次の宿題は、②の兄の家の市場価格を調べること。
財産として分与する価値がどのくらいなのか。


登記上の評価額は、土地と上屋を合わせて900万円くらい。
でも、実際売却するといくらなのか。

これを近所の不動産に査定してもらうことでした。

なるべく大手の不動産屋が良いとのことでした。


兄は言っていた。
900万円じゃ安すぎる。3,000万くらいはあるんじゃないかなー。」
いなか町の築20年の一戸建てには、残念ながらそんな価格はつかないよー(笑)


これも兄に頼みました。
うつ病なので心配は心配なのですが、いざという時には母に手伝ってもらうってことで。

すると、ちゃんと聞いてきましたよ。
駅前のT不動産に行って。

住所や面積、間取りや築年数などのデータだけでなく、担当がちゃんと外回りを見て判断したそうです。


結果は、「委託販売で1,000万円。買取なら半分以下。」だそうです。

ほぼ評価額と同じでしたね。

三河弁護士との最初のうちあわせ。


そこで宿題となったのは、次の3つ。


①退職金の明細が書かれた書類
②兄の家の売却市価
③兄の家の購入時、誰がいくら払ったか、その証明



①の退職金の明細書類の入手は、兄にやってもらいました。


兄は、会社の元同僚、茂木さんに問い合わせて入手しました。

以前まで、会社の茂木さんは義姉の味方をし、義姉の言うことばかり聞いていた。

本人がやる気がないからうつ病が治らない」という義姉の考え方。
それを丸写しにしたように言う。
金子さん(兄のこと)は自分自身が変わろうとしないといけないのですと。

クビにしたい会社離婚したい義姉の言い分は完全に一致している。
だから、うつ病の兄を相手に、同じように攻め立てる。
そして、母にも同じような論調で「悪いのは兄」を植え込もうとする。

もう。

ところが、兄が弁護士さんと契約をしたのを知ってからは、会社の対応は手の平を返したよう
今や兄の言うがままに書類を差し出してきます。

そうよ、もともとは会社の激務でうつ病になったんだから。
そうしないと、弁護士さんにも言いつけちゃうわよ(笑)


さて、兄の持ってきた書類を見ると、額面は500万円くらい。
年金基金から支払われるものと、会社独自のものの合計です。

でも、1年半以上の長い休職。
その結果、厚生年金保険料やその他の借り入れを行っており、その負債の返却が必要。

その分を控除した実支給額は350万円ほどでした。

三河弁護士と、財産分与に関する方針確認を続けました。


太郎さん(兄の名)はどのように分与されたいですか


何度も家で話し合って来たことなので、ここは旦那が代弁しました。
兄はうつ病で失業をしています。
 家も追い出されて実家に母と暮らしています。
 母は年老いて年金暮らしですので、いつまでもこの状態ではいられません。
 兄が病気を治し、再び職を持って自立して暮らすことが、将来に向けてもっとも大切な目標です。
 そのために、アパートでも借りるための資金が必要です。
 ですので、極力、現金で分与をしたいと考えます
。」


どのくらいの額を考えていますか
弁護士さんを雇うくらいですから、普通なら「なるべくたくさん欲しい」というのかも知れないが、兄のケースは違う。


うつ病の兄を追い出して家も財産も独占しようとする兄嫁から、正当な分与を目指しているだけ。


法律で決まっている通り、つまり共有財産の半分の分与を希望してます

これが当然のことなのだけど、夫婦の状況でうまくいっていない。
だからこそ、弁護士さんにお願いしたわけ。


わかりました。では、まずは先方に私が代理人として受託したことを伝えます。早速今週中に内容証明を出しますので、あとで文面を確認してください


さあ、いよいよ始まります。


代理人から内容証明の書類を受け取ったら、兄嫁はどういう気持ちになるかな。
きっと驚くだろうな。


少し前までは親戚だった義姉。
これから他人になっていく。


ちょっと複雑な気持ちでした。