企業の業績悪化から、今年の新卒採用数が例年にもまして少なっていているとのことで、現在就職活動中の学生には同情せざるをえない状況です。
新卒採用の就職先がないのであれば思考を変えて、この先の人生について本当にどう生きていきたいのかじっくり考えてみてもいいのではないかと思います。
また、大企業への就職希望をもつのはいいと思うのですが、あまり会社の規模や知名度だけで自分のこの先数十年の人生を決めようとしなくてもいいのではないかと思います。
気がつけば、わたしの身の周りでは新卒で入社した会社を辞める人が増加してきました。
第2のステップに進もうとする人がほとんどですが、必ずしもそれだけではないと思います。
就職希望ランキングで常にトップ争いをしてきた日本航空がとうとう整理解雇に手をつけました。
労働者の権利とはいったい何なのか、考えさせられます。
少なくとも雇用主である会社は一度採用した社員を責任をもって雇用する義務があると思います。
整理解雇をする前に、どれだけ努力をしたのかと問うてみたくもなります。
もしかすると既得権益や過去に築いたブランド価値に守られ、大した企業努力もせず、時代の変化についていけなくなったから、とりあえず足元の業績を回復させるためにリストラをしたのかもしれません・・。
「社会的公器」という言葉があります。
社会全体の枠組みの中で、会社が果たすべき役割は色々あると思いますが、個人的には「雇用の創出」と「納税」がその中でも大きなものではないかと思っています。
「他の会社もやっているので・・」というような安易な理由で、大した抵抗感もなくリストラを始める会社がいるとしたらそれはとんでもないことだと思います。
海の向こうではGMが再上場を果たしたらしいですが、個人的には「はっ?」って感じです。
どれだけの公的資金が注入され、どれだけの労働者が解雇されたのでしょうか。
金融資本主義の弊害を色々な場面で感じるようになりました。
どんな時代になっても、普通の感覚をもっていたいと思っていますし、少なくとも立場上そうあるべきと思っています。
文責:原田公認会計士事務所
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