山形県の立石寺、山寺にいってきました。

 

 

目的は立石寺の風景を楽しむことと、この地にかつてあったとされる「滑り台」を確認することです。

なぜお寺に滑り台?と思われるかもしれませんが、それは立石寺を登った客が、降りるための手段として用意されていたとのことです。

 

http://feynmanino.watson.jp/3676_yamadera.html

1950~60年代、増加する観光客の対応のため「交通機関」として設置されたそうです。


山形県の立石寺(山寺)の滑り台

 

下記の画像が参道から撮った滑り台です。右上から左下にかけて通っている溝のようなものが滑り台です。

遠巻きにしか見れず、一見しただけでは排水溝のようにも見えます。

コンクリート製で、見えている部分だけでもかなりの角度があります。

これが五大堂の辺りから麓まで、約300mほど伸びていたとのことです。

現役当時はスタート地点で敷物と靴カバーを貸してくれたとのことですが、

それでも摩擦でやけどをしたり、怪我をしてしまった人はかなりいるのでは?と思うほどです。

 

下記のページには現役時代のすべり台の写真がありますが、

体が擦れる部分もコンクリートのままのように見えます。^^;

山寺の滑り台

 

実際に安全面を理由にこのすべり台は廃止されたと言われていますが、

そんなエピソードを秘めたすべり台が今も残っているというのは感慨深かったです。

 

下記の動画でも、滑り台が確認できます。(2:11~)

 

立石寺

山寺と言われ、松尾芭蕉の詠んだ有名な句が知られています。

閑けさや 岩にしみ入る 蝉の声

 

参道は山の斜面を登っていく形で作られており、

階段は登山口から1000段を超えるとのことです。

 

五大堂付近から見る麓の景色は、本当に豆粒のようで

まるで空撮や特撮映画の町並みのようです。