voice 4 | ポカポカ日和【櫻葉小説】

ポカポカ日和【櫻葉小説】

お越しいただきありがとうございます。

嵐さんファンです。
大好きな櫻井さん、相葉さんのお話を書いてます。

BLになっておりますので、ご注意下さい
m(_ _)m




あの時は、ごめんね。


僕から訊いたくせに、ね。


真摯に答えようとしてくれてたのに、


僕は、


あなたの答えを受け止める自信が、


なかったんだ。





心の何処かで、


あなたには特別な人はいない、って


勝手にそう決めつけてたから、


予想外の反応に、


想像以上にダメージが大きくて。







今更後悔しても遅いけど、


でもあの時から、


僕の心の中で、何かが変わってしまった。




穏やかで、優しいあなたとの大切な時間。


季節の4分の1をあなたとふたりだけで過ごせる幸せに満足してたけど、



じゃあ、春は?


秋は?


冬は?




東京に戻ったら、


あなたは誰と、過ごしてるの?


誰と、…… 笑ってる、の?






考えただけで、胸が苦しくなった。







大好きなあなたが、


突然、


僕の手の届かない遠い存在になった気がして









『 手、…… 繋いで良い? 』



僕の前から消えてしまわないように、と


そうする事でしか


あなたを繋ぎ止める方法が、


あの時の僕には、


見つけられなかった。