voice 6 | ポカポカ日和【櫻葉小説】

ポカポカ日和【櫻葉小説】

お越しいただきありがとうございます。

嵐さんファンです。
大好きな櫻井さん、相葉さんのお話を書いてます。

BLになっておりますので、ご注意下さい
m(_ _)m



あなたのその、


時折見せる儚げな笑顔に、


僕は何度か不安を覚えた事が、ある。



何があなたをそんな顔にさせるのか。


その都度、どうしたの?って訊いても


『 なんでもないよ。』って直ぐにいつもの笑顔に戻るから、


それ以上訊き出す事も出来なくて、


何も出来ない自分の無力さに、


寂しい気持ちになってたりしてたけど、




あの時、は


繋いだ指から伝わるあなたの温もりと


握り締められたその力強さに、


何故かひどく安堵した。


大切なあなたを守れてるような、


そんな気が、したんだ。








帰り道、


いつもの分かれ道になっても、


ずっと手を離せないでいる僕に、





『 まさき、


来年も、また会いにくるから。』




そう云って


差し出してくれたのは、


四つ葉のクローバー。




『 花言葉は、ね、


「 約束 」。






約束、する。


来年も、また


必ず、ココに戻ってくるから。


だから、来年もまた


ココで会おう? 』







そう笑ったあなたに、


なぜかまた、


涙が、溢れそうになったんだ。