ツアー旅行ではその地の有名な工芸品のお店に連れて行き、そこでは作業行程などが紹介されて、お店の買い物に誘うというパターンが多いです。ここでは夜光杯のお店がその1つでした。夜光杯とは祁蓮山脈から掘り出した黒玉石から作られているもので、成分は鉄だそうです。黒く光った石を加工して薄くすると遠目には緑がかっていて、ガラスのような感じになります。酒泉の特産品ですが、河西回廊のあちこちでも作られているようです。もとは鉱物ですからその色は様々で、加工によっては透明度が変わります。唐代の王翰の涼州詞からその杯が有名になり、今は観光の目玉ともなっているようです。昔の中国人にとって玉は神聖なものとして珍重されてきた歴史は長いです。今でも玉を愛好する人も多いと思います。今作られているものの多く小さめのグラスで、1級2級3級と段階があります。自然の物ですから違いがあって当たり前です。この点は宝石と同じです。ですが杯1つに何千円もかけるのは、よほどのマニアでないといないようです。でもツアーの方が2つで10000円くらいだったか小鉢のような形の物を買われました。

 「それでお酒を飲むのですか?」と聞くと

 「これで冷ややっこを食べようかと思っているの!涼しそうで良い感じでしょう。」と

 「冷ややっこを食べるのに買われたんですか?」超贅沢な入れ物です。お金のある人は違うなあ・・・なんでも夜の月明かりで杯の光が輝くそうですが、お豆腐ではこの光は楽しめるのでしょうか?

 「これから敦煌名物の沙洲夜市に行きます。」ここは敦煌で1番の市場です。色々なものがあるので楽しく買い物してください。」とガイドさん。

この地は白夜なので今は6時過ぎですが、夜市とは名前が変?と思うぐらい明るくて昼間のようです。これは北京から2時間の時差があるにもかかわらず、北京時間を使っているのも明るさが続く原因の様です。夜の風情を味わえるのを期待していたので残念な感じですが、ともかく見て回りました。入り口からすぐのところはこの地特産の干しブドウが山と並べられていました。色々な種類があり、試食もできます。あれこれ味見して一番甘かった黒ブドウを20元買いました。買うときに「まけて」という言葉が分からなくて身振り手ぶりで伝えたら、少し掴んで増やしてくれました、こんな時言葉が通じるといいのになあ・・・こちらでは片言の英語も通じません。そもそも英語を学校では教えていないみたいです。上海などは結構通じたように思ったのですが、一部の地域の富裕層の人たちは学んでいるのかもしれません。米中の経済摩擦もここの人たちには関係のない出来事かも!これだけ店が並んでいると安いいところもあるんじゃないかと思っていましたが、政府の統制価格があってどこの店も同じ値段らしいです。真ん中あたりまで来ると土産物屋・生活用品などのお店になり、その向こう食堂などの食事をするお店が並んでいました。偽夜光杯のお店も!真ん中あたりにガイドさん曰く「偽ラクダ」が立っていました。シルクロードのシンボルはどこでもラクダです。左右に出た通路があって1つはレストラン街で入り口には実演販売の揚げパンのお店もありました。反対の通路は果物などの生鮮食料品や香辛料のお店でした。全体に最近できたような感じで観光客向けに新しくしたのかも!ですが、観光客用の土産物屋などはほとんどなく、中国は飾り物などの土産品はあまりないのかもと思いました。ここは観光客めあてといっても中国の観光客向けのお店のようです。まああれだけ観光客が押し寄せているんですから外国を当てにする必要はなさそうです。敦煌は日本や韓国などの外国人は多そうですが、ほかの国はあまり来ていない感じでした。それも中国人の客の数に比べるとごくわずかのようです。ブドウを買ったもののほかの人が 

 「ブドウを買おうと思っていたんだけど、あるお店の店員さんが落ちたのをそのまま何事もなかったかの様に積んでいるのを見てやめたの!」とちょっとショックですが、ここはハエも寄り付かないようなところですから菌も少ないだろうと自分に納得させました。中国の買い物は?です。でもショッピングは楽しいのであっという間に時間が来て少々遅れました。すみません。