オーランド役をつとめます。文学部文学科日本文学専攻3年の礒邉賢臣です。
「どうして演劇学専攻や文芸メディア専攻、情報コミュニケーション学部にしなかったんだろう」ってよく思っています。
高校時代の進学希望では、「弁護士になって人の役に立ちたい」という理由で法学部志望にしていました。真っ赤な嘘です。
そういう嘘をつくことすら気力を使ってしまう人が行き着くのが文学部だと思っています。勝手にね。
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ぬか漬けが好きです。
ぬか漬けというのは、玄米を精米した際にでる米ぬかに塩水やにんにく、唐辛子、しいたけ、昆布、野菜のクズなどを練り込んで作ったぬか床(ぬかどこ)に、きゅうりやかぶなどの野菜を漬けたもののことです。見た目は味噌そっくりですぬか。
漬けた野菜はたっぷりのうまみとほどよい酸味が加わっており、ご飯やお茶漬けのお供に最適なのですぬか。
母親が幼少の頃から食べていたらしく、もう50年以上このぬか床には歴史があります。でもこのぬか床はきっとヨボヨボなどではなく、クラゲのようにいつまでも若々しくいるはずです。もしくは、カメのように大人になってからずっとちょっとおじいさんっぽいはずですぬか。
あと、わが家では最近はやっていないですが、半分に切ったグレープフルーツに砂糖をまぶし、ティースプーンで果肉を砂糖ごと掬って食べていました。でもこの食べ方をしている人はまわりにいませんでしたぬか。
「チューペット」という、棒状のポリエチレン製容器に入れられた清涼飲料水を凍らせて食べるアイスも誰も知らないようでしたぬか。
いつか時代に取り残されるかもしれないのか俺は。

