寒暖差が大きくなり、秋眠も暁を覚えなくなってくる季節になりましたね🍁

みなさま、はじめまして。舞台美術部、略してぶび所属、文学部2年の田中美帆と申します!

 

今回は我らが舞台美術部が普段どんな活動を行なっているかを簡単に紹介します!

 

ぶびは8月下旬から格技室という場所でゆるゆるっと活動開始していきます。9月に行われるラボ公演や本公演の舞台セットを作ったり、舞台で使用される小道具たちを作ったり、その他諸々種々の道具を作ります。今年は明治大学博物館にてシェイクスピアプロジェクトの企画展を開催しますので、そちらの展示衣装用のトルソーもぶびが制作しました!

 

 

 

 

 

普段は格技室でプランナーやチーフの指示に従いつつ大体木材と格闘しています。図面通りに寸法を測って木材をその形に切ったり、小道具や舞台で使うものを作っています。

小道具全般を作るということは、当然「アレ」も作ります。そうです。去年も今年も舞台映えすること間違いなしの「剣」です!

剣は実は作るのが大変で、細長い木材を細長く切ってから、地道に剣の形に削っていく、という作業を経てあの鋭いフォルムに仕上がるのです!!!……実は、お恥ずかしながら私は去年も今年も剣作りに携わっていないので、全て受け売りです。私はというと、やっぱり木材を切ったり、何に使うかよくわかっていないめちゃでか発泡スチロールをノコギリで(!?)切って全身発泡スチロールまみれになっていたりしました。

 

 

 

 

 

 

舞台の大道具、小道具全般を作る我々舞台美術部ですが、アカコモ入りをしてから一大のお仕事が待っています!格技室で舞台監督の村信さんが作っていたものや我々が作っていたものを組み合わせて、皆で舞台セットを立ち上げるのです……!!!バラバラだったパズルのピースがハマって一つの舞台セットという作品が生み出されます!ひとつひとつのパーツを作るのもすぐにできるわけではなく、また、舞台セットを組み上げるのも簡単ではありません。ゆえに舞台が組み上がった瞬間の喜びはひとしお。出来上がってしまえば舞台面を見るたびに「このすごい舞台は自分たちが作ったんだ……!」と誇らしい気持ちになります。

 

舞台セットを組み終わったらぶびの仕事は終わり……ではなく、まだお仕事は山盛りです。舞台美術部は舞台面を管理する部署なので、舞台面が乾燥していたら霧吹きで湿度を上げたり、危険物が落ちていないか目視で確認したり舞台セットや小道具の微調整をしたり……。

また、舞台上での場当たりが始まると「介錯」と呼ばれる、役者が出ハケする時に安全のために袖幕をめくるお仕事もします!

 

 

 

 

舞台美術部は舞台の華ともいえる舞台セット、そして劇に彩りを加える小道具を作り、また最良の舞台になるように舞台面を整えています。舞台美術部の面々が一丸となって作った舞台セットや小道具にも注目してご観劇ください!