間取りのルールと自由度の誤解について | 構造塾のブログ

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よくある勘違い

①間取り作成に関する構造のルールについて

・ツーバイフォー工法:ルールあり

・在来軸組工法:ルールなし

 

②間取りの自由度

・ツーバイフォー工法:自由度低い

・在来軸組工法:自由度高い

 

これだけ見ると、在来の方がよさそうに見えますが

そうではない・・・

 

①間取り作成に関する構造のルール

これは、工法に関係なく当たり前に考えるべきもの。

それをツーバイフォー工法は明確にしているだけで、

在来はそこを無視しているだけ。

 

ルールを無視しているから、

間取りに自由度があると見えている。

このルールなき自由度はかなり危険なこと。

 

このルールなき自由度により、

・不安定な構造

・無茶な構造

・コストアップ

こんな弊害が出ています。

 

①間取り作成に関する構造のルールなし

     ↓

②間取りの自由度高い

 

これはヤバいことだとご理解ください。

 

そして、

これを売りにしていることは、

構造を無視した間取り

力業の構造計算(やるだけましだけど・・・)、

コストアップにつながることをご理解ください。

 

そろそろ、

①間取り作成に関する構造のルールなし

     ↓

②間取りの自由度高い

という思考は、やめにしたいですね・・・。