今シーズン最初の磯釣りは恒例となっている

外房は小湊の磯、須田島へ。

 

天気予報を見ると波は安全な範囲だけど

途中から雨が降るのと風が少し強いのが気になった。

 

できれば泳がせ釣りもやってみたかったが初めての試みということでコンディションの良い時まで延期に。

 

磯へは16時過ぎに泳いで渡礁。

 

釣り人は途中の小弁天で見かけた二人のみ。ケツマクリや入道にはいなかった。

 

渡礁したらウエットスーツを脱いでアンダーシャツを着用。これが寒さ対策にとって大事なポイント!

 

それからコマセを作るのですが、今回は雨が降るというので試しに小麦粉を混ぜ込んでみた。小麦粉のねっとり感が雨対策になるのではと思っての試みです。

 

釣り開始は16時30分前、1、2投目は何のアタリもなくラインや竿先でアタリを取る全層釣法をする自分は風と格闘していただけ。

 

ファーストヒットは3投目に木端メジナ。

 

昨年のこの時期はメジナがさっぱりだったことを思い出すが,4投目できた魚は意外にもイサキ。悪くないサイズだったのでキープ。

 

薄暗くなり始めた頃からベイトが磯際に集まっていた。

 

相変わらず強めに吹き続ける風に対処しながら冷え込んでくる体に集中力を切らさぬよう維持してなんとか30cmオーバーのメジナをゲット!その後に塩焼きサイズを2匹釣ったところで完全に暗くなったので仕掛け変更。

 

狙いはシマアジ!と言いたいところだけどなかなか釣れてくれる獲物ではないのでアジ、サバが中心になります。

 

ファーストヒットは17時45分、良型アジのお出まし。

 

ここでは25cm以上のみをキープと決めておりそれ未満は全てリリース。でも今回は基準を超えたものも何匹かリリースした。理由は帰りの泳ぎで体が沈んでしまうから。

 

その後もアジを釣り続けているとハリスが少しヨレていることに気付くが「たぶんシマアジないな・・・」と釣り続行。

 

するとアタリに合わせて直ぐに「またアジだな」と思ったら一呼吸おいて一気に深場へと引き込まれる。「ちょっ、なんなんだよ!」と思いながらやり取りしていたらハリス切れ。

 

「ハリスを直していれば」という釣りあるあるに直面。

「負けた・・・」と千載一遇のチャンスを逃した現実は悔やんでも悔やみきれなかった。実際シマアジかはわからないけど。

 

18時45分に降雨、19時には体が完全に冷え切ってお尻と太腿の筋肉が常に痙攣する感じだがこれも毎年の事。首肩が凝って手先が寒さで痺れると「今年もこの時期がきたな~」と実感する。それでも耐えられるのは磯にいる怖さや緊張感があるからで、堤防だったらさっさと帰っているかと。

 

諦めずに釣りを続けるも釣れるのはアジとたまにサバ。

 

20時30分頃に波が高くなったのを実感。雨は降ったり止んだりの繰り返しで風は幾らか和らいだ。

 

波が高くなったので上がりの時間を予定より延ばして11時に。

 

最後に残ったコマセやエサを海に投げてはライトを点けて海の様子を見るのですが、まさかのサメ!確認できただけでも4匹はいた。ハリス切られた相手はたぶんこいつらだろう。掛かったアジをパクってのことと推測。

 

まーこんな状況ならシマアジ掛けても食われるだろうなと思ったのと、泳がせ釣りやらなくて良かったなとたらればですが。

 

それと小麦粉を混ぜたコマセは雨の影響は全く感じられずまとまり易く海の中でばらけていく様子も確認できました。大成功です!

 

帰りの泳ぎも無事に済み辺りを見渡すと一面ベイトだらけ。何年振り、いやこれほどまでの数は初めてだろうか。これは今年の小湊(磯)は楽しみです!

 

道中感じたのですが今年の小湊はやたら滑る。スパイクは問題ないし今年がそういう年なのかもしれませんので行かれる方は注意です。

 

と、足元に気を使っていると崖沿いで「ガサガサ」と音がしたので顔を上げると5・6頭のイノシシが「ドドドドド・・・・」と一斉に崖の斜面を登って行った。自分の存在に驚いたのでしょうけどこっちもそれなりに驚いたが「まさか親玉呼びに行った訳じゃないだろうな・・・」と考えると磯とは違う恐怖心や緊張感が湧いてきた。

 

無事に車に到着。

 

翌朝も港で泳がせやろうと思っていましたが風が強すぎる予報であったのと思っていたより体力が消耗していたので一眠りして帰りました。

 

持ち帰り。

 

 

イサキは刺身で食べましたがムツは鍋に入れる予定が結局から揚げに。

 

 

メジナは32cmで脂の乗りはまだまだこれからという感じ。他の手のひらサイズは捌くと腹が柔く刺身では遠慮したい感じの個体だった。

 

 

こんなマサバでも昨年食べたらアジより脂が乗っていたのですが今年はまだまだでした。沢山ベイト食べて肥えてほしいですね。

 

 

アジは腹に脂肪を蓄えてはいたが身はまだまだこれからって感じです。やはり3月頃ですかね。

 

 

今回の尺越えは2匹のみ。

右上の3匹は1・2mm足りなかった泣き尺のアジ。

 

全体的にはいい釣りができたなと満足できる内容でした。

 

次回の磯は年が明けてからなので、それまでにアジもサバもどれだけ美味しくなっているだろうかと楽しみになるような小湊の磯でした。

 

 

ごちそうさまでした。