待ちに待った甲子園。6/19の開幕から対戦を一巡し、聖地に戻ってきたタイガース。しかし本日も九州を中心とした記録的な大雨の影響で2戦連続の中止となってしまいました。いやいやこれはまずい。

屋外球場を本拠地とするチームの宿命ではありますがこれで中止は2試合。移動日を試合に充てるケースはまず間違いなく発生するでしょうし、中止試合が増えていけばダブルヘッダーも現実になりえるでしょう。苦しさを増す中盤戦以降、高橋遥人・藤浪・岩田・西純矢に及川etc・・・結果を出しているとはいえルーキーへの過度な期待は酷ですが、高橋遥人と藤浪の実績組は「軸」として帰ってきてもらわなくてはなりません。

 

 

さて、雨天中止を経て臨む明日のゲーム。予告先発が発表されていますが、両チームの判断が見事に分かれています。

 

【阪神】 青柳  vs  【巨人】 メルセデス

 

我らがタイガースは本日登板予定であった青柳がスライド登板。一方の巨人は本来のプラン通りメルセデスが水曜のマウンドに上がります。

前カードの広島戦を思い返してみると中止明けの土曜日はローテ通り登板の岩貞が勝ち投手、一方スライド登板の好調大瀬良が大炎上。一抹の不安がよぎりますが、この判断は吉と出るか凶と出るか。「どうなるか様子をみてみよう」です。

 

長らく梅雨が続いていたもののここにきて「広島クリニック」で良い治療を受けられた阪神打線ですが、明日対戦予定のメルセデスは昨季阪神相手に2戦2勝、15イニングを投げ3失点。2018年に至っては4戦2勝、防御率0.61と鬼神のごとき成績です。未だこの助っ人左腕に勝てていない阪神ですが、その特徴はやはり両サイドを広く使ったピッチングでしょう。今季はここまで2試合を投げ防御率5.19と不調ですが、やはり注目はようやく適応してきたボーアとのマッチアップではないでしょうか。リードする大城の影響も大きいかと思われますが、ここまで対左に対してスライダーをアウトローに執拗に集めていくピッチングスタイルです。日曜グランドスラムを放ったものの変化球にバットが止まらなかった助っ人大砲ですが、果たしてアウトコースを上手く逃げ甘い球が来るまで我慢することができるのでしょうか。

 

主力の直近2年の対戦成績を見てみましょう。

 

近本 7-4

糸原 16-3

糸井 13-3

大山 16-2

梅野 13-1

木浪 4-0

北條 11-2

 

・・・いやー厳しいです。先ほど左への外一辺倒の配球に触れましたが、このメルセデス対右にめっぽう強い特徴があります。一昨年、それまで対右被打率.186を誇っていた左腕に対し右をずらっと並べた金本監督ですが案の定完璧に抑えられたという苦い記憶。矢野監督の選手起用が注目されますが、キーマンには息を吹き返した近本・休養十分で復調が期待される糸井・そしてボーアを指名しましょう。

 

伝統の一戦、何としてでも初勝利が欲しいタイガース。明日の勝利とお天気を祈って締めさせていただきます。

 

 

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2連勝と波に乗る阪神ですが、振替となった本日開催予定の広島3回戦。

22時30分現在大雨警報に土砂災害の警戒レベル4と、大荒れの広島市ですが昼過ぎの時点で早々に中止が決まったようです。

 

明日の西宮の天気も微妙なところですが、いよいよ長いロードを経てタイガースが甲子園に帰還します。

対戦カードは一回りし対読売4回戦。予告先発は既に発表されています。

 

【阪神】 青柳  vs  【巨人】 戸郷

 

甲子園初戦のゲームで阪神の先発は青柳です。ここまで2試合を投げて1勝1敗ながら、計12イニングを投げ被安打はわずかに5。防御率0.75と素晴らしい滑り出しを見せた変則右腕ですが、与四死球が6と持ち味?の荒れ球は健在です。

注目のマッチアップは丸佳浩です。開幕から不振が続きながらく打率1割台に低迷していた左の巧打者は、ここにきて直近5試合19打数7安打。7/4の中日戦では2本のアーチを放っておりボーアよろしく完全復活の感があります。そして何より昨季青柳に対し9打数6安打2HRと、青柳は絶好の「カモ」とされていました。

亀井・重信・大城あたりは青柳に対して印象が良いはずで、巨人打線は左を並べてくるかもしれません。

翻ってここまで絶好調の右腕ですが、今年の投球スタイルは左に対しては徹底的な外角攻め。開幕2戦で結果を出しています。逃げていくツーシームやシンカーを低めに集めることができればここまでの2戦同様良い仕事ができるでしょう。

 

一方の巨人ですが、昨季終盤彗星のように現れた期待の2年目戸郷翔征。150km/hオーバーのストレートに変化球をコースに投げ切るピッチングが冴えて今季2戦2勝。ここにきて状態が上がりつつある阪神打線ですが、半速球をしっかり捉えた長打が目立ち「本格派」相手に真価が問われます。

そしてこれは悪い情報でしょう。巨人の2戦目はCCメルセデス、3戦目は桜井と昨季阪神キラーとして名を馳せた2投手が控えているとのこと。

 

目覚めかけた打線の状態の見極め、2戦目以降のプレッシャー・・・この初戦が持つ意味は非常に大きいと思われます。

必勝の甲子園開幕戦ですが、青柳の快投に期待しましょう!

 

 

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昨日の快勝の一方、マルテは大事を取って一休み。今日は打線に注目をしての試合です。

 

- 【打線の最適解 徹底考察】昨日の快勝を受けて。前向きに考える阪神打線。-

https://ameblo.jp/msredstar/entry-12608942846.html

是非お目通し頂けると嬉しいですが、試合前の自分の希望の打線はこのような形。果たして今日はどのようなオーダーを矢野さんは組んでくるのでしょうか。

そして金曜に登板予定だったエース西勇輝がスライドして本日の先発となりましたが、昨季マツダで3勝無敗、防御率1.50の相性を見せられるのでしょうか。

 

 

【阪神】        
1    中    近本
2    二    上本
3    左    糸井
4    三    大山
5    一    ボーア
6    左    サンズ
7    捕    梅野
8    遊    木浪
9    投    西勇輝
        
【広島】        
1    左    ピレラ
2    二    菊池
3    中    西川
4    右    鈴木
5    一    松山
6    捕    坂倉
7    三    メヒア
8    遊    田中
9    投    遠藤

 

負傷のマルテは今日はベンチ外と不安は募りますが、やはり昨日のオーダーを踏襲してきたよう。4番サードには昨日HRの大山がすっぽりと収まっています。今日の主審眞鍋さんは左の外を広くとっており、西と遠藤というプレートの幅を使うピッチングが真骨頂の両先発が実力を発揮すれば投手戦となるでしょう。

初回、両先発は無失点で切り抜けますが阪神はいきなり近本が今日も四球で出塁したものの上本が何と初球ゲッツー。これは結果論でしかないですが、結果の欲しい上本にとっては痛恨でしょう。

 

試合が動いたのは2回です。初回を6球でサクッと終えた西ですが、やはりこの男は格が違います。鈴木誠也がツーベースを放ってチャンスメークをすると続く松山の当たりは上本と糸井の間にポトリ。アンラッキーな形から、坂倉のゴロの間に1点を失ってしまいます。

 

続く3回、今度は阪神に運が向いてきたようです。先頭の木浪は出塁への意気込みが伝わる粘りで7球目、何とかチェンジアップにかすった打球は良いところに転がりました。ショート内野安打で出塁すると続く西はバントの構え。これを2球失敗してしまったものの制球がばらつく遠藤はフルカウントにしてしまいます。ここで投じたボールはかなり際どい所に決まりますが、西はこれを見送り判定はボール。主審の曖昧なゾーンに助けられチャンスが広がると近本はしっかりと引っ張り西とランナーが入れ替わる形で1死1,3塁のチャンスとなります。ここで打席は汚名返上を期す上本です。ここは慎重にボールを選ぶ上本ですがフルカウントからの6球目、低めの143km/hをバットに当てることができずまたもチャンスを活かすことができませんでした。制球の微妙なズレを修正できない遠藤は糸井に対してもボール先行の結果2死満塁。

これ以上ない場面で「4番 サード 大山」がコールされます・・・が、何と3球目がデッドボールとなる意外な展開で何とか同点に追いつきます。

ここで低めのチェンジアップの見極めがカギとなるボーアですが、追い込まれた後の3球目。勝負に行ったバッテリーの決め球チェンジアップはど真ん中に行ってしまいました。初安打以降のOPSが1.000を超える今の主砲は失投を見逃すことはありません。打った瞬間拳を握るボーア。鈴木誠也が立ち尽くすだけとなる豪快な当たりはライトスタンドに飛び込む勝ち越しグランドスラムとなり、西に大きな大きな4点リードというプレゼントが贈られました。

 

西がしっかり締めたあとの4回は下位からチャンスを作ったものの、近本がサードライナーに倒れ無得点。

その裏の広島は再び鈴木誠也からの攻撃でしたが、この男、もはや日本でやることは無いのではと思ってしまいます。初球のカウントを取りに行ったスライダーを振り抜くとあっという間に打球はレフトスタンドの上段へ。今日の投手陣の課題はただ一つ、「鈴木誠也の前にランナーを置かないこと」となるでしょう。

 

2点差となり追加点が欲しくなった5回の阪神ですが、1死から糸井がストレートの四球で出塁。ここで大山が巡ってきたチャンスを力強く掴み取ってくれました。高めに3球続いた後の4球目でした。ここで良いコースに投じた緩いカーブを得意の前捌きで拾った打球はレフトスタンドへ。2戦連発となる若き主砲のアーチに虎ファン全員大喜びのことと思います。ボーアは良いところに決まったチェンジアップに三振したものの、サンズもこの流れに続きます。今日全く持ち味が発揮できない遠藤はここでもボールが高めに浮いてしまいます。外角一辺倒の攻めの中、4球目の真ん中付近に入ったチェンジアップを踏み込んで捉えると打球は左中間スタンドに突き刺ささるHRです。韓国時代にスライダーやフォークへの対応を覚えたというサンズですが、日本に来てからも外角の厳しい攻めに何とか辛抱できていました。フラストレーションが溜まっているであろう中、嬉しい一発になったと思います。

 

大量援護を受けた西は6回、松山にタイムリーツーベースを浴び1点を失いますが後続を抑え6回3失点。ここで後を譲るかと思いきや7回もしっかり抑えきり7回111球と、過密日程の中エースの責任感を感じる姿を見せてくれました。ここで守備に入った髙山のスライディングキャッチも触れさせて下さい。木浪同様球際に強くなったこの成長、守備の人になるべき選手では決して無く何とか打撃の復調を願うばかりです。

続く8回表の攻撃ですが、代打の準備は無くなんと打席に向かうのは西。このまま続投となった虎のエースは結局8回122球3失点の大熱投をみせてくれました。特に120球に迫ったところで西川に投じたアウトコースいっぱい見逃し三振はまさに真骨頂でした。

9回は伊藤和雄がしっかり締めて今季初連勝&カード初勝ち越しです。

 

 

【広島】 3 - 8 【阪神】

勝  西勇輝    (1勝1敗0S) 

負  遠藤      (0勝1敗0S)

 

好投を続けていた西がついに今季初勝利を挙げ連日の打線爆発でOBS砲そろい踏みのナイスゲームでしたが、今日のハイライトはやはりこの助っ人でしょう。

初安打まで「バース越え」の18打席を要した大砲ですが、徐々にタイミングを合わせられるようになった結果19打席目以降の29打席で打率.379、2HR、7打点。強烈な打球に角度がつき始めシフトに阻まれる機会も減った助っ人の成績はまさにバーs・・・いや、まだこれはやめておきましょう。

 

こちらはいつも参考にさせて頂いているツイッターのフォロワーさんの分析です。

https://note.com/bluetiger_bb/n/n0023c9eb19eb

2020年開幕からここまでのボーアのデータですが、全投球に対するコンタクト率・ボールゾーンに手を出した時のコンタクト率・一打席当たりの投球数のいずれも極めて高いことが示されています。

セイバーで数値化するととても分かりやすいのですが、それはまさしく我々が思っていた印象の通りのデータとなっていました。

ベルト付近しか打てないとされる左投手に対しても、この待ち球の姿勢を貫くことができれば制球を間違えない超エース級でない限り適応できるものと信じています。

(グラスラでお釣りが来るため目をつぶりますが、低めの変化球にバット止まらず3三振は今日だけ調子に乗ってしまったんだと思い込んでおきます。いつものボーアに戻ることを願って・・・)

 

サンズも然りですが、外国人に対する日本式の外角攻めをきちんと辛抱できる助っ人は不振があったとしても期待できます。ロサリオの名前がどうしても出てしまいますが、これまで適応できなかった歴代助っ人たちの反省を活かした阪神スカウト陣。最終評価はもちろんシーズン後になりますが、獲得のためのアプローチ自体は「天晴れ」だと思います。

 

そしてサンズがアジャストすればマルテが帰ってきたときに一体どうなってしまうのか、指揮官の頭はさぞ痛いこととお察しします。

何とかして近本糸井マルテボーア大山サンズ梅野を並べたいファン心理。かくなる上は彼があそこに・・・いや、便利屋のような使い方はさせたくないですよね。2018年に大山ではなく前年サードGGの鳥谷をセカンドにコンバートしようとした経緯を考えると、大山セカンド起用が与えうる何らかの悪影響を懸念してしまうのは考えすぎでしょうか。今日は糸原の打席の捉え方も良く、悩みは尽きません。

正直にいえば、まさか全員の調子が揃って上向く想定はありませんでした。練習試合から色々なオプションを考えておけば・・・とんでもなく贅沢なお話ですが、今後の指揮官の采配に興味津々です。

 

そして藤浪が下で5回ノーヒット与四球2&集合時間厳守(笑)というパーフェクトな内容を見せたという嬉しいニュースも入ってきました。

いよいよ楽しみになってきた2020阪神タイガース。ここから逆襲の虎、期待しております。

 

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