金曜日 午後7時 ハテナ子（40歳） 自宅にて
恋愛をほとんど経験しないまま、30代も過ぎ40代を迎えた。
もういいかな、ひとりでも楽しいし、と思うもののさびしさもある。
完全にあきらめきれたわけではない。
でも、いまさら恋愛の場に自分が立てると思えない。
圧倒的経験値不足…
どうしていままで向き合ってこなかったのか。
だってそれは…傷つくのが怖いから。
いままでダメだったのに、これ以上傷を増やすなんてしたくない。
いまさら誰かを好きになって誰かに好かれるなんて、無理に決まってる。
どうしてみんな、普通に恋愛ができるの？結婚できるの？
私の何がいけないんだろう…
前世のカルマのせいかな…
ああ、もう私ってなんてダメな女なんだろう。
終わってる。
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ハテナ子さん、心のつぶやき聞かせてくれてありがとう。
とても切ないね。
私も似たようなこと思っていたことがあるので、胸がいたくなっちゃった…
さて、だからといって感傷にひたっていてもしょうがない。
ハテナ子さんの恋愛の圧倒的経験値不足を補うものをさくっと教えてあげよう。
それは
経験を積む
これしかないです。
バッターボックスに立つのです。
試合の場に自分を送り出すのです。
圧倒的に経験が少ないなら、いまから増やすしかない。
野球を始めたばかりの大人は、決してイチローにはなれない。
でも、練習してバッターボックスに立ち続けたら
地元の草野球チームで得点打者にはなれるかもしれない。
（野球経験ないけど、野球をなめてるわけじゃないよ。あくまでたとえね）
そこで無謀にバットを振り回すのではなくて、
しっかりと筋トレとか分析をして、自分を整えてから立つのだよ。
傷つくのが怖いって、そりゃ怖いよ。
誰だって、傷つきたくない。
でも、相手のある恋愛の世界は傷つく可能性がどうしてもあるんだ。
私も何度も心バキバキに折れかけた。
だけど、傷つく覚悟で臨むしかない。
「絶対に傷つかない方法」なんてない。
傷つかないって、強靭なメンタルか、ものすごい自信過剰か、大丈夫なふりしてる人くらいしかいない。
みんな、大なり小なり傷心してるんだ。
無理に決まってる。
って決めつけも、それ、自分で思ってるだけだよね。
そう決めたら、もうチャレンジしなくていいし、傷つかなくて済むから。
あと、みんな「普通に」恋愛できているわけじゃない。
生まれ持っての恋愛強者もいるんだろうけど、失敗を繰り返してたどり着く人だって少なくないはずだよ。
恋愛って、相手のあることだからね。
自分のがんばりだけじゃ、どうにもならないこともよくある。
それから前世のカルマって…
んなわけないじゃん。
そうやって、「いま存在している自分」以外のせいにしたら、楽だよね。
だって、行動しなくて済むから。
「私の力の範囲外なんです、だからどうしようもない」って言ってられる。
現状維持ってすごく楽なんだよ。
そうやって、「私ってダメ」とか言って自虐してるんだろうけど
ぜんぶ、楽だからなんだ。
心では「さみしい」「つらい」って思ってるかもしれないけど、
現状維持は楽なんだ。
あたらしい行動をするのって、すごく大変だからね。
よくわかるよ。
でも、最後にもう一度いうと
圧倒的経験値不足を補うのは
経験
しかない。
いまからでも遅くない。
いつだって、遅すぎることはないんだよ。
バッターボックスに立とう
ハテナ子さん、あなたの勇気
私は応援してるよ。
