人生長いといえど、長い人でも、せいぜい100年です。
しかし、人間は愚かなもので、明日のことは見通せても、10年後・20年後のこととなるとそう簡単にはいきません。
あまりに先のことなので、しっかり地に足をつけて思考することができないのです。
先日、とある方から、「免震設計の建物に建替えをしたいが、事業計画をひいてくれないか」 という相談をうけました。
しかし、決算書をみるなり、建替に必要な資金調達ができるような財政状態ではないことが判明。
現段階では計画を断念せざるを得ない状況だということをお伝えしました。
数年前から建替を計画し、適切な内部留保を行っておれば、可能であったプロジェクトかもしれません。
それが計画性がなかったがために、自らの手で、自らの選択肢を狭めてしまったことになります。
この類の話は、身の回りに非常に多く存在します。
不動産を所有して営業を営んでいる事業者であれば、建物の老朽化にどう対応するのか。
財産を所有している個人であれば、相続税の納税資金にどう対応するのか。 などなど・・・。
歳月をかけて準備していれば、手遅れとならないはずの問題が、中長期の計画がなかったために、対応が後手にまわり、結果として自らの意図する方向にモノゴトを進められなくなるということがあるのです。
あとで後悔しなくて済むように、10年後・20年後の未来に思いをはせ、今から何をしておくべきか、腰を据えて冷静に考えてみることが改めて重要だと思います。
原田公認会計士・税理士事務所