私が買い物に行くとき、特に食料品を買いに行くときには、レジ袋の削減のために必ずマイバスケットを持っていきます。それ以外にも商品をバスケットに入れる手間が省けるのが大きい、というかこれが目的です。レジの店員さんが、レジを通した商品をどのように効率よくマイバスケットに収納するかを観察するのも一つの楽しみで、要領の良い人とそうでない人が結構はっきりする作業です。要領の良い人は商品を縦に入れて、できるだけ三次元的に商品を並べます。そうでない人は横に並べる傾向があり、カゴ一杯に商品を購入する私の場合には、大抵入りきれなくなり、補助のレジ袋が必要になってしまいます。
本日行ったスーパーはいつも利用しているお店で、要領の良い店員さんが多いので、レジに入ってもあまり気にしていませんでいた。ところが、今日担当した女性店員は、マイバスケットに商品を入れる様子があまりにも変なのです。取った商品を並べる様子もなく、ただ移しているだけなのです。これじゃ、全部入りきらないなと思って見ていると、
入れてくれませんか?
とこの店員は言いだしました。最初はあっけにとられて、何を言えばよいかわからず、数秒間考えてしまいました。本当はこのときに文句を言えば良かったのですが、レジ待ちの客が詰まっていたこともあり、「この要請」に応じてしまいました。そうなると、それまでの無茶苦茶な収納の状態を直すところからです。直している間、この店員は「待たせるなよ」と言わんばかりにこちらを見ています。マイバスケットを持ち始めて初めての経験だったので、気持ちに整理がつけられず、悶々としながら商品を全て収納しました。私はテトリスが得意なこともあり、長年収納の様子を見てきた経験を生かして、3次元的な収納のノウハウを駆使してやり遂げました。
この買い物は午前中の出来事だったのですが、どうにも納得できないので、午後に店に電話を入れて、このことを店長に話してみました。すると、「こちらの管理不行き届きです。大変申しわけありませんでした。」と店長もひどく驚いた様子で対応してくれました。店長もこのような文句が来たのは初めてだったようで、最初はクレーマーからの電話か、というような態度だったのが、急に低姿勢になり、「その店員の特徴はどうですか?髪は長かったですか?」など、件の店員の絞込みに入っていた様子でした。今までこの店員には遭遇したことがなかったので、「最近入った人ですかね」と言ったら、大体目星はついたらしく「後で厳重に注意します。」と言って会話は終わりました。
こんな買い物の件で文句をつけるのは嫌なのですが、このまま放置すればストレスが溜まると思ったので電話したのです。でも、告げ口をしているようであまり良い気はしませんでしたね。やはり、最初に文句を言っておかなかった自分にも非はあるのです。
客という立場を全面に出して、「俺は客なんだから言うことを聞け」と言わんばかりに店員にクレームをつけている人をたまに目にしますが、あまり感心しません。客と店員の間にも最低限のマナーがあると思うのです。このマナーを守らないと、お互い気分を害することになり、つまらないストレスの元になります。そのため、できるだけ文句は控えてきましたが、今日はその最低限のマナーの一線を越えていたようです。それに、この店員が他の客にも同じような態度を取っているとしたら、ますます看過できません。
しかし、この店員は何を考えているのでしょうか?
推測するに、この店にはマイバスケットを持ち込む客があまりいないので、大抵の場合には精算済みのカゴに商品を移して、レジ袋を渡して終わりです。つまり、彼女としては、他の客と同じように対応しているだけで、マイバスケットへの面倒な収納という「余計な」労働を避けたかったのでしょうか。しかし、マイバスケットの持込が認められており、これによりレジ袋が削減できるのですから、やはり異常な対応と言うしかありません。そもそも、精算カゴへ移すのも、マイバスケットへ移すのも同じ行為なので、労力に大した違いはないと思うのです。自分の場合、カゴ一杯の商品だったので、きれいに並べて入れるのが面倒になったというのが本音かもしれません。もしこのような心がけだったとすれば、この人はこの後何年経ってもきれいに収納することなどできないでしょうね。パートであれ何であれ、客商売をして給料をもらっているのだから、その自覚を持てない人は離職すべきでしょう。その店の信用問題になるかもしれないからです。