年内最後の研修は、小宮山先生の「中小企業の海外進出」
この道のエキスパートである会計士の小宮山先生のことですから、今さら細かい税務規定のことなど話すまい、と思っていたけど、うん、やっぱりね。
ちなみに小宮山先生は合気道の達人でもあります。
国際会議の経験も豊富で、肌感覚でのグローバルな勢力地図の解説は実務家ならでは。
実例の紹介には、あるある!から、えっそんなあ!まで。
淡々と話されるだけに、いや、怖い…。
半分はおよそ危機管理の話。
でも、視点が会計的なところが、
よくありそうな危機管理コンサルタント?とは違う。
“日本の常識は海外の非常識”
海外進出における想定外事象と失敗談。
そこから失敗しないための検討課題。
ポイントは、
①撤退の基準を決めておく
②海外進出の目的を明確に
何のために、海外進出するのか、
どこまでできたら達成とするのか。
会社の貴重な資材、人材を投入する価値があるのか。
理不尽なことがいっぱいでも、
どこかで何とか稼がないとやっていけない。
そんな中で、精一杯まっとうに
臨機応変に対応するためには…。
自力で(自社で)管理する、コントロールする、
コミュニケーションすることの重要性。
通訳を介しても、その通訳が上手く機能しない場合もある。
すべて委託してしまうと、本社では管理できなくなる。
提携先に技術やノウハウを持っていかれるかもしれない。
現地で適切な専門家をどう探したらよいのだろう。
会計的アドバイスとしては、
・現預金勘定は日本で管理すべき。
(毎日、残高をメールするなど、現地任せにしない。)
・現地のB/Sはいつでも作成できるようにしておく。
(売上だけの把握では十分でない。)
税務の話は、租税条約、移転価格、過小資本、
総合主義から帰属主義への変更をさくっと。
印象に残ったのは、英語の話。
どこでも、「自国の英語」がある。
単語を並べた英語で堂々と話している。
日本人は文法を気にしすぎ。
(もちろん、英語ができるひとの発言です。)
ま、確かに、単語とボディランゲージで意思疎通ぐらいはできそうだけど。でも、ビジネスとなるとね。
でも、その気後れがいけないのかも。
奥ゆかしさ、つつましさ、恥の文化は
日本の常識(でもないか、いまどきは)であっても、
海外では非常識なのでしょうね。
そういえば、MBSでも、私のブロークンイングリッシュを
米国人A教授はしっかり聞き取ってくださいました。
何とか伝えようと単語を並べていると、You mean~?と上手くフォローしてもらえて、無事、目的達成。
何を学んだかよく覚えていないけど、
語彙力の乏しさはともかく、単語でも、身振り手振りでも、
何かしゃべって伝えようとすること、
相手の言っている単語がわからなくても、
何を伝えようとしているのか理解しようと手を尽くすこと。
MBSにしてはレベルの低い話だけど、もしかして、異言語コミュニケーションの基本?
こんなことしか学ばなくて、A先生、ごめんなさい…。