は桂米二さんだそうでその米二さんも4番目に登場しました。桂米朝の流れを守る人だそうで、風の神送りという演目でした。さすが師匠と言う貫禄がありました。この方も60歳を超えているそうです。
桂しん吉さんの「地下鉄」と言う落語、古典ではないなあと思っていましたが地下鉄が開通したころのお話で西田辺から梅田までの駅名を盛り込んだ面白い落語でした。落語の世界では新しい演目でしょう。でもこの話大阪人でないとわからないかも!
次に登場したのは桂かい枝さんで、海外のあちこちで公演されているようです。英語で落語と言うと枝雀さんを思い出します。動きと身振り手振りを交えた英語落語に当時は驚きました。かい枝さん、少し英語の小話をして英語でするか日本語でするかを決めますと英語小話をされました。簡単な英語表現で笑う落ちも何となくわかりました。でも「やっぱり日本語でします。」となりました。海外のなかでもサウジアラビアでした時の話が面白かったです。なんでも男女が同じ空間に座ることが禁じられているため会場の真ん中に仕切りの壁ができたそうです。噺家さんはお客の反応で話の受けを測るのですが女性は顔を覆っているので目だけで判断するのは難しいという話でした。面白い体験話でした。
最後に文珍さん登場です。今の時代の変化についていけないという最近のおもしろい近況話から始まりました。さすが話も面白く大笑いしました。文珍さんがこの公演の前のインタビューで「過去の名人と戦わなあかん大変な時代屋と思う。」と話していたそうですが、機器の普及で名人のCDやDVD、YouTubeなど名人芸があふれています。そういえば人間国宝だった米朝さんの芸を残したいとAIロボットで残されているそうです。姿かたちが丸ごと米朝だというわけです。でっもやはり生の落語はそれでは感じられないその人となりがにじみ出るのでやはり生で見、聞くのが一番です。来月も行きたいなあ・・・どこまで続くかわかりませんが・・・