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第20回明治大学シェイクスピアプロジェクト本公演『ハムレット』にてギルデンスターン役を務めます、文学部3年の竹内聡です。

 

僕は演劇をすることと同じくらいサッカーが好きです。サッカーのことを考えていると1日があっという間に経ちます。今回のキャストオーディションでは、アピールポイントとして僕がいかにサッカーを愛しているか語りました。(ちゃんと伝わっターン?そもそも何のアピールになっターン?というのはさておきまスターン!)

 

 

こちらは僕の応援するチーム、松本山雅FCの試合を観に行った時のものです。

 

(2年前のJ2リーグ第6節ブラウブリッツ秋田戦の模様!)

 

雨がぱらつく中での一戦でしたが、3-1で見事勝利を収めました!最近は現地観戦に行けてないので、時間が空いたらまた行きたいですね…。

 

 

奇しくも僕の通う明治大学には、大学サッカー界屈指の強豪として知られている「体育会サッカー部」なるものが存在し、毎年数多くのプロ選手を輩出しています。2020年度には、4年生15人のうちなんと12人がJリーグクラブへ加入しました。(多すぎまスターン!)

 

FIFAワールドカップに日本代表として4度出場し、昨年のカタール大会中には「ブラボー!!!」のひと声で一世を風靡した長友佑都選手も、政治経済学部出身の明大生でありました。今年の8月には、当時文学部4年の佐藤恵允(けいん)選手がドイツの名門ヴェルダー・ブレーメンへ加入しました。大学からJリーグを経由せずにヨーロッパへ渡るのは異例のことで、佐藤選手の将来が期待されるばかりです。

 

そして何とも喜ばしいことに、僕も長友選手も佐藤選手も、同じ明大生(だった)という共通点が存在するのです!学生生活のどこかで近未来のJリーガーや日本代表選手とすれ違っているかもしれない、はたまた同じ授業を受けているかもしれない…と考えるとワクワクが止まりません。これは明大生のみに与えられた特権だと自分で勝手に思っています。(笑)

 

そんなこんなでサッカーが盛んな明治大学ですが、それに負けじと演劇界隈も新進気鋭の勢いを見せています。こちら日本最大規模の学生演劇プロジェクトであるMSPをはじめ、明大劇研、活劇工房、実験劇場…などなどたくさんの演劇サークルがあり、また有志で結成される劇団も公演を行っています。演劇とサッカーを満喫できる環境が身近にあるなんて、僕はつくづく幸せ者だと実感します。(笑)

 

さて、話題をMSPへ切り換えまして、僕が演じるギルデンスターンの役どころについて紹介します。ギルデンスターンは、主人公ハムレットの幼なじみで、境遇を同じくするローゼンクランツと共に行動します。「ロズギル」とも称されるこの2人は、国王クローディアスによりハムレットの狂気の原因を突き止めるよう命じられるのですが、ハムレットとの友情を守るべきか、国王への忠義を尽くすべきか…という2つの難題の間で揺れ動くこととなります。果たしてどうなるのでしょうか…!

 

ちなみに「ギルデンスターン」とは、実在した北欧貴族の家名で「金の星」という意味があるそうです。かなり派手な印象を受けるこの名前…。物語としては、影でひそかに輝く星…くらいが丁度いい塩梅でしょうか。

 

 

こちらはギルデンスターン家の紋章だそう…(か、かっこいいでスターン。)

 

僕は3年生ながら今年初めてMSPに参加します。1年生の頃からその存在は知っていましたが、結局やらずじまいでした。しかし一昨年、昨年の公演に友達が多く参加していたこと、1年生のゼミで『ハムレット』が研究テーマだったことから「今年はやってみよう!」と思い立った次第です。

 

稽古場の先輩、同期、後輩のみんなはとても頼もしいです。MSPや演劇が好きだという気持ちが普段からひしひしと伝わってきて「僕も頑張らねば…!」とやる気を引き出してくれます。こんな素敵な仲間たちと演劇ができることを誇りに思います。稽古場の皆さん、本番までどうぞよろしくお願いします!

 

最後になりますが、このMSPの大舞台が創り上げられるまでにたくさんの方々の支えがあることを忘れず、今後とも稽古に取り組んでいきたいと思います。そして公演成功のためご尽力頂いているすべての方々へ心より感謝を申し上げます。ありがとうございます!

 

11/4(土)〜6(月)、明治大学駿河台キャンパス・アカデミーコモン3階アカデミーホールまで是非お越し下さい。今年度のMSPメンバーでしか創り得ないであろう、最高の『ハムレット』をお届けします!

 

ご覧いただきありがとうございました!