構造塾のブログ

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木造住宅の耐震に関する情報発信
構造塾のこと、日々考えていることなど

知事の辞任が話題になっています

 

リニアの反対をしていましたが

この反対が「内向き」か「外向き」かが

気になっていました

 

「内向き」とは、県のため県民のための反対

「外向き」とは、選挙のため人気のための反対

 

もし、「内向き」の反対であれば

知事を辞任しても何らかの活動をするはず

もし、「外向き」の反対であれば

知事を辞任したら後は勝手にどうぞとなるはず

 

辞任の記者会見をみていたら

どうも後者のようなイメージを持ちました

 

政治的な話題ではなく

人が課題に取り組む本質はどこにあるのか?

ここが気になっていました

「相手の時間」を大切にできる人とできない人がいる

 

「相手の時間」を大切にできない人の特徴

■打ち合わせ回数が異常に多い人

例えば、セミナー依頼があり事前打ち合わせをする

もう一回、更にもう一回と

同じような打ち合わせを何度も行う

基本、決断力がない、段取りが悪い、不安

こんなイメージです

 

■セミナーの場合、数時間前に会場入りをさせる

数時間前に会場入りしてリハーサルと言われ

行ってみると主催者が来ない、リハが数分で終了

こんな事がよくあります

基本、段取りが悪い、不安

こんなイメージです

 

■とにかく電話してくる

電話が早いからというけれど、

自分で考えず人にも考えさせることが楽だから電話をするパターンが多い

 

■打ち合わせやセミナー可能な空き日程を聞き、いつまでも決めない

これは本当に困ります

早く日程を決めて、空き日程を返してほしい

基本暇な人は、予定が埋まるという感覚が無いため

人の予定を長時間保持する傾向にあります

多分

 

■メール、SNSなどの質疑で回答が来ない

これは、自分自身がやってしまっている・・・

返信がとても遅くなっています

スミマセン・・・

 

と、まあまあ厳し目のことを言っていますが

とても重要なことだと思います

能登半島地震で住宅が倒壊被害を受けた方々のアンケートで、
45%の方が「家が倒壊すると思っていなかった」
と答えています


多くの方は、
住んでいる住宅の耐震性能のことは考えていないのです
地震で建物倒壊の経験を持つ方は少なく
多くは、建物倒壊を初めて経験するのです
だから、住んでいる住宅が倒壊するという想像力は働きません
当たり前のことだと思います

能登半島では2007年にも大きな地震があり、
ここ数年は何度も地震があったはずなのに
なぜ耐震補強しない?
と、思うかもしれません
これもまた、ある意味安心材料になるのかもしれません
それは、
「これだけ地震があっても住宅は耐えている」
という安心感です

じつは、過去の繰り返す地震で、
住宅の耐震性能が低下しているかも・・
という想像力はなかなか働きません

もろもろ考えてみても、
「住宅の耐震補強をする」
これはなかなか難しい課題なのかもしれません・・・

1月1日の能登半島地震以降
既存住宅の耐震補強をどう進めるべきかをずっと考えています
答えは出ていません