稽古場からの帰り道。夕暮れ。

新型コロナウイルスが流行し始めてから早2年と半年。やはり対面でする稽古は楽しいなぁとオンラインでは得られぬ感覚をかみしめながら毎日過ごしております。

はじめまして皆さん。そしてさようなら

 

沈黙。

 

こんにちは、文学部3年の中村恒介です。
今回の公演では『夏の夜の夢』のイジーアス役を務めます。

なかなか強烈な人物なのです、イジーアスは。この作品の中で起きる出来事のきっかけを作る人物であり、

「娘が大好きで大好きでしょうがない!!!」

そんなお父さんです。

基本的にはやばいやつなので割と嫌われています。悲しいですね。


私もやばいやつだなぁと今でも思っているのですが、稽古を重ねキモさが増していくたびに、イジーアス好きになっていってしまいま。不思議なものですね。

  自宅。午後6時30分ごろ。

今日の稽古も疲れました。何しろ毎回しっかりと筋トレや柔軟体操をやっているので、へとへとです。もはや体力づくりが稽古の本編と言っても過言。

 

筋トレで筋肉モリモリの変態になったは、一つ一つシーンごとに演出さんの前でやって修正をするという時間になります。この時、シーンに出ない人たちは別の教室で他のシーンについて話し合ったりします。

 

家で一人の時にこんな感じでセリフを言おうと考えていても、稽古で他の人と合わせてみるとしっくりこないことはよくあります。

自分の中では一度これだ!という正解が出たと思っても稽古をしていくと正解がどんどん変わっていくという目まぐるしさは面白いのと同時に大変でもあります。

 

時代設定を考えるのも一苦労です。『夏の世の夢』のキャラや舞台となる国家から考えると古代ギリシャですが、いたるところキリスト教を思わせる台詞がちりばめられています。もちろん古代ギリシャの時代にキリスト教はありませんからおかしいですね。一体いつの時代のお話なのでしょう。

                 



おや、どうやら悩みすぎた私の友人の田中君がタイムスリップしてしまいました

ですが残念、シェイクスピアのいるイギリスではなく日本に着いてしまったようです無事に帰ってくることができるといいですね。

        自宅。午後10時30分ごろ。

 

そろそろ良い時間になってきました。こんな駄文を見てくださり、ありがとうございました。見てくれた人はこれで縁ができました。友達になりましょう。

友達になった人は11月の公演、絶対に見に来てください。よろしくお願いします。


さて、それでは私は明日の稽古に向けて寝る前に洗濯と風呂に入ってきます。

Gお疲れさまでした。

 

              男は動かない


この文章は《嘘:3、真実:7》の割合でお送りしました。