文字通り「水入り」の1日を経て、昨夜タイガースはマツダスタジアムで9-3で快勝。
殊勲はそれまでの直近で18打数3安打、大スランプから見事な修正を果たした近本でした。
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ここまで腐らずに前を向き続けた選手の活躍に、思わずグッと来た試合で普段よりも文章に熱が入ってしまったかもしれません。
そして昨日唯一と言って良い心配事がこちらでした。
まだ詳細な症状までは届いていませんが、先制2ランの後急遽ベンチに退いた助っ人はどうやら重症ではない模様。
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開幕から絶好調だった頼れる4番も、昨日豪快な一発を放ったものの直近5試合は18打数4安打。どん底のチーム状態もありますが打点もその間わずかに1とややお疲れモードになりつつありました。幸い後を引き継いだ大山が今季初HRを含む2安打、全打席出塁と気を吐いてくれたためひとまずは良い休養が取れるとポジティブに捉えたいと思います。
そういった事情もありますが、昨日の試合を踏まえてまた打線の形は見えてきたのではないかと思われます。
他の方のブログでもコメントをさせて頂きましたが、昨日の爆発を受けた現在個人的に推したい打線はこちらです。
【阪神】
1 中 近本
昨日のアプローチは出色。やはりこの打順でも良さを出すことを心がければ機能することが分かりました。振り返れば金曜までの試合では凡退した打席の大半がセンターから左方向への合わせるような内容でした。フリースインガーでも昨日の第3打席のような力強い引っ張りができれば昨季の姿は戻ってくるはずです。昨季中盤から盗塁の精度が明らかに向上しており、2番打者は待ち球タイプを置くべきと考えます。
2 二 上本
34歳を迎えた昨日、こちらもらしさが出ていました。ポップフライや引っ掛けた当たりを繰り返し未だ1安打と本調子ではないものの、犠打・待ち球・進塁打と本来はそれらをできる選手です。引っかかるところはここまでわずかに四球が1つのみという点で、彼は通算出塁率は打率を8分以上上回る選手のはず。本来の眼が衰えていない前提で先発で見たい選手です。北條や糸原の調子が戻り、起用があれば近本の後を任せられるかとも思われます。
3 左 糸井
ここまで規定打席に乗っている阪神野手陣で唯一3割を打ち続けるこの男。一番起用の当初のプランでしたが、7/2時点でランナーを置いた状況下でのチームOPSがわずか.515と深刻なポイントゲッター不足というチーム事情です。直近6試合中4試合で打点を稼ぐ糸井は3番で使わざるを得ないでしょう。2番が出塁or進塁打すら打てない状況が続く場合、打てる打者をつなげる点で糸井以降を繰り上げる打線も検討されるかと思います。逆に中軸の層さえ確保できれば近本との補完性からも2番を打たせたく、今の阪神は糸井以外の3番適任者が不在という認識です。
4 三 マルテ
ここまでの成績からこの助っ人以外に適任はいないでしょう。ややピークアウトの感はあるものの少ない得点圏機会ながら5割、そして5割に迫る長打率に選球眼と昨季垣間見せた良さを今年は開幕から存分に発揮しています。2ストライク後の打率には反映されないものの待ち玉の姿勢が素晴らしく、フルカウントに持って行った打席が12と最も多いことが好球必打と出塁率維持につながっているものかと思われます。昨日の2打席目のようなインコースを見せ球にした配球に対応できればさらに上向くはず。軽傷を祈っています。
5 一 ボーア
「バース超え」の開幕無安打記録を打ち立ててしまった大砲ですが、昨日の猛打賞を経て打率.238まで持ち直しました。初安打以降.385でOPS1.000超えと一つ目の壁を破った感があります。インハイからアウトローへの対角線の攻めに弱いデータがありますが、本来ボール球を振り回す選手ではなく最近の試合でも良いアプローチができているよう。対左の成績が揶揄されがちですが岡田の失投をナゴヤドームのライトスタンドへぶち込んだ打席は「甘く入ったら左でもやられる」というプレッシャーになるはず。また研究は進むでしょうが、我慢してもクリーンナップに固定すべき選手と考えます。
6 左 大山
ついにセンターまで守らされた昨季の4番は、昨日の機会を逸することはありませんでした。開幕からスタメン起用が少ない中で、東京ドームでも大飛球を放つなど状態は悪くないとみていた中で実力を発揮してくれました。三振率がやや気になりますが、マルテの欠場が続くとすれば4番起用を主観前面に押し出してお勧めさせて頂ければと思います。一方外角攻めが本格化し苦しんでいた中、昨日良い形で対応したサンズの改善も感じています。見極めは徐々にできている印象で、マルテの欠場が続けば4番から大山ボーア梅野サンズの並びで良いかと思われます。
7 捕 梅野
試行錯誤してみなければ分からなく、結果論なことは理解しています。しかし捕手は2年連続GGの梅野固定が正解でした。直近の5試合でも打率.444、ここまでツーベース5本にHR2本と無双状態の梅野の起用方法は重要でしょう。上位打線からクリーンナップまで、基本的にどこでもできる適性がありますが、この長打力はポイントゲッター不在の阪神の中では結果が出ているクリーンナップの後ろを引き続き任せたいところです。一方ここに置いた場合の懸念は後ろの打者とのパワーバランス。木浪のショート起用が続く想定ではここ一番で勝負を避けられる場面も増えるかもしれません。もう1つ打順を上げ、前の打者と入れ替える形も考慮されるべきかと思います。
8 遊 木浪
開幕前は明らかに北條の状態が良かった中、指揮官の比重は守備>打撃であったということでしょうか。ここまでの北條の起用法はかなり気の毒に思いますが木浪の守備面の成長は評価すべきでしょう。まだ13試合とはいえここまで失策0でUZR3.2と源田越え。昨季の印象は練習試合ですでにガラッと変わり、映像でみても明らかに動きが見違えています。一方昨季思い切りの良かった打撃は空回りしており打率1割台を脱せない上に選んだ四球もわずか1つ。バント失敗やケースバッティングが求められる中簡単にポップフライを上げるなど判断力・技術でもう一皮むけてもらわなければいけません。打線の「穴」がひとつできることで一気につながりを失います。
好き放題書きましたが、皆さんいかがお考えでしょうか。様々な考えがある中で、何でもありのこういったファンの妄想は野球の醍醐味の一つだと思います。選手個々の課題が少しずつ解消されつつあり、 昨日の試合前で12球団ダントツ最下位のBABIP.227と上がり目もあるであろう今の阪神タイガース。ハマっている部分や期待できる部分はそのままに、現有戦力の実力を上手く引き出す起用を矢野監督にはぜひお願いしたいところです。
さて、選手登録の部分で気になる点がひとつ。岩貞-梅野バッテリーの実現から梅野固定方針を受けてとは思いますが、広島戦の前に坂本誠志郎の登録が抹消されてしまっています。
これで1軍で捕手登録されているのは梅野と原口の2名のみ。共に打力が強みで代打を送られるような選手ではありませんが、代打原口というカードを中盤で切ることをしづらくなるのではと思ってしまいました。髙山のここまでの起用法に同情の余地が多分にあることは百も承知ですが、13打席与えられた中で現在の結果はやはり苦しい。ここは打てる2捕手を活かす術としてポジティブな調整という意味で髙山を下で調整させ復活を促し、坂本を1軍に置く「捕手3人制」を再考してほしいところです。髙山は本来打てる選手だということは十分承知していると一言添えさせて頂き、今日の連勝を期待したいと思います。
※追記
7/5のオーダーが発表されました。昨日の打順のマルテのところにそのまま大山を入れる形で
近本 上本 糸井 大山 ボーア サンズ 梅野 木浪 西勇輝
となっています。梅野の後ろにサンズを置きたいと考えますが、昨日の好調を踏襲した打線に期待です。
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