きみはさくら

寒い冬に

強い北風に
小枝を揺らし

冷たい雨に
葉を濡らして

迎えた春に
色を付けた

名のない花は
名を貰い

後悔を叫び
途中から折れても

誰も責めたりしない

きみはさくら

可憐に花開き
皆が愛でる花だから
真っ直ぐに
茎を伸ばし

仄かに香しい

君は
路傍の花

その強かさは
心の証

花園の花より
美しく

いつまでも
そのままでいて

いつの日か
咲き誇れ
ぼんやりと
見えていた

僕の未来は
消えようとしている

このまま
時が流れれば

間違いなく
砕け散り

底まで
落とされるだろう

手を伸ばしても
あなたはいない世界

火の車が
僕を襲い

優しさも笑顔も
忘れるのだろう

僕は
どうすればいい

僕は
どうすればいい

カウントダウンに
心が叫ぶ