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9月もあと数日で終わってしまいます。
夏が終わると、駆け足で年末に向かって日々が過ぎていきます。
ベランダの紫蘇が花をつけました。
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今日は、八丁味噌を ご紹介させてください。
八丁味噌は、江戸時代初期 愛知県岡崎市にある八帖町(旧・八丁村)の旧東海道で、向かい合って営んでいた「カクキュー」と「まるや」の屋号をもつ2軒の味噌蔵が元祖です。
岡崎城より八丁離れたところにある村…というところから 「八丁村」と名付けられたそうです。
街道を往来する参勤交代やお伊勢参りの旅人を通じて「八丁味噌」の名が広く知られるようになり、その後の運送網の整備に伴い全国的に知られるようになりました。
現在も風土と歴史に育まれ、独特の味わいの八丁味噌を守り伝えるために、創業2社(合資会社 八丁味噌《カクキュー》 ,株式会社まるや八丁味噌《まるや》)が伝統の製法と味を頑なに守り続けています。
(八丁味噌協同組合HPよりお借りしております)
八丁味噌は 大豆と塩と麴 そして、極限まで減らしたお水を木桶の中で「二夏二冬」(ふたなつふたふゆ)天然醸造したものが 八丁味噌です。
静かに 醸されていきます。
じっくり じっくり醸すことで あのうまみをコクが生まれます。
この八丁味噌、パウダー状の製品もあり、アイスにのせるとチョコレートのような味と風味になると 今話題になっています。
そんな伝統製法が、危機に!!
このように八丁という土地、風土でじっくり木桶で作られた味噌=八丁味噌が危機に立たされています。
1年未満の熟成、ステンレスで醸された味噌も 八丁味噌と表記されるのを許されてしまう危機です。
その危機の原因は GI制度
GI(地理的表示)保護制度 というもの。
もともとは EU発祥のGI制度。
EUでは 土地の特性を踏まえたもので、認証まで段階があります。
ところが、日本のGI制度は ひとまとめにしてしまっています。
今食している八丁味噌が この制度によってなくなってしまうんです。
そして GIに認められるのは 愛知県内で製造ならオッケーで これまでの伝統製法で販売したら 罰則&罰金が 課せられるんです。
なので、伝統の八丁味噌を作り販売したら違反になる!
八丁味噌の両代表はこの件で 闘っておられます。
カクキューの19代目当主・早川久右衛門さんは「長い歴史の中、時に競い合い、時に手を取り合いながら、八丁味噌の味を守り続けてきた同志でもあるんです」と言われてます。
まるや代表取締役社長・浅井信太郎さんも、「ここは何本もの川に挟まれた湿気の多い土地なんですが、こんな場所でも保存が利くようにと、切磋琢磨しているうちにおいしい味噌になったということらしいですよ」と話されてます。
買い物は 投票です。
ぜひ 納得したものを買い求めていきたいものです。
最後までお読みくださり ありがとうございました。
本日の参考ページ
八丁味噌応援署名用紙
岡崎の伝統を未来につなぐ会
行きたい街の写真見せて!
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